見慣れた土地
男女問わず楽しめる作品が出来れば良いなと考えています。
なるべく性的描写は控えますが、ギャグ程度に描いてしまうかもしれません。ご容赦下さい。
こんな世界あったらいいな。を形に残せるよう描いていきます。
「‥ん?私、今なんでここに?」
見渡す限り、ここは優のお気に入りパワースポット。
癒されたい時についつい足を運んでしまうのだ。
さっきまで車で会社に向かっていたはず、、、
そこで軽くガードレールにぶつけて、車をへこませちゃって…
「なんで来ちゃったんだろう?」
優は首をかしげる。
よく見るとここには人影も道路もない。
丁度転職を考えていたこともあり、今はこのままここに居たい気分だ。
私は、現実逃避をすることにした。
風が、気持ちいい。
まるで地元じゃないみたい。
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気づけば眠ってしまったようだ。
色々と思い出しながら頭の整理をすることにした。
「ハァ…」
ため息が出た。
「家に帰ろう…あれ?」
スマホも何も無い。
方向感覚だけを頼りになんとか、家路に着いた。
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あれ?建物が全てSF映画みたいだ。
東京にもこんな所ないんじゃ?
マンションもない。
「どうしよう…」
道に迷ったみたいだ。
近くのコンビニに入ってみる事にした。
やっぱり!コンビニはコンビニだ。
有名なロゴが目に入った。
ウィーーン
「あ、すみません!」
あれ?いつもと自分の声が違う。
外で寝たから風邪でもひいたかな?
「いらっしゃいませ〜」
「あのー、、、」
あれ店員さんの見た目に明らかな違和感を感じる。
マ〇イ族?じゃないし。うーーん。
驚いてフリーズしていた。
「何かお探しでしょうか?」
「あのー...失礼ですが、有名な民族の方ですか?」
変な質問をしてまった。
「アハハッ!そんな質問されたのはじめて!
私は人工知能を搭載した人間です」
「・・・?」
「よくAIのアンドロイドと間違えられるけどね!
私は、世界中のネットワークを利用して、
質問に答えたりする事が得意なんですよっ!
以前はちゃんとした肉体がありましたが、事故に遭って
この身体になってしまったんです」
「事故で? すみません、失礼な事聞いちゃって
質問に答えるのが得意って何でもですか?」
「お兄さん面白いね〜
試しに何でも聞いてみてください!」
「実は道に迷ってしまったんです
この辺のコンビニも随分変わりましたね〜」
「お兄さん。このコンビニでは何年もバイトしてますが
特に目立った変化はありませんよ?」
「お兄さん?」
よく見ると、手が男の子みたいだ。
「どうかしました?」
「えっと、すみません。トイレを借りてもいいですか?」
「あちらです」
何だか不思議そうだ。
「ありがとうございます!」
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優は慌てて鏡を見る。
あれ!?男だ!顔も完全に別人だ!!
挿し絵を変更しました。2023/11/21