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0.告白
朝、太陽の光が差し込む教室の窓から景色を見ていた。まだ誰もいないこの教室に入ってくる風と共に夏の匂いが鼻をくすぐる。
「翔太くんのこと好きだったりします。」
僕に向かってそう言い放った彼女は俺の後ろに立っていた。いきなりで拍子抜けしていたかもしれない。だが、これだけはわかった。「好き」と言った彼女は夢で会う彼女に似ていた。眩しいくらいに笑って話す彼女に。
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私は自分の気持ちを彼に伝えた。振り向いた彼はただ私を見て黙ってしまった。だから私は思い切って彼の頬にそっとキスをしてみた。
僕と、私の、よくある恋愛のお話。
お読み頂きありがとうございます!初めて小説を書いたので、出来はそこまで良いものではないと思いますが、感想や改善点などを教えて頂けると嬉しいです。これからも連載していきますので、何卒よろしくお願い致します。