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洞窟

 さて、色々寄り道してしまったがこの洞窟を抜ければ王都はすぐそこだ。

 プレイヤー達の間でしか知られていないが、この洞窟は王都への近道になっている。

 だが、いかんせん魔物が強いので使うプレイヤーは多くはなかったな。

 確かレベル1500辺りの狩り場だったはずだ。

 俺もレベルが低かったときはここで狩りまくった記憶がある。


「いくか」


 ランタンに火を灯して中へと足を進めた。

 奥に進むにつれて冷えてくる。

 ある程度降りると広い空間に出た。


「ギィ?」


 近くにいたゴブリンが俺に気がつく。

 ここはゴブリン異常種の住みかで、数も相当数おりレベリングには最適な狩りばだった。

 落とす交換アイテムから得られるシルバーも美味いので、経験値と共に金も稼がせてもらった。


「「「「「ギィィィィィィィィ!!!!」」」」」


 いつの間にか増えていたゴブリン異常種達が襲ってきたので、大鎌で斬り殺していく。

 そう言えばペットどうなっているんだろうか?

 ユグドラシルにはペット機能があり、アイテムを自動で拾ってくれるペットを飼うことができる。もちろん課金。

 襲いくるゴブリン達を薙ぎ払いながらUIを操作する。


「お、あった」


 所持しているペットを外に出すボタンで出していく。

 制限は五匹までで、全員外に出した。

 俺のペットはみんなタカやワシだ。

 理由はなんかカッコいい。それだけの理由。


「よう。リース、カース、シース、キース、ニース。またよろしくな」

「「「「「ピィィィ!」」」」」


 ペットも出したことだし狩りながら洞窟抜けるべ。

 ザッシュザッシュザッシュザッシュ斬り裂きながら進むこと約30分。

 狩っても狩っても枯れない辺り、さすがのゴブリンの洞窟だな。

 交換アイテムの【ゴブリン異常種のネックレス】も順調に集まっている。

 ゲームでの機能で便利なのだが、現実である今だとどう言う原理で俺のアイテムボックスにいれてるのだろうか?

 もしかして、ペット達には飼い主のアイテムボックスを開く権限が付与されていたりするのか?

 謎だな。


「っともうすぐ出口だな」


 ゴブリン達の数が減ってきたのがその証拠。


「お? おお?」


 出口付近まで来たところで、横道があることに気がついた。

 ゲーム時代にはなかった道だ。

 好奇心に突き動かされ、迷いなく横道へ侵入。

 ギリギリ通れるくらい狭い道を突き進んでいくと、これまた広い空間に突き当たる。


「地底湖か!」


 そこにあったのは地底湖だった。

 地底湖の中には光石があり、壁には光苔が生えているのでランタン無しでも明るい。

 この空間だけ別世界のようにも思えた。


「まさかの発見だな。覚えておこう」


 スクショ機能があれば───あるんじゃないか?

 UIをピコピコーっと・・・。


「あるもんだな」


 いつもはキーボードからスクショしてたから、UIにもあるとは知らなかったな。

 お気に入りポイントを探し、視点をそこに固定してパシャり。

 一瞬視界が白くなったがすぐに回復。

 UIからスクショフォルダを開いて確認。


「おお」


 フォルダには俺の視点から撮れた画像が入っていた。

 これは便利だな。

 次から絶景見つけたらスクショすんべ。

 もう少し眺めていたいが、そろそろ行こう。

 俺は地底湖をあとにした。




 地底湖のスクショを撮ってから5分。

 俺は洞窟の外にいた。


「これだけあれば結構なシルバーになりそうだな」


 洞窟の出口でアイテムボックスのUIを見ながらそう呟く。

 【ゴブリン異常種のネックレス】は100個で15万シルバーになるのだが、今手持ちにあるのは1000個。つまり150万シルバー稼げたわけだ。

 まぁ、稼いだところで金は腐るほどあるんだけどな。


「よし、ここからは王都まで寄り道せずにいくか」


 そう決めて歩みを進めた。

あい

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