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天空ダンジョン②

 三階層での用を終わらせたので四階層へ。

 と言っても、四階層には用もないのでそのまま素通りする。

 魔物も来ないしね。

 ってなわけで五階層へやってきたのだが・・・。


「一気に空気が変わったね」

「まぁ、これが本来のダンジョンの雰囲気だな」


 階層へ足を踏み入れた瞬間ピリピリとした雰囲気に早変わり。

 魔物達から発せられる侵入者への剥き出しの敵意。

 これぞダンジョンの雰囲気だ。

 ギルターがいなければ一階層からこんな感じだったんだろうな。


「よし、んじゃエンゲルバード狩り開始だ。30分後にここに集合な」

「了解っ!」

『本気で行こうじゃないか』

「ギル、つまみ食いは無しな」

『調理した方が美味いのならそんなことはしない』

「ならよし。始めっ!」


 丁度よく3ルートに別れた道。

 右にギル、左にカプリスが向かったので、俺は必然的に真ん中を行くことになった。


「一番魔物が出にくいルートかよ。まあいいや」


 ここで出番発生課金アイテム様。

 今回使うアイテムは魔物ホイホイ。

 レベリング時にお世話になったアイテム様だ。

 効果は名前の通り、使用すると魔物がわんさか寄ってくる。しかも使用時間内は強制ポップさせるというレベリング厨ご用達のアイテム様だ。

 てな訳で、出にくいルートでも関係なくなる。


「ではさっそく」


 ゲーム時のモーションでは魔物ホイホイを地面に叩きつけていたので、マネして使ってみる。

 ガラスの球体である魔物ホイホイはパリンっと小気味のいい音を発して割れ、中からは紫色の煙が沸き立った。

 この煙に魔物が寄ってくるってことなんだろう。


「お、来た来た」


 アイテムを使ってすぐに効果は発揮した。

 感知範囲外にも関わらず、一直線に俺を狙ってやってくる魔物たち。

 うむ、今まで通りちゃんと効果を発揮してくれてるな。

 その場に浮遊して鎌を構える。


「しゃっ! 一狩り行くとしようか」


 そう言って押し寄せてくる魔物たちへ飛び、先頭集団を一薙ぎで落とす。

 続いてくる奴らを風系統の魔術で槍を形成し貫き、それを躱して襲い来る魔物を斬り殺す。

 もうちょっと進んだところにエンゲルバードがいるはずなんだが・・・。


「ちょいと効果ありすぎだろ」


 強制ポップされるからまあ減らない。


「ペットたちを解放するの忘れてた」


 アイテム回収班のペットたちを解放する。

 解放してすぐにアイテムを回収し始めたのを確認し、戦闘を再開。

 PVPではないので戦法を考える必要がないから楽でいいね。

 スパスパっと斬り殺して十分程経ったころ。漸くエンゲルバードがポップするエリアまでやっと来れた。


「だが、こうも数が多いとエンカウント率悪そうだなぁ」


 レベリングとしてはいいアイテムなんだが、特定の魔物を狩るときには重宝しないな。


「とにかくエンゲルバードが出るまで狩りつくすしかないか」


 大鎌に衝撃波のエンチャントを施して狩りを再開。

 衝撃波のエンチャントは一振りごとに刃状の衝撃波を飛ばすことができるエンチャントで、衝撃波により追加攻撃が可能になる。

 これは範囲拡大の効果も発揮されるので狩り効率アップだ。

 さあ、エンゲルが出るまで頑張るとしようか。






 さらに十分経った辺りで漸く一匹狩ることができた。

 うーむ。二十分で一匹かぁ。

 魔物ホイホイはダメだな。

 パワーレベリングするときにでも使うか。

 機会があればだが。


「お? あの白い大群は・・・!?」


 周りをある程度片付けると、先に真っ白な羽毛を身に纏う集団を発見。


「まさかまさか、大群でやってきてくれるとは・・・!」


 加速して魔物を薙ぎ払い、その集団へと特攻する。

 まずは横に一閃。

 落ちた鳥をうちの鳥たちが回収し、次の集団に対し、振り切った大鎌を胴を軸にして立て直し斜めに一閃。その遠心力を利用してくるりと回り、大鎌を投げる。

 回転しながら真っ二つにしていく大鎌。なす術も無く切り刻まれ回収されていくエンゲルバードたち。

 大鎌が戻ってくる頃にはほぼすべてのエンゲルバードを落とせた。

 そこで丁度魔物ホイホイの効果が切れたのか今までの猛攻が嘘のように静かになる。

 さて、リース達の回収も終わったので戻るとしよう。

 にしてもこの鎌切れ味良すぎだろ。


 階段まで戻ると、すでにカプリスとギルは戻ってきていた。


「俺が最後か」

「遅いぞーマスター」

『遅いということはかなりの量を狩れたんだろうな?』

「まあそこそこな。お前らもその分だとうまく狩れたみたいだな」

「うん!」

『当分の飯には困らないくらいには』

「そうか」


 魔物ホイホイ使わなくてもよかったかな。

 こいつら狩ってるみたいだし。


「はぁ。まあいいか。さ、ボス戦と参ろうか」

「おー!」

『オリジンバードも食えるのだろうか?』

「食うな」


 食い意地張りすぎだろ。

 俺たちは、俺が狩りをした道を進み次の階へと進んだ。

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