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謁見

(゜▽゜*)

 王城へと連れてこられた俺は、現在立派な扉の前にいた。

 150年で変わってるのかなー。と思っていたのだが、王城はゲームの時とまんま同じ構造のままで、この立派な扉も昔と変わらない。


「失礼します。黒龍を討伐した冒険者を連れて参りました」


 騎士が先行して入りそう告げる。

 中からは「入れろ」と低い声が聞こえ、連れてきた騎士とは別の騎士と共に中へと入った。

 ある程度のところまで行き、俺は跪く。


「顔をあげろ」


 そう言うので顔をあげる。

 そこには椅子に座る偉そうな細身のおっさん。

 豪華な衣装を身に纏い、足を組んで肘掛けに肘を立てて、胸の前で手を組んでいる。


「お前が黒龍を討伐したと言う冒険者か?」

「はい。お目にかかれて光栄です。陛下」


 うーむ。

 やはり、こう言うのはやり慣れてないから疲れるな。


「証拠はあるのか?」

「いえ、黒龍の素体は消し炭にしてしまったので、手持ちにはありません」

「ふむ」


 そう答える俺に、王はその鋭い眼光を俺へと向けて黙る。


「報告します。討伐したとみられる冒険者は大きな鎌を手に戦っていたそうです」

「ふむ。お前は今その大鎌を持っているか?」

「はい」

「見せてみろ」

「失礼します」


 そう言って立ち上がり、大鎌を装備する。


「・・・良い武器だ。その佇まいといい本物のようだな。ありがとう、しまってくれ」

「はい」


 しまって再び跪ずこうとすると、王に止められた。


「いい。楽にしろ」

「はい」

「お前、私の部下にならないか?」


 そう紡がれた言葉に昔を思い出し、部下になら吹き出しそうになったが、どうにか耐えて口を開く。


「せっかくの申し出ですが、お断りします」

「なっ!? 貴様、陛下の誘いを断るのか!!」


 と、断ると王の隣にいた秘書が声を荒げる。


「黙っておれ。なぜ断る? 私の部下になれば金には困らないぞ」


 正味金には困ってないからなぁ。

 と思いながら返答するため口を開く。


「金銭の問題ではありません。私は自由のために冒険者となったのです。誰かの下に付くのは私には合いませんので、申し訳ありませんが・・・」

「・・・そうか。残念だが引き下がるとしよう。その代わりと言ってはなんだが、お前には報酬を渡そう」


 王が指ならすと、大きな布袋とお盆のようなものを持った二人の執事が俺の前へとやって来た。


「お前には報酬として3000万シルバーと登城許可証を渡す。何かあれば私に会いに来るといい」

「はっ! ありがたき幸せ」


 いらねぇぇぇぇ!!

 金はわかるけど、許可証なんていらんわ。

 もうこんなとこに来るきないねーぞ。


「これで謁見を終了する。ウェイク。冒険者を来賓用の部屋に通しておけ」

「かしこまりました。こちらへ」


 謁見が終了したと思ったら、何故か豪華な部屋へと連れてこられてしまった。

 一体何が始まるんです?

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