2.家族仲
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平和な生活を送るためには、まずは家族との仲を深めないといけない。でも1つ問題がある。
リリアナは、コミュ障なのだ!!
家族とコミュニケーションをとることすら避け、おまけに性格も冷めていて何にも興味を持たず、もちろん友達も全くいない。1人くらいはいてほしかった。
婚約者とギクシャクしてしまったのも正直納得だ。
でもそんなリリアナはもういない。ここにいるのは、めっちゃ明るくて愛想のいい、可愛らしいリリアナだ。
目指せ、仲良し家族!!
「お嬢さま、朝食の時間でございます。」
「ありがとう、ベス!今行くわ。」
メイドのベスも驚いているみたい。あたりまえだ、今までリリアナは返事すらほとんどしていなかったから。
「おはようございます、お父様、お母様、お兄様、ルーク。」
予想通り、家族みんな驚いて固まっている。
涙目になりながらお母様が言った。
「おはよう、リリアナ。挨拶をしてくれて嬉しいわ。あなたの声を聞いたのは久しぶりね。」
続けてお父様も言った。
「わたしもリリアナの声を聞けて嬉しいよ。やっぱりルーナに似て小鳥のように美しい声だ」
「もう…ロバートったら///」
お母様は金色がかった銀髪に薄紫色の瞳の美女。歌が得意で、月夜の歌姫という異名を持つ。お父様は水色の髪に真っ青な目で、リリアナほどではないが表情筋が固まっている。冷酷伯爵と噂されているが、家族の前では甘々で、娘 (つまりわたし) に引かれるレベルだ。
「でも、どうして今日は挨拶をしたんだい?珍しいじゃないか。」
そう言ったのは、水色の髪に青紫色の瞳をしたリカルドお兄様。
「そうだよ。僕、お姉様に挨拶されたの初めてかもしれない。」
まじか。今までごめんよ弟。弟のルークは銀髪で、お兄様と同じ目の色。
椅子に座りながら質問に答える。
「別に、大した理由はありませんわ。ただ、ちゃんとみんなに感謝を伝えようと思っただけです。挨拶くらい当たり前ですわ。」
「…お姉様、なんか変わったね。」
「そうね。口調も顔つきもなんだか別人のようだわ。…っていけない、食事が冷めてしまうわ。温かいうちにいただきましょう。」
私たちは神に感謝をし、そして朝食を食べ始めた。
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