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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第93話 次の行動と敵味方

「敵の排除完了。次は結界だな」


後方で様子を見ていたルビア達の所へ戻る。


「主よ。どういう結界を張るのだ?」

「幾つか支柱を組んどきたいな。ルビア、大体の位置は決めたか?」

「最初の星基準でいくなら、マークできてます」

「よし。それを表示してくれ。それを見ながら調整する」


光の柱があちこちから伸びてくる。

間隔が僅かに狭いか…それをほんの少しだけ広げる要領で自身の魔力を置いていく。


「結界、起点確認。範囲固定。刻印術式指定…龍種召喚術式、神性反応術式、悪性反応術式、守護術式刻印。結界の構築確認……構築完了。惑星結界・神喰らい」


玲音の魔力が世界全体を覆い、術式が刻まれた柱が世界に打ち込まれた。


「龍種召喚?それはリズの力か?」

「いや、これは俺の別世界由来の権能だな」


リズという龍と契約しているからアトラルカは聞いてきたのだろう。リズ由来だとするなら呼んでないのに使えてるからね。


「異星の神玲音よ。貴様の目的はなんだ?」


変換の精霊王が威圧して問い掛ける。


この力を持ってすれば、星を掌握することも、滅ぼす事も簡単だからね。


「この力は守る為にある。グレーゴルみたいなことは考えてねぇよ。この結界、お前らに影響ねぇだろ?なんかあるなら、お前らにも反応する結界作ってるわ」


そもそも、現実の玲音であれば本気を出せば精霊王を三体相手にしても勝てるだけの実力がある。


「ま、お前らにどう思われようが俺には関係ないな。ルビア、アイヴィア帰るぞ。俺他にもやる事あるから早くせんと間に合わん」


本当に気にしていないのだろう。あっけらかんとした表情と声音でそう告げると、あっという間に世界を渡り、消えてしまう。


「主につく故、敵対するならお前達相手でも容赦はしない」


決別とも言えるその言葉。それだけを告げると、アトラルカも玲音を追うようにして姿を消す。


そうして残された二体の精霊王は、何かを考え込むように黙り込んで、その場から姿を消した。


同時刻ゲーム内

シークレットアナウンス


イレギュラーイベント・精霊王の決断

精霊王の二体が精霊を通じて異界人の観察を始めた。興味を引けば契約のチャンスがあるかもしれない。


循環の精霊王・契約者レオン

分解の精霊王・契約者

変換の精霊王・契約者




「思ったより早くコッチが片付いたので帰る?」

「いえ、もう少しこちらに残ります」

「私も残るわ。貴方の用が終わった後に澪達に挨拶したいから」

「なるほど。んじゃしばらく護衛頼むわ」


VRギアを装着し、ゲームの世界に潜り込んだ玲音を見送り、二人はソファーに腰掛ける。


「それじゃ私達も」

「そうよね」


そうして、ムーから提供された二機のギアを二人で装着し、新たなアカウントを制作しゲームの世界に遊びに行くのだった。


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