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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第88話 無双

「テンライ、第一位階ライソク」


レオンの契約精霊テンライの魔法で敵陣へと潜り込む。


「疾風迅雷、追槍雷撃、ライソウ、雷公」


疾風迅雷によって、敵陣真っ只中を縦横無尽に駆け抜ける。

追槍雷撃は、全ての攻撃に雷による追加ダメージを与える。

ライソウは、テンライの第四位階魔法。レオンの周囲に無差別に雷の斬撃を刻む。

雷公で、後方にいる遠距離攻撃持ちを狙い撃つ。


「巻き込んでもダメージは無い!どんどん攻撃していけ!レオンにだって限りはあるぞ!」


広範囲魔法でレオンを狙い始める。


全属性共通、広範囲のストーム、サークル、レイ。敵に反応して爆発する、マイン、ボム。


陽属性の陽の槍

冷属性の凍てつく波

雷属性の降り注ぐ雷

嵐属性の吹き荒ぶ雨風

聖属性の煌めく光芒

暗黒属性の閉ざす暗礁


相反する属性があったとしても、仲間判定なので相殺はしない。


各武器のアーツもレオンに降り掛かる。


インパクトソード、チャージスタンプ、チャージアックス、スロースピア、アローラッシュ、ガトリングスタンプ、インパクトスイング、インパクトアックス、ランスアンドガンス、プリズムソード


範囲攻撃系や動きが止まることを想定した攻撃。避けることや弾くことを想定した複数の攻撃。一人に対して過剰と言える攻撃。しかし、相手はレオンだ。


それで足りないと感じたのか分からないが、ベヒモスが初手からブレスで仕留めにいく。


「輝け、全ての命よ」


レオンが発する言葉。


「その輝きは永遠を照らす」


続くその言葉を聞いても、誰もその技に心当たりがない。

それもそのはず。その攻撃は、炎帝、水帝、風帝、雷帝、地帝。神の名を冠する抜刀術を5つ使った後にのみ使える抜刀術であり、一度使用した時は距離があって詠唱が聞こえていない。

そして、八百万の神を冠するの抜刀術の頂点を飾るのは


『天帝抜刀・天高く耀く(アマテラス)


主神アマテラス。太陽の神として祀られ、更に巫女としての性質を持つその神の名が齎すのは、全てを包み込む暖かな光。そして、全てを浄化する優しき光。


レオンが早霧を一閃すれば、ベヒモスを含む敵全員の魔龍の力が消える。

そうすると、魔龍の力を借りて発動していた魔法が全てキャンセルされ、アーツも発動がキャンセルされる。


一瞬出来た空白。その隙にレオンは発動していなかったスキルを連続発動する。


「箱庭の瞳、一心同体・刀」


天高く耀くによって発動がキャンセルされていた魔法とアーツが再発動する。


しかし、先程より余裕がある。レオンはセレス達を受け入れた時に進化したスキルを発動させる。


影血世界(えいけつせかい)展開・月下影天(げっかえいてん)血戦世界(けっせんせかい)


一変。

世界は闇に包まれ、紅で朧気に霞む月と光輝く黄色い月が浮かぶ。

更に地面には見渡す限り血で満たされている。

水面?は揺らいでいるのに、影だけは揺らがない。まるで影は固定さているよう。


「何だこの世界」

「それより、魔法とアーツは?」


誰が気付いた。発動していた魔法やアーツが完全に無効化されている。


「この世界の中では、放出系のスキルは全て使えない。近接攻撃を強要する。それが月下影天血戦世界」


影血世界…セレス達を一時的に内包していた世界をそのまま利用。レオンの設けた制限を相手に押し付ける結界。 月下影天血戦世界は、近距離戦闘を強制する世界だ。


「一つ、精霊魔法は無効されない。一つ、発動者に直接作用する魔法は無効されない。一つ、この世界は破壊出来ない。一つ、この世界において絶対的強者は俺だ」


数えるのも面倒になるほどの死体の山。その頂上にて、敵を見下ろすレオン。


こんなのチートだ!と誰かが叫ぼうとした。


しかし、見上げてレオンを視界に捉えた瞬間に悟った。この世界において、強者とはこういうものなのだと。

自分の力を押し通せる存在。だからこそ、チートに思えるようなこともしてくるのだ。


「新参者に負けてたまるか!!」


ベヒモスは再びブレスを放つ。それでハッと我に返ったプレイヤー達も攻撃を再開する。


魔法は使えなくとも、使役獣は使える、精霊魔法も使える、近接持ちも十分いる。

イベント戦なのだから、死に戻りも無制限。死に戻りによるデバフもない。なら、自分達にもチャンスはあると。そう信じて。


血海血潮(けっかいちしお)


血の潮が吹き上がり、その地点を通過していた数人が打ち上げられる。


血魚(ちぎょ)暴食(ぼうしょく)


血の海より、無数の稚魚が現れ、宙に浮いたプレイヤーに群がる。


「ひっ」

「やめっ」


トラウマものだろう。ゲームとはいえ、敵に群がられ、目の前で喰われるというのは。


「グリードスナッチャー」


ベヒモスのブレスは、レオンの身体から染み出した黒い何かが喰らい尽くした。


「リバース」


次の瞬間、その何かからブレスが吐き出される。


返されたブレスはプレイヤーを何人も巻き込み、ベヒモスへ向かう。


しかし、ベヒモスはそれを回避する。そして、そのブレスが自分のモノとは別物になっていることを察知する。


「暴食の力か!」


魔龍ベヒモスのブレスは、当たった敵に状態異常やステータスダウン等のデバフを付与するもの。

しかし、暴食で喰らったことにより、その性質は除去され、ただのマナの塊になる。


「ブレスがダメなら、叩き潰すのみ!」


その巨体をもってレオンを攻撃する。プレイヤーもそれを援護するように続く。


死に戻りしたプレイヤーもすぐにその戦列に加わる。


「渡り鏡、抜刀・極至」


攻撃を八咫鏡の転移で回避し、ベヒモスの頭上を取る。落下中に姿勢を制御し、早霧を振り抜く。


ワールドアナウンス

三魔龍ベヒモスの討伐を確認


「無駄だ!俺を殺すことは不可能!このまま貴様の武器を全て封じてやる!」


アナウンスに流れたにもかかわらず、ベヒモスはまだ死なない。それに、天叢雲に続いて早霧も使えない。強制的にインベントリに格納された。

いや、早霧は村雨が分かれているので、抜刀出来ないだけだ。


「問題無い。その命にも限りはある。その全てを刈り取る」


落下中だったレオンの姿が消える。八咫鏡の渡り鏡での転移だ。


「赤椿・紅花」


レオンのメイン武器。この世界に来て、最初に手にした刀。おやっさんとアカバネ、赤椿のおかげで、レオンの急激な成長にもついてこれた。


「魔装・赤椿紅花!」


否応に引き寄せられる。無視することの出来ない程の魔力量。


「さぁ、綺麗な華を咲かせよう!」


美しく揺らぐ焔が刀を覆い尽くし、まだ延びる。


刀身を何倍にも拡張し、焔の刃が完成する。


「紅蓮抜刀・この思いは燃えている(サルビア)!」


振り抜かれた赤椿。その焔は、大地を敵を燃やし続ける。


何故焔が燃え続けるのか、これは魔法じゃないのか、そんな叫びが聞こえる。


これはレヴァンティンと同じ、やけど系の継続ダメージだ。割合は30秒で最大HPの0.5%


大地を焼き続ける焔は上空から見れば、美しいサルビアの花模様。


「赤椿、もう一発行くぞ!」


レオンに答えるように震える赤椿。アカバネがそうしたわけじゃない。

赤椿に宿る存在がレオンに応える。


「システムリロード・リミットブレイク!」


天童と戦った時から備わっている、瞬間強化システム。そのリミットブレイクとは、武器への負担を度外視することで、通常有り得ない変形や攻撃範囲を生み出す。

ただし、リミットブレイクをした武器はその後半壊する。鍛冶師に頼んで修理しない限り使えない。


アカバネは、属性というものを持たない。強いて言うなら、斬撃属性と言うべきか。

しかし、赤椿には属性がある。レオンは基本的に使わない。それは、レオンの主力である雷系ではないから。


「炎天抜刀」


炎天抜刀…影血世界と自身の強化魔法、大罪の力、魔装、システムリロードによる超強化。それによって赤椿がまた一つ、上がった影響で赤椿がレオンに献上した技。彼女は自身の属性に囚われるのを辞めた


「祭り火は天地を繋ぎ」


新たに出現したその焔は、次の瞬間黒く染る。


「今、その牙を剥き、裁きを下す!」


「アグニ・イーディカーレ!」


混乱するプレイヤーの間を縫い、ベヒモスに接近。

ベヒモスを縦に両断すると、その身全てを燃やし尽くそうと焔が纏わりつく。


「なんだこの力は!?」


ワールドアナウンス

三魔龍ベヒモスの討伐を


「消えない!?」


ワールドアナウンス

三魔龍ベヒモスの


「何故だ!何故消えない!」


ワールドアナウンス


「待て!やめろ!誰か早く助けろ!」


ワールドアナウンス

三魔龍ベヒモスの特殊ギミックが攻略されました。

三魔龍ベヒモスの完全討伐が可能になります。


「死んでなるものかァ!」


三度、死を無かったことにしてようやく消えた焔。

今度こそレオンを殺そうと、ブレスを撃ちだそうとして気付く。見失った


「奥義・一点集中桜華八突」


聞こえた声はベヒモスの足元。視線を向けると、ベヒモスの影からレオンが飛び出して来た。


避けようとして、動けない。吸血鬼の影を操る力、それによって動きを封じられた。


「やめろォォォォォ!」


ベヒモスの絶叫が響き渡る。残響が聞こえなくなる頃には、胸を穿たれたベヒモスはその生命活動を完全に停止。その巨体を力なく横たえていた。


ワールドアナウンス


三魔龍ベヒモスの完全討伐を確認しました。


魔龍の加護を受けていないプレイヤー全員のレベルを10上昇。スキルレベルを5上昇。


魔龍の加護を受けているプレイヤーのレベルを5減少。


魔龍の加護を受けたプレイヤー全員のレベルアップに必要な経験値が倍になります。


魔龍の加護を受けたプレイヤーは、今後、厄災や大罪戦においてワールドスキルの効果を受けれなくなります。更に、暁光の白狼・暁の加護を受けることもできません。


三魔龍ベヒモスの討伐により、全プレイヤーに元龍王の鱗、牙、爪を5個ずつ付与。

討伐したプレイヤーに龍の心臓、龍の瞳を付与。


武器、防具シリーズ、龍王の作成が可能になります。必要素材はチャートを確認ください。


シークレットワールドクエスト竜人の里、クリアを確認しました。

クリア報酬として、全プレイヤーのレベルを2上昇。

龍人の生存を確認しました。生存に尽力したプレイヤーに称号・龍の祝福を付与。更に、リュウの卵を獲得。

龍の祝福…王に及ばずとも、リュウを従えることが出来る。リュウの使役獣を仲間にしやすくなる。


太古の隠龍との接触、情報共有により、過去の正しい歴史と種族、国家等の情報が解禁されます。


最重要ワールドアナウンス


新たな龍王の誕生に、他の龍王が呼応し目覚めました。以降、各龍王に挑戦することが可能です。

挑戦レベルの目安は500~です。

龍王達の居場所は不明です。


森人国が、天照王国に宣戦布告をしました。これにより、全プレイヤーに所属国家を選択して頂きます。

なお、天照王国国家認定クラン解放者に所属するギルド、そのメンバー、下部組織である担い手に所属プレイヤーも天照王国の所属が絶対です。


森人国に所属する場合は、クラン及びギルドの脱退が必要となります。


更に、海国、神国認定クラン及びギルドのメンバーも同様となります。


この戦争の結果によって、世界は大きく変わることになるでしょう。プレイヤーの皆様は慎重に選択してください。


EXダンジョン攻略者にお知らせします。EXダンジョンのボスの完全討伐が可能になりました。

それに伴い、攻略済みEXダンジョンの位置が全プレイヤーに共有されます。

尚、完全討伐を行う際、ボスのレベルは本来のレベル1500に戻り、能力の制限も無くなります。


但し、討伐に伴う世界への影響は不明です。


始祖の吸血鬼の復活に伴い、EXダンジョン今は亡き始祖の国を攻略したプレイヤーは特殊種族進化・吸血鬼が獲得できます。



プレイヤーアナウンス


プレイヤー名レオンのレベル上限を完全解放。現状の最大レベル2000まで成長が可能になります。


龍王リズが貴方との契約を望んでいます。


太古の隠龍の加護を獲得。

太古の海龍、天龍、地龍、隠龍、癒龍の加護を獲得。特殊クエスト太古への挑戦が発生します。



プレイヤー名ミオのレベル上限を完全解放。現状の最大レベル2000まで成長が可能になります。


森人国との接触により、特殊クエスト・巫女と神樹が発生。



プレイヤー名カクラのレベル上限を完全解放。現状の最大レベル2000まで成長が可能になります。

天龍と地龍の加護を確認。特殊クエスト・生死と天地が発生



プレイヤー名マイのレベル上限を完全解放。現状の最大レベル2000まで成長が可能になります。


禁忌・機械龍ヨルムンガンドの発動履歴を確認。

特殊クエスト・伝承の国と禁呪の完全解放が発生

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