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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第87話 決断そして龍


「何が?」


突然、周囲を黒い壁が囲み、女性の声が聞こえた。

そして、声が聞こえなくなると壁も消え、周りには誰も居なくなっていた。


クエストを受けてからと言うもの、色々と進むのが早すぎる。


「今のは影じゃろうな」

「影?」


隠龍は何かを知っているようで、ある程度の情報を教えてくれる。


「お主らのとこの吸血鬼とは別。この世界に元からいる吸血鬼が持つ力じゃ。血とは別に影も操るのが、この世界の始祖の吸血鬼。しかし、あの種族は滅びたはずじゃが」

「そんな人?がなんで…」

「主とやらの指示らしいが、(ぬし)らに心当たりは?」


そう聞かれるが、この世界の吸血鬼に心当たりはない。ないのだが、知り合いには吸血鬼がいる。しかも、始祖の吸血鬼だったはずだ。

そして、自分達を守るように動いたことを考えると……


「もしかしたら…程度だけど、レオンの可能性はある」

「異界人の吸血鬼か?」

「そう。異界人で天照王国守護四傑で始祖の吸血鬼。更に、別世界からの使徒」

「なるほど。仮定としてソイツが主だとして、どうやって滅びた種族を?」

「そこなんだよね。流石のレオンも死者を蘇らせる手段は持ってないはず…」


姿を隠す為に移動しながら、どうやって滅びた種族を蘇らせたのかを考察していく中で、ミオがレオンの発言を思い出す。


「そういえば、吸血鬼の国があった場所にできてたダンジョン攻略してたよね?」

「「あ」」「なんじゃと?」


カクラとマイは思い出したように、隠龍は驚きの反応を返す。


「あそこは確かに、マナが集まってダンジョンになる可能性があった。しかし、癒龍が浄化に行っているはず。ならばダンジョンになることは……いや、だが事実なっていたのなら、ダンジョンに死体を取り込まれていた事になる。レオンとやらはダンジョンを支配したのか?いや、そんなことが出来た例など存在しない。それに、出来たとして、ダンジョン内の存在を外に連れ出せるのか?」


隠龍が足を止めて考察に入ってしまう。色々な条件を考慮し、それが可能な可能性を探る。


しかし、答えには辿り着けない。ミオ達が知りうる限りの情報を伝えたとしても、辿り着けないだろう。


三種の神器の能力拡張。その内容を彼女達は知らないから。


「じぃ様、とりあえず動く。かなりの数が森に入ってきてる。里の奴等も来てる」

「そうか。今度会いに行くとしよう。他のジジババからも加護を貰ってるようじゃからな」


リズに言われて、隠龍も動き出す。


ミオはリズの索敵範囲に驚愕していた。森全体を把握出来る感知能力。先程の強襲のことを考えると、プレイヤーで言う自動発動系では無く、任意発動。

隠龍が足を止めたから、念の為に発動させたのだろう。それにしても、ミオの何倍の感知範囲だろうか。マイと合わせても届かないかもしれない。



「ある程度は撒けた。けど、召喚獣に見られてる」


最初の襲撃から2時間。森を彷徨っている。数を増やしたのか、かなり広範囲で虱潰しに探しているらしく、逃げ場が段々となくなっている。


「召喚獣?使役獣じゃなくて?」

「意味は一緒」

「そうなんだ。場所は?撃ち落とすよ?」

「いや、いい。あれは放置していいやつ。多分さっきの仲間」

「さっき?」

「リズが言っておるのは、吸血鬼の方じゃろ」


つまり、レオン関係。


「レオンに情報が行くなら、万が一の保険になるか」


使役獣を探そうとするのを辞める。会話まで聞こえてるとは思わないが、声量は落としている。


「それよりどうしよう。逃げ道ないかも」


リズがそう言うとなると、何処か強引に行くしかないのか。いや、それだと他の敵がよってくる。


「リズ、飛んで逃げれたりは?」

「出来るなら、最初からそうしてる」


それはそうだ。飛べるなら最初からそうして、遠くへ逃げている。


「それに、龍になったとしても、的がでかくなるだけ」

「とりあえず、レオンに救援をってログインしてない!」

「ついてきて。場所変える。戦うにしても、位置が悪い」


リズが隠龍を背負って駆け出す。三人も後を追うようにしてその場から駆け出す。


「少し乱暴に行く。じぃ様我慢して、三人は離れないように」


走りながらそう言うリズにマナが集中する。


「半龍化」


リズの背中から二対の純白の翼、腰の辺りからは白く輝きを放つ尾、両の手は龍の鱗に覆われ鋭い爪がキラリと光を反射し、脚も手と同じように変化する。


「じぃ様、カウントして」

「200じゃよ」

「突破口は作る!」


再びマナが集中する。隠龍を降ろし、四肢を使って体勢を固定する。


「簡単に殺されると思うな!」


迸る光の奔流。リズの向いている方向の木々が跡形もなく消え去った。更に、ミオ達の捉えていたプレイヤーの反応も消えた。


「龍のブレス…」

「レオンが一番だと思ってたけど、これはレオンよりヤバいかもね」

「これは防げない」


龍のブレスに対する認識は、三人とも同じのようだ。

レオンも一撃の威力に特化し始めているが、今のはそれよりも明らかに上だった。


「竜の王たる龍の力、流石にキツイ。じぃ様」

「半龍化でそれでは、完全化は無理かもしれんの」

「わかってたこと。出来ることは、三人を巻き込まないように、なるべく力を使い切る。半龍化してわかった。龍の力が暴れてる。最悪な事に」

「……攻撃方法をイメージ伝達する。それを使って消費しておくんじゃな。ブレスはもうやめじゃ」


隠龍が上手く隠蔽した為、会話は三人に聞こえてはいない。しかし、ミオは神託の瞳で未来を見てしまった。


「後ろはこれで奇襲は出来なくなった。迎え撃つ」


リズの身体が大きくなっている気がする。そんな違和感を感じながら、三人も迎撃体勢をとる。



そして、現れるプレイヤーと竜人の混合部隊。凡そ300。


「リズよ、なぜ謀反など」

「黙れ外道。嘘の話で異界人を味方につけて、そんなに私が邪魔か?言ったはず、勝手に出ていくと」

「……それは困るのだ。お前を殺して、その血を頂く。そうすれば儂らも龍へと到れるのだから!」


適当は言っていない。本当にそうだと信じて行動しているようだ。


「そう。私は殺されてあげるつもりは無い」

「力ずくで殺すから問題はない」


竜人の里長が手を掲げる。振り下ろした時、戦闘が始まる。


しかし、そこに待ったを掛ける声が


「悪いのだけど、この人達は殺させない。殺されたら困るから、介入するわ。今回は警告無しで全力よ」


晴天だった空がいきなり夜に変わる。輝く月に照らされながら、一人の女が歩いてくる。


「貴様は!?」

「本当に蘇ったのか」


その人物に反応したのは、竜人達と隠龍。


「竜人は昔から変わらないわね。隠龍の坊ちゃんは歳取ったわね」

「今の姿を見て坊ちゃん呼びはお主しかできんよ。セレス嬢ちゃん」

「いい呼び方ね!アイツにもそう呼ばせたいわ」


隠龍と和やかに会話しているが、誰なのか。いや、恐らく先程助けてくれた吸血鬼。


「私を知らないであろう異界人に自己紹介を。私は始祖の吸血鬼、セレス・ブラッド・ドロワ。最凶と呼ばれた私を簡単に倒せると思わないでね」


セレスの後ろに控える24人。全員が吸血鬼の精鋭、番位を持つ者達。


更に、その横にリックとジルヴァニアファミリー。


「……例え、鮮血の覇王と言えど、不死の異界人を相手にし続けるのは不可能!ならば、諸共排除するのみ!」


戦闘が始まる。プレイヤーが駆け出し、後衛組が魔法や術式を用意する。


「メテオライト」


敵陣に無差別に降り注ぐ魔力の塊。リズの、龍の魔力で作られたそれは、サイズが小さくとも威力は十分過ぎた。直撃した者は死に戻り、後方のリス地点に送り返された。


「イベント戦闘って判定なのか。リス地が近くて固定されてる」

「リスキルは……ちょっと狙えないかな」

「大丈夫迎え撃つ」


ミオ、カクラ、マイは使役獣を呼び出す。


「好きに暴れていいよ」

「久々に活躍の場をやる」

「楽しんでおいで」


三人の使役獣が活躍したのは、破天と天童と戦った時が最後だ。それ以降は、三人で行動している時に、ちょくちょく戦闘に参加したり、迷宮イベで援護に回ったくらい。

つまり、使役獣の情報がない。


「解放者のメンバーが間に合うか知らんが、時間は稼がせてもらうで」

「リック」

「イータ、シータ、頼むで!」


「サテライト、不穏な動きを掴んだら共有してくれ。全員とリンクさせる」


リックは、共に行動していたイータとシータを連れて紛れる。


ジルは使役獣の能力を他のメンバーにリンクさせ、得た情報をそのまま共有する。


「そこの龍の子。三人と別れの挨拶を済ませておきなさい。貴方本来の力が押し負けてる。もう長くないわよ」

「……」

「半龍化、解けないんでしょ。龍の力を抑えれて無い証拠よ」

「わかった」


セレスに何か言われたリズがミオ達に近寄る。


そして、なにかの気配を察知して、三人を尾で弾き飛ばす。


「リズ!?」


ミオだけは対応しようとしていたところを、リズに邪魔された形になるが、リズは本能で理解した。その程度ではダメだと。最悪の場合、ミオにとって良くないことが起きる。だから、自分が受けることにした。この、魔龍の爪を


リズの身体を貫いた爪から、禍々しい魔力が流れ込む。


「グァッ、グォゥァァァァァァ」


身体がどんどん変化していく。白く美しかった鱗は黒く染まり、流れていた血が赤から紫に変色する。


身体を支配しようとするその魔力に抗っているのか、爪が地面にめり込んで、身体が大きくなるのに合わせて、地面を抉っていく。


「ベヒモス様!」

「龍王はこれ以上誕生させない。契約通り、貴様らに力を貸そう。奴らを排除しろ」

「ベヒモス様に続け!」


突然現れた魔龍ベヒモス。竜人は魔龍と繋がっていたらしい。


「リズ!しっかりして!」

「っ!貴方達、全力でその子を抑えなさい!ナンバーズとリックとジルヴァニアもよ!」

「貴様一人で我らを抑えるのか?」

「やるのよ。ただ失うのはもう勘弁だからね」


セレスの背後に産まれる、赤と黒の無数の剣。


「そうか。異界人よ、本来は我と貴様らは敵同士。だが、あそこの龍の素材と吸血鬼の素材をやるから協力しろ。その間は私もお前達を攻撃しない」

「……これが終われば敵に戻る」

「契約成立だ。お前達にも多少は力を貸そう」


どんな力が貸し出されたか不明だが、状況は最悪だろう。


「影の国」


セレスがつぶやくと、セレスとベヒモス、異界人と竜人を覆い尽くす結界が生み出される。


「簡単に突破できると思わないで」


生まれ変わって最初の、二度の人生でも初の完全に不利な状況での勝ち目のない戦闘が始まる。



「リズ!」

「グォッ」

「ミオ姉、避けて!」


放出された魔力がミオを狙うが、いち早く察知したマイが結界を構築して、避ける時間を稼ぐ。


「殺す気で行け!アレは龍王じゃ!」


隠龍はそう言うが、ミオとカクラ、マイには殺す事など出来ない。


「他に救う手段は無いの!?」

「ない!あるとしても、白狼を解放したあの者がいなくては!」

「レオンやな!?今連絡あったで!こっち向かってる!時間稼ぐで!」


リックからの報告に少しだけ希望を見出すが、ミオは自分が見た未来と照らし合わせ、声を張り上げる。


「ダメ!レオンじゃ間に合わない!その前に力に飲み込まれて自滅する!」

「ッ、なんにせよ、このままよりは弱らせた方が良い!援護するから、攻撃は任せるぞ!」


そう言って隠龍は姿を龍に変える。その姿は、カメレオンのよう。


「幻影・虚ろう霧雲」


霧のような雲のような白いモヤ。リズの攻撃は全て見当違いのところに向かう。


「メリーズドール、重ね連矢、ハイドアンドシーク!」


ミオの攻撃を皮切りに、全員がリズへと攻撃を開始する。



戦闘を開始して10分が経った。しかし、龍の耐久力は想像を遥かに上回る。

ベヒモスによって与えられた力が、リズの本来の力を何倍にも増加させている。


「気を付けて!その血を浴びるだけで動けなくなる!」


ナンバーズと呼ばれた内の一人がそう声を掛ける。


「どう考えても、火力が足りない!」

「そう言っても、レオンもまだでセレスさんも!?」


パリーン


音と共に、セレスの構築した結界が砕け散る。


「ふざけた、ちからね」


意識はあるようだが、膝を着き、肩で息をしている。限界だ。


「邪魔者は消えてもらおうか」


ベヒモスとリズに集中するマナ。その総量は、先程リズが放ったブレスより遥かに多い。


「我らの勝ちだ」


放たれる二つの死の光線。


それが直撃する寸前、ミオ達が見たのは一人の男の姿だった。


「命を吸え村雨。抜刀」


技名を言ったのだろうと理解はできるが、なんと発音したのかが分からない。


それになんだこの感覚は。


レオンが来てから、この場の雰囲気がおかしい。


なにかズレているような


「天羽々斬」


レオンが武器を持ち替えたことで、その違和感が消える。


「抜刀・極至」


振り向き、リズに向けて抜刀。すぐに納刀して武器をまた持ちかえる。


「ここは俺が引き受ける。セレス、戻って休め」

「任せるわ」


八咫鏡でセレスをナンバーズの元に転移させる。


「戒律」


刻印結界魔術式・戒律...自身の命を核とした完全遮断結界


先程のセレスより強固な結界。


「悪いがお前だけは逃がさない」


ベヒモスを囲むように現れたレオンの分身。

分身がその手に持つのは、全てアストラルウェポン


「抜刀心月」


飛ぼうとしたのを、翼を深く斬り付けて阻止する。


「待て!やめろ!」

「抜刀・神前舞闘」


神前舞闘…神の名を冠する抜刀術を連続で繰り出す為の略式詠唱。


カグツチ、タケミナカタ、スサノオ、タケミカヅチ、イザナミの5連撃でベヒモスはあっという間に死んだ。


ワールドアナウンス

三魔龍・ベヒモスが討伐されました


「もういらないな。戒律解除」


結界が消える。竜人の一人が飛び出そうとするが、無数の刀に身体を貫かれ強制的に動きを止められる。


「動くな」


肩越しに振り返ったレオンから叩き付けられる殺気。


スキル威圧が進化します。

スキル屍山血河に進化しました。

新規獲得スキル屍山血河


殺気と共に叩きつけられたのは、これまでレオンが倒してきた敵の死のイメージ。


下手に動けばこうなる。という仮定を押し付ける威圧系スキルの最上位。


「意識は戻ったか?」

「…ありがとう。貴方がレオン?」

「そうだ」

「素敵な気配ね。ミオ、貴方はいい人を見つけた。願わくば、このまま離れる事がないように」


意識は戻っても、人の姿には戻れないようだ。


「ミオ、カクラ、マイ。短い間だったけど、楽しかった。ゆっくりと話す機会はなかったけど、誰かと協力することはいい体験だった。私の友達になってくれる?」

「うん。もう友達だよ」

「ミオの言う通りだな」

「ん。私達は親友。共に背中を預けた戦友でもある」

「ありがとう。じぃ様も助けてくれてありがとう。皆を殺さないように動いてくれてありがとう」

「……」


ベヒモスによって無理矢理引き上げられた力に、身体がついていけない。その結果、リズの寿命は大きく縮まった。半龍化の状態なら二日はあったかもしれない。でも、今は


「新たな龍王リズ。貴女に提案だ」


だけど、レオンはその別れを良しとしない。


「俺の契約精霊になるつもりは無いか?」

「「は?」」

「お前の寿命の問題は、肉体に起因するものだ。魂は未だ健全。八尺瓊勾玉で魂をその肉体から切り離し、俺の精霊に結び付ける。似たような方法で、そこのセレス達を解放した」


レオンの説明に、誰も理解できない。いや、隠龍だけはその方法なら可能性があることを理解する。


「私達の魂はダンジョンに縛られていた。それを、レオンがレオンの魂に結び直してくれた。だから、私達は自由に動くことが出来る。貴女も、やりたいこと沢山あるのでしょ?」

「……」

「諦める必要は無い。人の姿になりたいなら、それも対応しよう。八咫鏡」


そう言って、リズの人の姿を写し出す。


「人の姿も今の純白の龍の姿もどちらでも変化できる。あぁ、自分の存在が異端となるとか思ってるなら安心しろ。俺は既に異端だし、精霊になった変わり者の龍王もいる。それに、ミオ達とは基本一緒に行動してるからな」


レオンは契約精霊と使役獣達を呼び出す。


はっきり言ってどの精霊も使役獣も、普通の種族から逸脱した異端だ。

プレイヤー唯一の吸血鬼で、この世界の元の住人ですらない。更に言えば、玲音はもう人ですらないのだ。

異端とは、玲音の為にあるような言葉だ。


「竜人が俺の命を狙うかもしれないとか、迷惑をかけるとかの心配はいらない」


そこで、レオンは敵の方を向き、武器を構える。


「出てこいよベヒモス。死んでねぇだろ」


何も反応が無い。


「隠れても意味は無い。俺には見えている」


レオンの左眼に宿る八咫鏡がベヒモスの存在を捉えている。


「何故わかった」


ベヒモスのいる場所を睨んでいると、流石にベヒモスが姿を現した。


「てめぇの素材とか経験値とかこなかったし、なんか手応えが軽かった」


刀を軽く揺らしながらレオンはベヒモスを睨み続ける。


「どうせまだ終わってねぇだろ?何せ、リズは生きてるからな」


レオンの言う通り。イベント戦扱いになっているこの戦い、未だ終了のログが流れていない。


「プレイヤーも竜人もテメェも纏めて来いよ。今のこの世界において、誰が最強か教えてやる」


レオンの背後に現れる数えるのが面倒になる程の血刀。


ワールドアナウンス


WARNING WARNING

プレイヤーレオンに傲慢、憤怒の力を確認。


大罪傲慢、憤怒が復活します。


禁忌に至る者レオンが覚醒します。


「モード憤怒、傲慢」


レオンの両腕と顔の右半分を覆う黒い模様。それはレオンを縛る鎖にも見える。


「リズ、よく見ていろ。お前の主になる者の力を」


レオンが戦闘態勢に入ると同時、アトラルカの力によって循環され、過剰に供給されるマナがレオンの瞳から排出され、光の軌跡を描く。


「気炎万丈、烈火の如く、水流瀑布、疾風怒濤、電光石火、天照日輪、常闇月輪」


赤椿と村雨を腰に携え、早霧を構える。


「殺れるものならやってみるがいい。異界の使徒よ」


魔龍ベヒモスはその顔に邪悪な笑みを浮かべ、世界に響き渡るほどの咆哮を轟かせる。


ワールドアナウンス


レオンに対峙するプレイヤーにワールドスキル発動。


イベント戦に限り、ベヒモスからの加護を付与

加護内容は、全ステータス2倍・特殊スキル魔龍の誘い


特殊スキル魔龍の誘い…レベルを捧げることで、死を無効する。使用回数が一定数を超えると称号・魔龍に染まる者を付与。


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