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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
79/111

第77話 お披露目そして新技披露

お待たせしました。


改訂版に時間かけ過ぎましたね



「血操術、千刃、百花繚乱、千蓮万華、万弁純華」


百花繚乱で敵の刀や触手に弱点を強制的に付与しながらダメージを与える。

千蓮万華によって攻撃された刀や触手は、花弁を散らすように破壊されていく。

そして、万弁純華で花弁や役目を終えた血が新たな刀になり、レオンの周囲で待機状態になる。

千刃は周囲のプレイヤーに向かう攻撃を弾いたり逸らしたり。再生を繰り返す触手や刀を破壊し続ける。


「触手壊してるから、少しはダメージ入ってるぽいけど、微々たるものだな。ほら、本体は任せるぞ」


使役獣を横に控えさせ、レオンは血刀の操作に集中している。



「マイちゃん、カクラ、私達の使役獣もレオンの援護に回そう」

「そうだな。撹乱要員にでもなってもらうか」

「それがいい」


三人も使役獣を呼び出し、レオンと同じように全体の支援にまわす。


レオンの使役獣のようにレベルは高くない為、一撃でどうこうできる程の力はない。それでも、数回で破壊できるだけの力を秘めている。


「普通にやったんじゃ時間が掛かりそうだな」

「せっかくだから、アレを試そう」

「今まで使ってこなかったアレ?」

「そ。ぶっつけ本番だけど、それもゲームの醍醐味だろ?」


シェンやカイドウ、ベルリン達が話しているアレとは。


「人工神器、機甲武装・人鎧(じんがい)

「機甲兵装・篭手」

「「展開」」


第二回イベント、レオンの要塞を崩せの上位200報酬。機甲武装・人鎧と機甲兵装・篭手


人鎧を展開したプレイヤーは、光に包まれた次の瞬間、コクピットに座っていた。


篭手を展開したプレイヤーは、その両腕の横に機械で出来た巨大な篭手を装備していた。


「は?」

「人鎧?鎧ってか機体?」

「え、待って?操縦方法知らないんだけど!?」

「ぶっつけ本番ダメなやつ!」

「篭手の方が楽じゃねぇか!?」


「これ強制的に格闘戦をさせるのか」

「スキル無いけど?」

「いや、武器に付与されてるっぽい」

「なら行けるな」

「人鎧もロマンある見た目してるけど、これはこれでロマンよな」


ごっつい武器で巨大な敵と戦う。熱くなるものがありますねぇ!


「いいなぁ」


男の子だもの。レオンからボソッと羨ましそうな呟きが聞こえる。

すると機甲武装、兵装の所持プレイヤーがニンマリと笑いながらレオンに振り向く。


「ウェーイ!みってるぅ〜?」

「レオン君ごめんねぇ〜」

「残念でしたァ!」

「ぷぷぷ〜」


そして、盛大に煽り散らかす。


「……大丈夫大丈夫。俺、そんな簡単にキレないし。あんな煽り、全然効かねぇし」


と言いつつ、納刀していた霧雨を抜刀し、いつでも襲いかかれるように、射の構えにする周到さだ。


「レオンって意外と煽り耐性低い?」

「煽ることはよくあるけど、煽られるってことまず無いからね」

「あぁ〜」


基本なんでも出来て、彼女もいるレオンが誰かに煽られるなんてことは今まで無かった。むしろ、レオンは無意識に煽ってくる側だ。


「まぁでも、雷公鳴動で似たようなことできるからいいや」


しかし、レオンはすぐに立ち直る。似たような技が自分にもあったなと



「レオン煽ったはいいけど、これマジでどう動かすの?」

「操縦桿ぽいのないよな?」

「でも、腕を通してくださいって輪っかあるよな」

「とりあえず通してみるか?」


恐る恐る腕を輪っかに通してみる。

すると、機械アナウンスが流れる。


「システム稼働。パイロット接続を確認……認証。初期稼動開始。操縦席が変化します。搭乗者は目を瞑り動かないようお願いします」


輪っかが範囲を狭め、手首を軽く締めるサイズになり、強制的に手を横に広げる体勢にさせられる。

次に、座っていたシートからパワードスーツのような何かが部分的に装備させられる。

最後に、ゴーグルのような物を装備させられると、再びアナウンスが流れる


「初期稼動完了。第二稼働、投影を開始。ステータス移行、戦闘駆動開始。魔導炉心数値安定。メインコントロールをサポートAIより搭乗者に移行。目を開けてください」


プレイヤー達が支持に従い目を開くといつもとは違った目線がそこにあった。


「投影ってまさかの網膜投影?」

「いや、バイザーみたいなのしてるからそこにこの機体の視界を投影、共有してんだろ」

「てかこれすごくね?自分の身体を動かすみたいに操作できる!」


興奮するプレイヤーを他所に、サポートAIによるアナウンスが続く


「メインウェポンシステムの駆動確認、搭乗者へ使用方法をリンクします。なお、サブウェポンシステムは現在ロックされています」


視界端に表示される3つの武器。


「?よくわかんねぇ!レオン、コピるから要約して!」

「は?」


送られてきた武器の説明や使用方法。


可変収納型吸魔剣……右手首から肘までにかけてに可変収納されている近接用武器。長さは短剣サイズから直剣サイズで可変可能。搭乗者に合った剣で使用。魔法を破壊し魔力を吸収。自身の駆動エネルギーに変換する。 吸魔剣にいくつか種類があれど、総称してグレイプニルソードと呼ぶ


魔力収束砲……背中に取り付けられたバスター砲。撃つのに若干の溜めが生じる。搭乗者のMPを使用して撃つ場合はノータイムで撃てる。


魔導炉心直流型量子反応砲(小型)……バスター砲を機体胸部に接続し、炉心からのエネルギー供給を受けることで発動可能。魔導炉心が生み出すエネルギーを砲身出口で収束、発射する。しかし、一度撃つとエネルギー枯渇状態になり、機体は稼働停止する。


「右腕装甲内に可変式の近接武器。近接苦手なら背中の魔力砲。魔力砲は、搭乗者のMP使えばノータイム射撃。そうじゃない場合、恐らく周囲のマナを集める都合、一瞬の溜めが必要。必殺技的なのは後だ!」


そう説明すると、何人かは剣を装備して敵に向かっていく。

残りは、様子見だったり近接苦手組が収束砲を構えて砲撃を始める。



「あっちやっぱすげぇ」

「こっちにサポートAIは無いんか?」

「無いね」

「変わりに、個人で起動できるオプションがいくつか」

「一撃特化のバンカースタイル。連撃特化のガトリングスタイル。内部ダメージ重視の浸透スタイル。対魔法のマテリアルスタイルか」

「今回はどれがいいかな?」

「戦闘人数も多いし敵でかいから、バンカーか浸透」

「……レオン!人数多すぎて下は無理。上で戦う何かくれ!」

「はぁ?」


いきなりの要求にさすがのレオンも頭を抱える。


「レオン!できるならこっちもだ!」


その声は人鎧に乗ったプレイヤーから。


「人使い荒すぎんだろ!……ミオ!結界魔法の創造と空間固定の術式を用意してくれ!そんでマイ!俺のサポート頼む!」


呼ばれた二人は即座に反応し、レオンの傍に駆け付ける。


「…マイちゃんのには劣るけど、結界魔法創造完了。空間固定の刻印型の術式も完成。レオンに譲渡する」

「…おっけ。これで十分。ミオ、悪いんだけど刀の相手任せていい?」

「いいよ。任せて」

「頼んだ。マイ、俺の防御を任せる。今から無防備になるから、使役獣と一緒に頼むぞ」

「ん。任された」


そういうと、レオンは意識を深く研ぎ澄ませて行く。


「結界に分かりやすく色を設定。更に、結界を血操術でコピー。更に空間固定の術式を刻印。王の晩餐を発動し、番犬共との視界をリンク。結界のサイズを一辺1mの正方形に指定。敵を囲うように展開範囲を固定」


レオンが言葉を紡ぐ度、地面から少し上に結界が作られ、階段のように上へ向かっていく。


「強度はそこそこだ!足場を用意してやったぞ!」


額に玉のような汗を浮かべ、若干苦しそうな表情のレオン。


相変わらず血刀達は触手を破壊し敵の攻撃から味方を守るために動いている。

それらを制御しながら、足場を大量に生成してプレイヤー達をサポートする。


頼りすぎかと少しの罪悪感を覚えるが、レオンが頼もしすぎて頼りたくなってしまう。



「降霊神格・射穿く戦場の」

「奉納する舞と供物を」

「神楽舞の奉納と各神格を納める弓の献上。クランホームに合同にはなっちゃうかもだけど、祠の設置」

「……全会一致で許可が出たわ。神格を一時的に付与します」

「射穿く戦場の神々…発動」


超級精霊アルテミア 個体名アテミア


彼女は、神霊アルテミスの生み出した下界観察用端末の一体。

このゲームの神達は、それぞれが暇を持て余しいる。それを解消するための下界観察用端末。

それを通して、ミオは神霊の力をその身に宿す。


「さぁ、ミオ。欲しいのは何?」

「破壊力強化と貫通強化。継続時間とマルチロック。あと防がれるの嫌だから速度強化と風の加護」

「欲張りなのね。付与するわ」

「四矢・破砕」


ミオの放った矢は、猛烈な突風を発生させながら、空中待機状態だった敵の刀を三つ貫き破壊した。


「一矢・鏖殺」


発動しようとした魔法を破壊。触手や刀の動きを封じる。



「ん。お兄のやりたいことはわかった」


レオンの防御を任されたマイは、周囲の状況に意識を向ける。


レオンが結界を空中に展開、固定することでプレイヤー達の足場とする。更に、サイズを大きめに展開しているため、人鎧を纏うプレイヤーも使用可能だ。

それを展開し続け、さらに血刀による触手の破壊。ミオ姉が手伝っているけど、結構ギリギリっぽい。


契約している精霊王のアトラルカが、ミニ龍サイズで顕現してレオンの頭の上に座っている。

レオンと同じように目を閉じて、魔力と血液の循環に全力を注いでいるようだ。


「ん。やっぱり来た。予想通り」


最後尾にいる生産職やレオンを狙うように現れた、迷宮にいたモンスター達。


「お兄の使役獣三体にミオ姉、カクラお姉、私の合わせて四体。なんとかなるか」


防衛戦力を確認して、なんとかなることを確認する。しかしまぁ、大変なことに変わりは無い。


「マイ!俺達にも試したい武器ってのがあるんでな!多少は任せろ!」

「感謝する。遠距離系の防御は任せて。お兄のアレを真似して防ぐ」


そう言って、マイは周囲に複数の障壁を展開し待機させる。


「お兄は結界を固定して足場にした。そういった工夫ができるなら、障壁を自由に動かして必要な箇所に移動させることだってできる」


流石に全ての攻撃を防げる訳では無いが、マイが認識していて反応出来れば、高速で障壁がカットインしていく。



「三人が活躍しているのに、私だけしていないというのはなんだか申し訳ないな。ナイトイリュージョン、コールオブソウル、魂を送る者」


分身体を生み出し、死者の軍勢を呼び出す。魂を送る者で現世を彷徨う魂に対する特効を得る。


「魂は死後あるべき場所へと還るのが定めだ。それを捻じ曲げることは許されぬ」


「天の使いと死の使い。救済を与えよう。天域死域(ヘル・オア・ヘブン)


レオンの夜天朧月のように世界を包む結界。空からは光が差し込み、地上からは黒い靄が立ち上がる。


この天域死域により、全プレイヤーに魂に対する特効を付与し、悪霊に対しては微弱ながらもデバフを付与する。


「行くぞアシュト、ワウテウ。魂を裁く時間だ」

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