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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第71話 提案そして再びの想定外

「よっし。スキルレベル20なったで」

「早いな。いや、そらそうか。そのスキル、MPとか消費ないもんな。使いまくればいいだけだし」

「中々ぶっ壊れだと思うんよ。わいだけか?」

「俺も思ったけど、このスキル、アクティブスキルって扱いなんだよ」

「アクティブスキル?」

「最近色々調べてて知ったんだけど、いくつかのスキルは戦闘中じゃないと発動できないんだよ」

「縮地がそれだと?」

「そう。アクティブスキルは他にも剣術や槍術等の武器系スキル。これはアーツも含むぞ。魔法系もそうだな。あと地味に看破と感知も」

「そうなんか」

「安全地帯限定だけどな。街中はPK不可能じゃん?だから、意味ないんだよ」

「あーそれは確かにそうやな」


剣術、槍術、格闘術等の武器系スキルやアーツ

感知、看破等の索敵系スキル

縮地、鍵開け、壁登り等の技能系スキル


索敵系と技能系は、街中クエストであれば限定的に使用可能になったりする


「そういや、なんでレオンは討伐してないん?」

「レベル上げすぎらしく、倒すなって」

「あー。でも、アシストで経験値は手に入るんやろ?」

「微々たるもんよ」


と言いつつ、ヴァンパイアキャットのシドを前線に呼んでおいた。姿を上手く隠しながら攻撃を加えているので、経験値はそこそこ入る予定だ。


「こっちにリジとトニー呼ぶか?」

「召喚獣?」

「邪魔じゃないよな?」

「にはならんと思うけど、間違って攻撃されん?」

「…有り得るな」


結局、召喚はやめる。手当たり次第攻撃するために血刀を大量に創り出し、脚を切断して行動を封じる。



「思った以上に長ぇなこの迷宮」

「そこそこ進んでるはずだよね?」

「レオン、一人で先まで見てきて?」

「ありかもな」

「やって?」

「は?まじ?」


割と本気らしい。周囲のプレイヤー達も頷いている。


「……行ってもいいけど、道中倒すよ?」

「リスポするしいいんじゃね?」

「…行くか」


色々と装備の確認。念の為の武器、魔導銃と予備の刀をインベントリに仕舞い、ポーション類を一応受け取る。


「気炎万丈、烈火の如く、水流瀑布、疾風怒濤、電光石火、天照日輪、常闇月輪、雷公鳴動、追槍雷撃、韋駄天、千連万華、百花繚乱」


強化魔法を施し、雷公鳴動で雷系の威力を高め、追槍雷撃で韋駄天の範囲外の敵を狙い、それでも撃ち漏らしたのを千連万華と百花繚乱で排除する。


「参る」


駆け抜けたレオン。その軌跡に地面が焼き焦がれている。


「リスポまで時間あるだろうし、進みながら休憩するか」

「そうだな」

「賛成〜」


多数のプレイヤーが疲れていたのだろう。武器を仕舞い、のんびりレオンの後を着いていく。


代わりに、召喚獣持ちは召喚獣を呼び出し、念の為に備える。


「レオンどこまで進んでんだろ」



「…アトラルカ、MPに集中。アカバネ、テンライ頼む」


精霊を呼び出し、強化を重ねる。


レオンの行く手に見える、刃物で切り裂かれたと思わしきモンスターの死骸。


「放電」


レオンを中心にして、雷が放出。周囲を掃討するが


「……霧?」


レオンの視界を悪くする白い霧。


その霧は、感知や看破、鑑定等の索敵系スキルを妨害する。


ワールドアナウンス


ワールドスキル発動

全プレイヤーに「厄災」に対する特効効果


「くそが!」


索敵系スキルが使えなくても、レオンは自前で敵の位置をさぐれる。


後ろから飛んできたナイフを弾いて、横から来る本命を迎え撃つ。


「人斬人災・ジャックか!」

「同時に大罪、痴情解体・切り裂きジャック」


鍔迫り合いになり、敵の姿を捉えることが出来た。

その正体は予想通りの相手だった。


「我を忘れるな」


更なる殺気。その場から横飛びに回避する。


ジャックに当たらないよう叩きつけられた爪。


「暁光の白狼・暁」


格上。最上級の敵が二体。


「おいおいおい。ボスが二体は聞いてないぞ」

「何を言っている?この迷宮の主はこの先だ」


ジャックが指差す、霧の向こう。そこに確かに扉が見える。


「イベントマップに乗り込んで来るなよ」

「?外の壁を壊せば入ってこれるのだ。入り込むだろう?」


この壁、破壊可能かよ。


「そうかよ!」


一瞬で月影に武器を換装。

自分が来た方向の壁に向かって拳を放つ。


「抜拳・雷桜!」


収束した雷の魔力が、壁を撃ち抜き、勢いが落ちないまま2枚3枚と壊していく。

徐々に霧散する雷の魔力が桜の様に散っていく。


「トニー、リジ、シド、仲間を呼んできてくれ。早く扉の向こうに行きたいからな」


壊した壁の向こう側に召喚獣を呼び出す。リスポした敵を薙ぎ倒しながら、プレイヤー達の元へと向かう。


「始祖化、夜天朧月、王の晩餐、百鬼、百刃、シャープエッジ、朱羽根、ライトニング、チャージボルト、ギアボルト、レベルチェンジャー、アストラル、マナエンハンス」


紅く霞んだ月を背負う始祖の吸血鬼レオン。

後ろに並ぶ百の鬼達。

雷を纏う刀は、その軌跡に朱の羽根を散らす。

レベルを30捧げ、STR.DEX.AGIに振り分ける。

アストラルで、HPとMPを共有。マナエンハンスでMPを全消費し、半分の値で回復。魔法系等の威力を消費量に応じて倍増する。


「ワールドスキルとやらはいいのか?」

「そうしてもいいんだが、こっちの世界に慣れときたいんでね」


いつまでも向こうの力にばかり頼っていられない。ワールドスキル無しでも厄災を倒せるようにならなければ


「暁光の白狼・暁」

「人斬人災、痴情解体・ジャック」

「異界人、始祖の血レオン」


いざ尋常に……勝負!!!

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