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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第69話 迷宮そして想定外の出会い

「既にモンスターが見えてる件」

「レベルも事前告知通り」

「レオン、探れる?」

「……迷宮か。道は一直線。各所に安全エリアらしき空白があるな」

「安全エリアと思う理由は?」

「空間と空間の間を魔物が往復してるから」


レオン固有の探知方法。魔力を薄く広げていき、それに触れた反応を鑑定、看破、感知で見つける。


「魔力の広がり、反響的に横道は無いな。一直線で、中心に向かうようになってる?渦みたいな感じか?流石に全体像は把握出来ないな」


全体を把握したくとも、至る所に存在するモンスターの情報が流れてきて、流石に疲れる。


「なんだ?この死体?バラバラになってる? 」

「どうした?」

「いや、なんか死体が混じってる。バラバラに解体されたやつ」

「同士討ちか?」

「いや、それならそこらじゅうで起きてないとおかしい」

「だよな」

「なんか別のがいるのか?」


警戒が一気に引き上がる。


レベル100以上200未満のモンスターを、一方的に嬲る事が出来る実力の何かが潜んでいる。警戒心を最大にする理由には十分だった


「レオン、先に進んだ奴らの様子が変だ」


カイドウに言われ、先を見る。

確かに、予想だにしなかったなにかに遭遇し、対処しきれていない?


「掲示板もなんか荒れてんな」

「レベル200が上限じゃなかったのか?」

「周りミノタウロスなのに狼が1匹?」

「嘘だろ?」


レオンは自身のスキルが反応していることに気付く。


それは、位置を感知するスキル。


「確かに引き寄せられるとは聞いていた!だけど、ここまで来れるのか!?」


先行組が撤退してくる。その姿をただ眺めている巨大な狼。その名前が見える


暁光の白狼・暁 Lv500

HP1000000

三魔狼の一体。物理以外に魔法も使用する。使用魔法は閃光、聖、陽


「そいつは俺の獲物だ!」


右脚を後ろに下げ、斜に構える。


「電光石火、疾風怒濤、気炎万丈、烈火の如く、水流瀑布、天照日輪、常闇月輪、疾風迅雷、雷公鳴動」


全属性、身体強化の魔法を掛け、疾風迅雷で急接近、雷公鳴動を発動。

雷系統の属性を更に強化した一撃を振り抜く。


「マジか」


しかし、その一閃は白狼の爪で止められていた。


「聖爪」

「ッ!カザミノタチ」


白く輝き始めた白狼の爪。それに気付き、即座に自身の刀に更なる強化を施す。


「押し負けるっ」


拮抗状態は続かなかった。徐々に白狼の爪がレオンの刀を押し込んでいく。


「斬り裂く一刀は一陣の風」

「光に及ばずともその力は全てを斬る」

「我此処に刃として、一振の刀と成りて力を見せる!」

「風帝抜刀フウジンノタチ」


レオンの姿が景色に消えて見えなくなる。それと同時に、白狼の爪が地面に叩きつけられる。


「浅いか!」


懐に潜り込み、叩きつけられた脚を狙ったが、毛皮に邪魔をされ、浅い傷しか付けられない。


「ころ くれ、た む」

「は?」


なにか声が聞こえる。

発生源は白狼…


「どういう意味だ」


しかし、白狼は答えない。代わりに、その場から静かに消えた。


「…自我がある?何故死にたがった?」


レオンは思考に耽る。白狼がいなくなって攻めてきたモンスターが目に入らない程。


「関係あるか分からないけど、古本屋の情報聞いてねぇや」


何かを思い出したようで、ようやく意識が周りに向けられる。

しかし、既にモンスターに接近され、モンスターの持つ斧が振り下ろされようとしていた。


「四矢・破砕」


振り下ろされた斧ごとモンスターを吹き飛ばす。


「レオン、しっかりしてよ!」


ようやくレオンの意識が周囲の状況を捉える。


「すまん。今考えるより、先を行かないとな」


イベントの制限時間は24時間。リアルの24時間。つまり、ゲーム内では2日しかない。


「中心までの距離はわからんが、さぁ行こうか」


武器を手に、モンスターに向かって突撃していくプレイヤー達。


想定外の驚異が潜むイベントがスタートする

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