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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第57話 同類そして限界

「errorerror保護対象からの干渉を確認……errorerror情報修正……侵入者及び保護対象を変更……errorerror……全機体行動……機体損傷が激しい為全機体稼働停止」

「「リーダー機より受諾……稼動停止……休眠状態へ移行……あるじ…さま」」


そして、数瞬の間に全てのメイドは動きを止めた。


「え、これどうすれば?」

「レオンに一任でお願いしたい」

「私もレオンに任せます」

「レオンよろしくね?」


なんとなくそうなるとわかっていた展開。


「っても、ほんとどうするよ」


悩むレオンだが、とあるスキルが反応を示す。


血操術のスキルが、神樹、神鉄、神獣に呼応して進化します。

新スキル獲得.始祖の血脈Lv-

このスキルにレベル変化はありません


プレイヤーレオンの種族吸血鬼を確認

プレイヤーレオンのレベル100を確認

プレイヤーレオンのスキルに始祖の名を確認

プレイヤーレオンの種族を真祖の記憶に進化


ワールドアナウンス

真祖の欠片を確認

神の封印の解除を確認


「「全機体一斉稼働……情報更新……情報確認、封神解除、目覚めの時でございます」」


そんなアナウンスと共に埋め込まれていた琥珀に亀裂が入り、それはやがて琥珀全体に広がる。


「「真祖に辿り着く者、汝の名を」」

「……レオン」

「「名を確認……レオン……主様、我等一同、貴方様との約束果たします。あの者を導くのが我等の使命……もう暫くお待ちください」」


……ゴーレムに、こんな深い感情が宿るのか


き裂が全体に広がった琥珀が砕け散る


「カイン、ゼロ、調子はどう?」

「あぁ、問題ない」

「ウォン」


琥珀の中から出てきた神々は、ゆっくりと地に足をつける。


「さて、誰が真祖の子ですか?」

「俺です」

「……凄いわね貴方」

「初代…ってか吸血鬼族全体を見ても此奴より強い奴は居ねぇな」

「ウォンウォルルゥ」

「あーそうか。初代の彼奴ならあれがあるな」

「この子も朧月夜は使えるみたいだし、開花まであと少しじゃないかしら?」

「つっても、今の世じゃ過剰能力だろうよ」

「ウォンガァル」

「ゼロの言う通り、何があるか分かりませんからね」

「そりゃそうか。精霊王が三体なら、余程のことが無い限り追加はねぇだろうが」



「レオン」

「内容はよくわからん。推察するに、朧月夜にはまだ先があって、それを使おうとすれば、パワーバランスが大きく崩れる代物だということ。ないよりあった方がいいのは、侵攻を食い止める為。これ以上強敵は増えないだろうが、念には念を。敵の侵攻を精霊王が防いでいる。ってくらいしか」

「そんだけ分かればいいぞ」

「そうですね。あ、レオンと言いましたかね?真祖の子。この子達の鎖解いて貰えますか?」

「解除」


神樹アリナ・ユグドラシルに頼まれたので、拘束を解く。


「ありがとう。それじゃ情報交換でもしましょうか?」

「……二人ほど加えたい人物がいるのですが」

「二人…誰ですか?」

「天照王国の現巫女姫と宰相です」

「……直ぐに呼べますか?」

「数分お待ちください」


そう言うとレオンの姿が消える。


「転移…ですか」

「それにしちゃマナの動きがねぇ」

「グルルゥ」

「だろうな。あれは神器の類だ。てか、彼奴神器の反応が多すぎだ。そこの嬢ちゃん達も反応がするな」


カイン・オリハルコン…エルダードワーフの知識と技術を持つ彼には、神器かどうかを見抜く瞳がある。


レオンが行った転移を考察するなか、彼女らの持つ神器に注目が集まる


「それも、普通の神器じゃねぇな。なんだその物騒な神器。神殺し、神降ろし、魂喰い、矛盾の塊、反転の因果、必中必滅だぁ?」

「なんですかその奴らを殺す為の神器は」

「ウォ、ウォン?」

「悪意は感じねぇ。神器の方が使い手に馴染んでやがる。何だこの親和性。適合率100%なんて初めてだ!」

「それは凄いですね。そこの神器持ちの三人。名を教えてくれますか?」


アリナに問いかけられ、三人は名前を答える


「ミオと申します」

「カクラとお呼びください」

「マイです」

「天使に小人…外の巫女?いや、天使の貴女はもしかして?」

「はい。最後の天翼、真名をルシフェルと申します」

「そう。やはりあの種族も」


ミオに違和感を覚えるが、カクラの話を聞いて悲しみにくれる神達。そんな空気を変えるように、レオンが二人を連れて戻ってくる。


「ただいま戻りました。アリナ様」

「…レオン、貴方敬語は禁止よ」

「……何故」


突然の宣言に困惑するレオン。アリナはそれについて理由を語る


「貴方は真祖の記憶へと至ったの。それは即ち、神祖へと至る資格を得たということ。つまり、私達の同類なのよ」

「神祖ですか?」

「当代の巫女よ。歴史はどれだけ伝わっている」

「初代巫女様の残した手記と僅かな歴史書が2冊。それと、巫女姫が代々引き継ぐ記憶。その一片のみです」

「…神話の時代を語る必要がありますね」


確認をとり、話す必要があると判断。マナを集める


「神造・時渡り」

「アォォォォォォ」

「整えましょう。聖域・ユグドラ」


なにかに包み込まれる感覚。


「固有結界…いやもっと高度…時渡りって言ってた…ならこれは、次元結界?いや、時間結界?ん?分からない。どういう原理で」

「あまり深く考えるのはお勧めしません。脳が耐えられませんよ?」


アリナの忠告にマイは素直に従った、ように見える。まぁあの様子だと考察し続けてるが




「さて、神話の時代。初代巫女姫や私達が現役で戦っていた頃の話よ。


私達の創造主は、この星を作ると同時に、この星を管理する為の装置を生み出した


始まりの五龍と最古の種族


五龍とは、陸海空の守護者と世界を観察する隠者と彼等の一大事に駆け付ける癒龍の事を指す


最古の種族は、吸血鬼、天使、龍族と竜族、森人、土人、人族、精霊族の八種族


人々が安定した暮らしを得るまでは、創造主が補助をしていたようだけど、ある一定を満たした後は、過度な干渉をしなかった。いえ、出来なかった


ある時を境に、魔物と呼ばれる怪物が出現したの


それを倒すために各種族が協力して立ち向かったわ


でもね、倒しても倒しても、敵の数は減らなかった


どうしてかわかる?創造主が人類の味方を創ったその反動。対抗措置とも言えるわね


最初のうちは、どうやって現れているのか分からず、対処が後手に回り続けた


でもね、ある時、怪物の出現方法が確認されたの。観察者である龍によって


おかげで彼は負傷。深い森に姿を隠し、その傷を癒すのに専念した。だから、今も生きているはずよ


彼によって齎された情報は、各種族の長に衝撃を与えたわ


『この星は、何かを護るためにあり、更にこの星の外に二つの星がある。その星はこの星を覆うかのようになっている。あの怪物は、二つ外の何処かから送られてきている』



何度目だったかしら?


龍族の三体が、外からの侵攻を防ぐ為に精霊へと変化することを選んだのは


三体の龍精霊はそれぞれ、循環・分解・再構成を司ったの


外から干渉する際、この世界のマナに干渉する


だから、内側からそのマナを制御し、外から来るマナを無害化、この世界の為に再構成させる


これが、龍精霊三体が精霊王と呼ばれるようになった始まり


物理的な干渉もあったそうだけど、彼等にとって物理は最も慣れ親しんだモノ


圧倒的な力量で全てを返り討ちにした


それ以降、三体の精霊王は全種族に周知され、恐れ、敬い、崇められた


三体の精霊王が星の外を領域としたことで、精霊達もそれに付き従うように星の外に


何故精霊はついていったのか?それはね、精霊王達が発するマナを得るため


星の外と言っても、そこもここと似たように星なの


そして、その星のマナ保有量には限界がある


その限界量を超えないように、精霊達がマナを吸い、それをこの世界に持ち込み解き放つ


それによって大地は豊かになり、人々は魔法という術を進化させていった


でもね、人類が進化するのと同じように、この世界に既に侵入していた怪物は、変化するこの星に適応して行ったの


時には人類の手に負えなくなる程に


えぇ、代表例が七厄災、四天魔、三魔龍、三魔狼


七厄災は、過去に3度の入れ替わりがあった。討伐されたからね


一体は天照王国の元騎士団長、天童によって


もう一体は小人族の禁忌、ヨルムンガンドによって


最後の一体は、吸血鬼その真祖によって。種を滅ぼしながら


度重なる厄災と四天魔、三魔龍、三魔狼、その他の怪物の侵攻


多くの古の種族の犠牲によって、侵攻を何とか食い止め、強力な魔物は封印や弱体化にも成功した


でもね、強者を失ったことで、人類は衰退していったの。弱体化した三魔龍や魔狼に負けてしまうほどに


まぁ、その辺は今回は省くわ。本題は神祖についてだからね



神祖とは、吸血鬼の真祖にのみ至れる種族の頂点


吸血鬼族は神話の時代に滅びたから、唯一の真祖だったわけだけど、彼女に神祖に至る力はなかったの


正確にはあったのだけど、その力を得た時には既に自身の命が尽きようとしていた


理由はね、吸血鬼族を破滅に追い込んだ七厄災パンデミックを相打ちで倒したから



種族の頂点、それはこの世界の救済措置システム


絶対的な権能を持ち、神をも打倒する力


何故吸血鬼だけが到達できるのか、何故神をも打倒する力があるのか


それはね、吸血鬼という種族がこの世界に自然発生したからなの


さっき創造主が創り出したって言ったけど、アレは嘘。吸血鬼だけは例外なの


自然発生したと伝えれば、その時代でどうなるか分からなかったから、敢えて嘘の伝承を伝えたの


神によって創造された種族は、一応の保険として、その成長に限界点を設定された


神に対しての謀反が起きないように


だけど、神に創造されなかった吸血鬼族には、その限界が存在しない。故に何処までも強くなれる


それこそ神に至る程


まぁ、簡単になられると困るから、創造主は吸血鬼族に交渉を行なった


真祖に至るまでのレベルを高くし、神祖に至る条件を に設定したの


簡単に纏めると、神祖に至る鍵を手に入れた貴方は、私達の同類。神様見習いってこと


「理解した。正直よくわからんけど」

「それ理解したって言わない」

「……ヨシっ!」


バシッ


巫山戯て言ったら思いっきり叩かれた


「まぁ、位が近いから敬語じゃなくていいよ、ってことだろ」


重要な話を覚えているのか疑いたくなる纏め方だ。


「簡潔ですねぇ」

「まぁ、それくらいでいいだろ」

「ウォン」


神々が呆れている気がする…


「んで、この後は?」

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