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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第56話 ダンジョンそしてまた強敵?

「ダンジョン…?」

「魔力、マナの集まり方的に、そうだと思うが」


何故だろう。ここがダンジョンだとは思えない。


「進むぞ」


必要なバフを掛け、レオンを先頭にして進んでいく。



「なんかモンスター強くね?」

「レオンもそう思うか?」

「思うってか、実際レベル高くね?」


モーグラLv142

モーグルLv131

モグーラLv144

モグールウルフLv132

モグールウルフLv131

ウルウルフLv128


「なぁ〜んか既視感」

「主よ、あのダンジョンではないか?」

「あのEX?」

「あぁ」


思い出すのは、海底にあったEXダンジョン。


「そういえば、このダンジョン?の名称とかは?」


ここがダンジョンであるならば、入った瞬間にダンジョン名が表示されるはず…


「誰も出てない?いや…」


そこで、レオンは気付く。視界の端の方。ほんの小さくなにかある。


「神の産まれ帰る場所?」


表記はダンジョンで間違いない。しかし、


「名前がなんとも…」

「なんでレオンにだけ?」

「恐らく、EXダンジョンが影響してるんだろ」

「唯一の踏破者だからな」


…それは多分関係ないです。恐らく、真瞳とか他のスキルが原因だと思います。

だって、神と名のつくスキル達だもの。

真瞳は、何故か余計な情報すら視界に表示する。例えば、スリーさい


「総員警戒。なんか来る」


余計なことを考えていたら、複数の気配を感じた。


「感じ的に魔物。てか、数多いな。この先に開けた場所がありそうだ。そこまで出るぞ」


すぐに辿り着いた広場には、到着とほぼ同時にモンスターが侵入してくる。


「すっげぇ。全部150越え」

「数、多くない?」

「多い…けどあれだ、厄災戦に比べれば」

「そりゃ少ないわ」

「比較対象悪すぎだろ」

「ほらほら、喋ってないで戦闘準備。レオンはもう突っ込んでるよ」


喋っている間に、レオンはカクラを伴って魔物の群れに向かって突貫。

マイは位置を見極めながら、レオン達への攻撃を防いでいる。

ミオも、巧みな気配操作で居場所を偽装。倒せなくても、行動を阻害している。


「リックはなんで置いてかれてるんだ」

「…あれに付いてけるわけないやん。最近の魔門狩りの時も付いてくので精一杯やで?」

「あー、だからマイちゃんの護衛か」

「正直要らんと思う」

「ん。要らないけど、居ると楽だから働いて」


無慈悲な言葉がリックの胸を抉る。


「訂正。()()()()()()()()()()()()はお願い。リックの腕は信用してる」

「…その言い方はズルいやん?逃げ道ないやん。まぁ、ありがたいことだ」


レオンとカクラ、ミオの攻撃を掻い潜り、マイに接近した魔物の腕がマイを叩き潰し、次の瞬間腕ごと身体が両断される。


「イリュージョンアサシン、瞬攻、別断」

「流石。よく覚えれたね」

「必死やったで?攻撃を受けることで、技の感覚掴めとか、スパルタ過ぎる」

「お兄は、できると思った人にしかスパルタしない。リックはお兄に認められてる」

「まじか」

「マイさん!聞こえてるんですよ!それ俺がいない時に言ってくんないかな!せめて」


聞こてえきた声に、2人して苦笑する。


「まじでしょ?」

「みたいやな。…なんか嬉しいわ」

「結界・重」

「サイレントアサシン」

「リック、()()()()()()

「レオン程頼りにはならんけど、任せとき。一体も通さん」



「おい、なんかリックの奴マイちゃんと仲良くなってね?」

「なにあの、なに?」

「即席のはずが、息ピッタリじゃん」

「貴方達、いい加減に集中しなさい。ほら、次来てますよ」

「ヘイスト!」

「瞬攻、断頭」


接近してきた魔物のヘイトをベルリンが奪い、一瞬の隙を付いてカイドウが仕留める。


「心配すんなよアミュー」

「そうそう。油断してる訳じゃないですから」

「昔っからアミューは心配性ね」

「うるさいです!オートヒーリング、アクセル、風音!戦えないんだから囮になる!ほら、プラスターゲット!」


機動力のある風音にAGI上昇のバフとヘイト集中のバフを付与。

囮役という、必要なのか分からない役目を押し付ける。


「え、ちょ!?」

「え、ヘイト向かないんですけど!」

「ほら、風音掻き乱しなさい」

「あ、はい」

「レオン!風音が乱すので殲滅お願いしますね!」

「…はいよ!電光石火、疾風怒濤、天照日輪、常闇月輪、アカバネシャープエッジ、チャージブレイド、テンライチャージボルト、ライトニング、ギアボルト」


一瞬の躊躇いの後、強化魔法を使い、その時を待つ。


「クッ!レオン、ちゃんと仕留めなかったらアミューの恥ずかしい話をここで話してやるから!?」

「ちょっと!?」

「…おい、何人か仕留めるな的な視線送ってきたヤツいるぞ!」

「真面目にやりなさいよ!」


わちゃわちゃしているが、風音は器用に敵の攻撃を避けている。

というか、攻撃を誘導し、余裕を持って回避している。


「ほんっと!囮として最適すぎる人材よ風音は!」


風音に攻撃するのに夢中で、魔物の位置が少しずつ纏まっていく。


「それで十分。捉えた」


それからまもなく、風音によって誘導された魔物のルートを選択する。


「韋駄天、鳥の閃、暗黒球」


ルート上の敵を全て屠り、少し離れた的に飛ぶ斬撃と周囲の魔物を吸い込む暗黒球。


全ての魔物を倒し


「ァァァァァァァァァァァァァァァ」


耳を劈く音に顔を顰め蹲る。


「うっさい!」


カクラが鳴り響く音を殴るように鎌を振るう。


サウンドイーター(音喰らう鎌の影)!」


鎌の影が広場の床を埋め、獣の顎のような形に変わり、音を立てないまま閉じられる。

すると、鳴り響く音は綺麗さっぱり消えていた。


「雷電砲華!」


納刀していた刀を最速で抜き放ち、雷を放出する。


何も無い空間に向けたそれは、空中で何かと激突し、眩い光を放つ。


「光喰い」


光が放たれた瞬間にその光を喰らう。

そして、空間にいた何かが正体を表す。


「機械?」

「ていうか、顔?」

「油断すんな!HPバーが表示されてるぞ!」


ゴーレムヘルムLv999


オリハルコンで造られたゴーレム。

強力なマナ耐性を持ち、斬撃を無効化する。

熱に弱いが、その熱は人間に耐えられる温度では無いとされる。

主なきそのゴーレムは、主を探し彷徨う亡霊のよう。


「HPバー10本…」

「これ、攻撃通るの…?」

「マナ…魔法系と斬撃?」

「何発で殺れるかな…月影、闘神舞闘(とうしんぶとう)、柏手」


攻略法を考えるメンバーを置いて、レオンはその手を打ち鳴らす。


一拳(いっけん)


ドゴォン!


最初の一撃目にして、拳で殴った音とかけ離れている。


双葉(ふたば)


瞬く間に打ち込まれた連撃。


三輪(みわ)


顔しかないゴーレム相手では、鳩尾と腹はないが、とりあえず3点を一瞬で打ち込む。


四道(しどう)


掌底で僅かしか無かった地面との隙間を広げ、その隙間に潜り込んで三連打。


「五つ星」


本来別の場所を狙う技を、あえて同じ箇所に五連打ち込む。


六貫(むかん)


貫手でゴーレムの目を狙ってみるが、指が折れるかと思った。


七輪(しちりん)


円を描くように足蹴り二連。


「八天」


一瞬の間に八連撃。残像が発生する程の速度だ。


「九里」


本来の足払い、背負い投げ、を変更。助走をつけ、ゴーレムの頭上へ。身体を回転させ、かかと落とし。勢いで逆さになった視界のまま、ゴーレムの頭上を二連打。


「十重・百燐(ひゃくれん)


発勁の要領で伝えられた衝撃がゴーレムの身体を揺らす。


「2巡目!」


スキル.闘神舞闘の効果発動

以降アーツのダメージ倍率を二倍します


「一拳」


先と違い、音が響かない。


「双葉、三輪、四道、五つ星、六貫、七輪、八天、九里」


再び絶え間なく打ち込まれるレオンの拳。


2巡目の一撃目に生まれた亀裂は瞬く間に広がり


「双重・白蓮(はくれん)


最後の一撃でゴーレムは粉々に砕け散った。


「最後まで必要なのかぁ」


砕けた破片が当たらないよう戻ってくるレオンは、少しだけ不満そうだ。


「また一人で終わらせた…」

「レイド組んでるから経験値分配されるけど、少ないんですけど!」

「確かに、打撃と刺突いけるくね?とは思ったけど、実行速いよ!」

「それもあるけど、闘神舞闘って格闘術のアーツ?なんかバグみたいな効果してなかった?」

「あっ」


パーティーを組んでいると、スキル発動のログが残る。スキル情報の秘匿を決めたのに、何たる不覚。

観念して闘神スキルの話だけする。


「進化条件不明か…」

「闘神…現状レオン以外は入手出来てないだろうな。そもそものレベル差がデカすぎる」

「そもそも、闘法アーツすら解放できてない奴が多いからな」

「格闘術メインにしてる奴は闘法解放できてるらしいけどな」

「でも、武神魔宴はまだなんだろ?」

「あれ解放条件あるんよな」

「メインで使ってたら、条件満たしてそうなもんだけど?」

「柏手から双重まで繋げきること」

「は?」

「対人でも対魔物でもいいんだけど…途中から過剰威力ですぐ死ぬやん?」


20体以上の群れに出くわしても、2巡目の余波で倒れる個体も出ることを考えると、最低でも30以上は必要なのだが…


「お兄、そんなことよりあれ」


スキルについての話をしていたら、本来の目的からズレていた。マイがそれを戻そうと声をかける。


「道か」

「今、リックとお姉が偵察に行ってる」

「…ミオ、マイ追い掛けるぞ。他は少しここで休憩しててくれ。ムー!居るだろ」

「はい、ここに」

「行くぞ」


手短に方針を伝え、その道へ踏み込む。


「んで、そうすると今の広場に敵が湧くんだろ?」


道が閉じられ、広場と遮断されるが


「八咫鏡」


レオンが広場に戻る。


「全員寄って、ほら行くぞ」


すぐ全員が集合。塞がれた向こう。ミオ達が待つ方へ移動する。


「さ、追い掛けるか」


索敵で敵がいない事を確認して、気配を掴んだ2人を追い掛ける。



「2人とも、さっきから動いてないけど何かあったか?」


常に気配を掴んでいたレオンは動かない2人に違和感を覚え、飛び込んできた光景に絶句する。


「レオンどうし…た」


追いついて来たメンバーも同じように絶句する。


「…リック、姉さんそろそろ説明頼む」

「いや、説明することもない」

「見たまんま。私たちが来てから変わってない」


その視線の先にあるのは…


巨大な空洞、そして謎の巨樹、そこに埋め込まれるように封印?されている三人…2人と1匹


「なんだあれは」

「レオン、鑑定が弾かれた」

「看破も」

「…見えた」


見えた情報それは


神樹(しんじゅ)アリナ・ユグドラシル

神鉄(しんてつ)カイン・オリハルコン

始祖獣(しそじゅう)ビースト・ゼロ


アリナ・ユグドラシル…初代エルフの巫女。神樹ユグドラシルを守護するために贄に捧げられた少女。


カイン・オリハルコン…とあるドワーフが保管していた鉱石がそのドワーフの死後、意思や身体を得た事で神域に至った鉱石。名は持ち主であったドワーフの物。


ビースト・ゼロ…天使族最後の抵抗で生まれた神獣。その最初の一体。永遠に届かない命を延ばし、未来の世界を守る為に他の神獣によって封印された神獣最強の個体。


「この説明…それに初代と考えると、このエルフとドワーフはエルダー…」


レオンの呟く声は、ミオ、カクラ、マイにだけ届く。


「侵入者確認侵入者確認侵入者確認…標的を排除排除…標的に吸血鬼、小人、天使を確認…errorerrorerrorerrorerrorerrorerror」

「侵入者の排除から変更。対象者の保護…ゴーレムメイド稼動全機動員」


その音声と共に無数の同型?ゴーレムが現れる。


「破壊しないよう立ち回るの大変だぞこれ」


既に経年劣化で多少の損傷がある。破壊してもいいものか少し悩む局面だ。


「試すか…血霧」


レオンの身体がいきなり消える。消えたと言うよりは、気化したという方が近いだろうか?いや、霧の性質上は液化?


「血鎖」


一瞬の内に空間を支配したレオンは、その身体を鎖のように変化させ、ゴーレムメイドを拘束する。


「どうだ?」


たった一人でまた終わらせたレオン。元の姿に戻るが…


「お兄、装備」

「レオン、服着ようね」


マイとミオが言うように、レオンは装備が外れ、全裸である。

インナーすら解除されている。


「オゥシッツ」


速攻で装備し直す。

流石に局部は謎の光さんのお陰で隠れたが…


「随分鍛えてるんだな」

「まぁ、わかってたことだけど」

「しっかり6つだった」

「く、クヌギ、レオンってレオンって」

「あー玲奈には刺激強かったか」


後ろで色々大変そうだが、無視である。


「さて、どうする?」

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