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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第54話 門の破壊そして大物

流石に人数が少ないと言うことで、未だログインしていたメンバーを連れて発生源に向かう途中


「明日も学校あるんだけど?いや、終業式だけだからいいけど」

「良くはない。玲音君遅刻は許しませんからね」

「ならレオンよ、朝までやるか?」

「レベリング徹夜でしますか?僕はやろうと思ってるんですけど」


レオンの言葉に、担任の亜美、アミューが真面目に回答し、同じ教師のシェンは良くない方向に誘い、ベルリンがそれに乗ってくる。

カイドウ…海堂先生は無視。いや、あの感じあの人も徹夜でレベリングだろうな。


「…徹夜してもいいんですけど」


そこでレオンは言葉を区切り、後ろを歩いているミオとカクラとマイに視線を向ける。


「ダメ!とは言わないよ?」

「まぁいいんじゃないか?」

「ミオ姉が許すなら」


まぁ許可?が降りた


「やるか」

「…居眠りしたら補習です」

「カイドウ、シェンどうしよう」

「「居眠りしなきゃいい」」


まぁそうなるか


「おっけ。この後少しリアルで身体動かしたらやるわ」


そう言ってレオンは前を向く。


「いいねぇ!ここのはレベルが高い。楽しくなりそうだ」


鑑定と看破、感知を発動しつつ魔力を薄く広げ索敵する。

その結果に笑みを浮かべる。


「マイ、1回分でいい。脚力強化の結界。ミオ、牽制の射撃。カクラは…撃ち漏らしいたら頼むわ」


最低限の援護だけを頼み、必要なスキルを発動し構える。


「電光石火、疾風怒濤、気炎万丈、水流瀑布(すいりゅうばくふ)


血操術と各属性魔法の合わせ技。レオンしか使えない強化魔法。

リアルの動きにまだこの世界の身体がついていけない。それを補う為の強化魔法。


「疾風迅雷、瞬攻、刻刃(こくじん)爪刻(そうこく)


魔物に察知される前に接近、進行方向に斬撃を刻み込み、そこを通った瞬間に魔物の身体に斬り傷ができる。


刃道延々(じんどうえんえん)


刃道延々…刃道という技を延々と繰り返すだけの技。

刃道…刃を振るうことで障害を排除し、自身の進む道を切り拓く。振るわれた刃は、その場に斬撃を刻み、外敵を寄せ付けない道を成す。


「韋駄天」


遠距離から攻撃をしようとする魔物を視界に収め停止。一瞬の溜め。ルートを固定し、敵の首を落とす。


鳥の閃(とりのひらめき)


刀に光属性の魔力が集まり、それを振るうことで放出。鳥の形に変化した斬撃が道を行き、先にいる敵にダメージを与える。


光喰(ひかりぐい)


鳥の閃…光の魔力で形になった飛ぶ斬撃。当たった敵に光傷を与える。


光喰…闇属性の飛ぶ斬撃。光属性の魔力を持つ敵の魔力を喰らい、ダメージを与える。光特効攻撃。


先の敵をあっという間に殲滅。ミオ、マイ、カクラの援護も必要としない。最初にお願いしたことだけだ。


「稲妻」


地面を踏み抜かんとする勢いで飛び出す。マイによって強化された脚力で、レオンの速度は更に上昇。


敵とすれ違う度に刀を振れば、細い雷が迸り敵を焼き焦がす。


「ん?開けた場所…見つけた!」


索敵に掛かった反応に、更なる加速をもって接近する。


「ちょっ!?」


置いていかれる面々。先程から着いていくので精一杯。


天照日輪(あまてらすにちりん)、光砲、光竜、閃光」


天照日輪…疾風怒濤、気炎万丈、水流瀑布と同じレオンのオリジナル。他もそうだが、この強化魔法はレオンの身体能力を強化するのと同時に、レオンの使う属性魔法を強化する。


光竜…その名の通り、光の竜が敵を飲み込む。


光砲…刀を突き出すように光属性の魔力を撃ち出す。


閃光…身体を焼く程の光量は敵の視力を奪う。しかし、使い手にも牙を剥く諸刃の剣。


「アトラルカ!」


一気に消費した魔力、MPが瞬く間に回復していく。


「チャージボルト、ギアボルト、ライトニング、チャージブレード、シャープエッジ」


普段から多用する精霊の強化魔法。

赤椿を納刀し力を溜める。


「我が神器は二刀一対。我が神が授け、我が神が与えた名は霧雨。此処に封印を解き、その真名を」

「守護の神格を授かり、守護神を宿す、護神刀早霧」

「妖を封じ、その妖気に当てられ変質した、破魔の神格、妖刀村雨」


霧雨を解放。


早霧と村雨を手に、二刀流で駆け回る。


「車輪、双炎乱舞」


二刀流で行う車輪は倍の被害を生み出し、刀に炎を宿し乱舞すれば、燃え移り被害を拡大する。


「陽炎」


他の魔物を盾に接近したであろう魔物の攻撃を、その場で受ける。


しかし、その攻撃はレオンの身体をすり抜け、地面を叩く。


「風鳴」


最速の納刀から最速の抜刀。

鈴の音に似た音を響かせ、接近してきた魔物を両断する。


「雷電砲華、雷砲一閃」


大輪の華と一文字は残る魔物を殲滅。


門から新たに魔物が出るのを待つ状態に。


「さて、追い付いたみたいだし、やるか」


納刀。外に向けた意識を断ち、手に持つ刀と自分自身に集中。


目視で門を視界に収め、その一刀を抜き放つ。


「抜刀・極至」


その一刀は、門を一太刀で斬り落とす。しかし、それ以外には一切の傷をつけない。


「あれが…」

「本当に門を斬りやがった」

「…レオン」


目撃した者はその目を疑う。しかし、目の前には実際の結果が。

その一撃は、流石のミオやカクラ、マイにしても驚愕の一言だった。


皆がレオンに駆け寄ろうとして、突然の地響きにバランスを崩す。


「主よ。なにか来るぞ」


アトラルカの忠告の声。


それと共に空間に裂け目が生じ、そこから何かが這い出でるようにして出現。


「総員戦闘態勢!」


レオンの掛け声にその場の全員が咄嗟に反応する。


相手の脅威度が不明な為、全員が必要なバフを掛けていく。


ストレングス…STR1.1倍

プロテクト…ダメージ1割軽減

マッスルウォリアー…STR、VIT1.25倍

オートヒーリング…HPが減っているプレイヤーにHP自動回復15秒5%

バトルヒーリング…戦闘状態のプレイヤーに継続回復10秒2%

オールエレメント…全属性ダメージ5%カット+魔法威力5%上昇

レッドライン…自動回復が発動しているプレイヤーに、回復中体力がゼロになるような攻撃を受けても1度だけ耐える。

デットオアアライブ…50%の確率で死亡回避。その場に体力が半分の状態で残る。無敵時間が10秒と短い

アサシンズプライド…認識外からの殺害によるSTR5%の常時バフ

サイレントアサシン…音を出さないで動き続ける間、全ステータス1.5倍

ヘイスト…敵の注目を集めやすくする

ベルリンナイト…ベルリンが選んだ5人のプレイヤーと自身のバフを共有。効果は重複する。1日に1度だけ使用可能。

聖騎士隊…シェン、カイドウが選んだ10人のプレイヤーに聖なる光属性を付与。属性耐性を完全に無視した確定ダメージを与える。1日に1度だけ使用可能

力こそ(パワーイズ)正義(ジャスティス)…ガンツが選んだプレイヤー2人にSTR3倍のバフ。1日に1度だけ使用可能

戦場の聖女(たたかうおとめ)…アミューが戦場に近い程、回復系魔法の効果上昇。最大3倍。

ブレイドソウル…刀剣類を使用の場合任意のステータス1.5倍。

ランスアンドランズ…槍系統の武器使用時、任意のステータス1.5倍。

ハンターアイ…弓系統の武器使用時、命中率補正15%、器用値1.25倍

ピストンスタンプ…槌系統の武器使用時、2連撃以上の攻撃を行った場合、その攻撃回数を倍にする。

マナストレージ…アーツ発動から戦闘が終わるまでの間、MPの最大値を倍にする。


「この感じ、デカイな。近い気配は…あれだ、バルザークとかいうグレゴルの眷獣」

「お兄」

「ん?平気だよ。あの時より強くなってるし、頼もしい味方もいるからな」

「レオン、私は姿を隠してチャンスを窺うよ」

「了解」


ミオに返答すると、レオンは瞳を閉じる。

自身の内側へと意識を向け、戦意を鋭く厚くする。


「行くぞ、天叢雲剣、八咫鏡、八尺瓊勾玉」


3種の神器を解放。


「朧月夜」


更に禁呪を使用。しかし眷属達の召喚はしない。


レオンの準備が終わるのと同時、這い出でる何かのステータスを読み取る。


???????Lv???

HP?????????


?????????????

?????????????


「なんもわかんねぇぞ」


ニヤリと笑いながら、レオンが最速で接近する。


「疾風迅雷、瞬攻、魔断」


敵を間合いに捉え、両断。


「なんだこのかん」


手応えに違和感を覚え、意識がほんの少しだけ逸れた。


「boるト」


レオンの腹に何かが命中。レオンを壁へ吹き飛ばした。


「クッソ」


咄嗟に防御の為、刀を差し込めたが、かなりの威力だったのか壁に激突し息が詰まる。


「総員!敵の動きをしっかり見ておけ!」


一瞬の攻防?何が起きたのかわかっていないが、レオンが吹き飛ばされたことを認識し、カイドウが即座に全体へ指示を飛ばす。


「n?今ノおマえbaるザーくヲころsiたやツか?」

「聞き取りずれぇんだよ!」


すぐさま息を整えたレオンが再度肉薄。


「落雷!」


刀を振り下ろすと同時、その場に無数の雷が降り注ぐ。


「やっパリまちがいナイお前オレノおとうトころしタヤツ」

「チッ!てめぇの弟って誰だよ!覚えがない話すんな!」

「オレノなまエヴぁるファレばるザーくの兄」

「四首の蛇の兄が人型ってどうなって!?」


会話の途中、飛来する何かを気配を感じ取り、その場を至急離脱。


入れ替わるようにして、味方の魔法や矢等の遠距離攻撃が届く。


「あのときのニンゲンなラめんどゥだっタけど今ならよユウ」


攻撃を受けたにも関わらず、何事も無かったように攻撃を仕掛けてくる。


「ベルリン!」

「ヘイストハウル!」


ヴァルファレの攻撃がその軌道を大きく変化させ、ベルリン達タンク組へ向かう。


「マルチパリィ!」


盾で受ける直前。反射系アーツを使い攻撃を返す。


「チャージアックス!」「チャージランス!」「インパクトスロー!」「チャージスラッシュ!」「チャージスタンプ!」


「むだ」


反射したはずの攻撃も、他のプレイヤーの同時攻撃も意味を成さない。


「おまえたちのちからじゃ俺にはとどかない」


拳を振り上げ、その拳に魔力を纏わせる。


「おわり」


その拳が振り下ろされる直前、ヴァルファレの背後から稲妻が駆け抜ける。


「雷帝抜刀・轟くは願い」


背後から正面に移動したレオン。刀を振り抜いた姿勢から納刀。と同時にヴァルファレの腕がだらんと垂れ下がる。


「な」


驚愕で目を見開くのが見て取れる。


「そうか、これなら通るんだな?」


言ったそばからレオンの魔力が膨れ上がる。


「我、命燃やし修羅と成る」

「想いを焚べよ、我が心!」

「炎帝抜刀」


蒼白い焔が刀に凝縮されていく。


「焚べる想いは糧」


振り抜かれた焔は、ヴァルファレの垂れ下がっていた右腕を切り落とし、その傷口を焼きながら尚も止まらず、左腕に至るまで傷を刻み込む。


「おぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」


全身を駆け抜ける痛みに、堪らず膝を着き、蹲るように頭を地面に付ける。


焔は未だヴァルファレの身体を焼き、恐らくHPを削っている。


「さぁ、まだまだ続けるぞ」


レオンの後ろで武器を構える面々。

全く通じていないということは無い。と信じて戦い続けることを選んだ。


「我等此処に、命の輝きを示す」


レオンから溢れる魔力が、レオンのみならず他のプレイヤーを覆う。


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