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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第49話 地下都市到着そして職人という人種

「片付いたな」

「助かったぜレオン」


武器を納めたレオンにルツが話し掛ける。


「魔物ってこんなに発生するのか?」

「...頻度か?それとも規模か?」

「どっちもだ」

「...書物に残る情報で言うなら、百数年ぶりだろうな。スタンピードだ」

「ここに来ても最初はそれか」


始まりの街でも最初がスタンピード系のイベントだった。


「とりあえず都市に案内してくれるか?どう防衛するかとか考えたい」

「任せろ」


魔物の素材は大半をレオン達が回収し、残りはルツ達の分とし、スタンピードに対する備えとしておく。



「あのゴツイのは?」

「恐らく王統括の国防軍」

「国防軍?」

「都市を守護するという性質上、王が統括した方が早いからな」

「なるほどな。王が前線に出るわけじゃないから」


白と赤、縁取るように施された金。何となく見た目だけの装備にも見えるのだが


「国防軍の対要人用魅せ装備だ」

「本来はちゃんとしたやつ?」

「当たり前だろ」


そりゃそうだ。何が悲しくて動くのを邪魔してそうな鎧を着込んで戦わなきゃいけないのか。魔物や他国との戦いは命懸けなのに。


「ルツ、その方が?」

「そうだ。隣国、天照王国の守護四傑、始祖の血レオンだ」

「お初にお目にかかる。ドワーフ王直轄国防軍隊長のワルドワだ。よろしく頼む」

「紹介の通り、天照王国守護四傑、そして異界人レオンだ。こっちの三人が同じく守護四傑。残りが、天照王国国家認定クラン解放者のメンバーだ」


全員が軽い自己紹介を行う。


「魔物の討伐感謝する。いきなりで申し訳ないが、王にあってもらう」

「全員で行く必要はあるか?」

「そうだな…レオン殿とあと三人は欲しいな」

「なら、ミオとおやっさんとクヌギかな」

「私達は情報収集ってこと?」

「流石。風音を中心に凛、玲奈、リックが裏の情報まで確認。カクラ、マイ、アミューは物価とか素材のレートの確認とかな」

「…俺達がいる前で裏の情報とか言うなよ」

「怖いもの知らずかお前さん」


レオンの言葉にルツとワルドワが苦笑するが、こういうのは意外と重要なのだ。

何処で誰が何をしているのか…調べようとしないと情報が手に入らないことが多いから。


「まぁなんにせよ、地下都市に着いてからだ」


再び武器を構えるレオン。


「第二波ってところか」


感知範囲内に複数の反応。先程より少ないが、戦えない者が少し増えた現状、厳しいことに変わりは無い。


「道を拓く。カクラとクヌギ、凛、玲奈で先導。ミオ、マイ、アミューは適時援護。リックはドワーフ達の誘導と全体の監視。風音も監視に回ってくれ。おやっさんは」

「足引っ張るだろうから大人しくしてるさ」

「すまん。俺は周りを排除しながら殿を務める。素早く行けよ!」


戦える者は武器を持ち、戦えない者はマジックバックらしき袋に道具を仕舞いこんだ。国防軍所属の軍人も装備を切り替えたらしい。カクラ達の支援に回るようだ。


「百鬼、百刃、千蓮万華」


血刀を持った血の鬼が魔物を足止めし、動きの止まった魔物に千の血刀が襲いかかり、赤い花弁を散らす。


「シド、リジ、トニー敵を排除しろ!」


レオンの召喚獣が百鬼を抜けてきた魔物を倒していく。


「レベルが高くて結構!経験値が美味しいなぁ!」


血飛沫を浴びながら笑うその姿は...


「戦闘狂」


そのものだった。



レオン達の活躍のおかげで、軽傷者は出たが重傷者は無しで都市に到着する。


「軽傷者は1箇所に集まってくれ!具合を確認して、必要なら手当を行う」


ミオ、マイ、アミュー、の元に軽傷者が集まり、その3人を手伝うように、都市から集まった医者達が診察していく。


「手当が済んだ奴は場所開けろ!手の空いてる元気なヤツらは、分けてもらった魔物を解体場に持ってけ!」


ルツの方もドワーフ達に行動を促す。


「レオン殿、そろそろよろしいか?王の準備ができたそうだ」

「わかりました。ミオ!おやっさん!クヌギ!行くぞ!」


3人に声をかけ、近くに集まったのを確認してワルドワの先導で移動する。


門を潜り、近くに停めてあった馬車に乗る。


白に金で縁取られた馬車...王族のであろう紋章が刻まれている。


移動中にある程度この国の情報を聞いておく。

基本的な情報は風音達に任せればいいが、上層部に関わりそうな情報はこっちが聞いておく。


「その辺のお話は、王がなさるでしょう。王が貴方様と話したがっております」


ということで、あまり聞けなかった。



10分そこらで到着した。


「城...というかでっかい鍛冶場?」

「種族的にこっちの方が落ち着くんだそうです。歴代の王達は皆そう語っています」

「鍛治職人の血か...おやっさんは似た人種かもな」

「俺は分かるぞ。鍛治職人は鍛冶場にいるのが1番落ち着くし、集中出来る」

「まぁ分からんでもない。俺も刀振ってる時が1番落ち着くからな」


一定数いる人種。レオンも漏れず当てはまるのだ。


そう話しながらも、歩く速度は落とさない。目的地へ案内される。


道中、壁や廊下?に飾られている武具を眺めて行く。


「わぁ、武具のランクで言うなら赤椿と同ランクだな」

「悔しいが負けてるな」

「そう思う根拠は?」

「魔力の通りに淀みがない。刃紋に沿って流れる魔力が無駄なく循環してやがる。俺らが試作したリロード武器の何倍もの性能だろうよ」

「...この武器でリロードしたらやばい?」

「お前さんの雷砲一閃に近い威力は出せるな」


「この防具、ベルリンに良さそうじゃないか?」

「ほう?確かに良さそうだが、魔防を捨てることになるぞ?」

「それはまずいな。現状魔法によるダメージを減らすのは、ステータスでそっちに振るしかないからな」

「そちらの防具ですが、魔力を通せばある程度の魔法耐性は獲得できますよ?まぁ、消費量が多すぎて実用には至りませんでしたが」


「これがお主が鍛えた刀か...」

「赤椿って名を付けてある」

「ほう...。いい刀だ。精霊が宿るだけあるな。しかし、まだ荒い。魔力の流れが少し乱れている。淀みにはなっていないが、通れる線が細いな」

「詳しく説明を頼む」

「武具の魔力が通る線ってのは、魔力と金属の接着面の事だ。その線を太くしようとするならば、魔力と金属の接着面を薄くする必要がある。魔力と金属を上手く融合...中和?させる。そうすると魔力を通す時に、距離が開いていると流れが悪くなり、近い方が良くなるわけだ」

「つまり、赤椿はまだ金属と魔力が近くないと?」

「そうだなぁ。後3mmは近づけたい」

「...」

「感覚を掴むには実践あるのみだからな。そこで経験積んでくるといい」

「ありがたい。数回見てもらえるか?」


.........


「レオン殿申し訳ない」

「いや構いませんよ。こうなる気がしておやっさん連れて来たんで」


先程からおやっさんと談義を交わしているのは、この国の王様だ。

向こうからやってきて、来るなり赤椿を見て、出来に感心して、精霊に感激して、その造り手であるおやっさんと熱く語り合い始めた。


「ああなると止まらないので、暫くはこちらでごゆっくりどうぞ」


テーブル一式にお茶や菓子、軽食もある。


「まぁ時間はある...か。今のうちにステータスの確認でもするか」

「リアル2連休だからいいけど、長時間アラーム気を付けてね?」


...最近アラームを無視する傾向がある。何せ、1度始めると何かしらの問題が起きるからだ。

楽しいからいいのだが、リアルの方が疎かになりかねない。


「ログアウトしたら、ちゃんと身体動かすか」


この日、レオンのリアル練習メニューが、いつもより少しハードになった。

リアルの日付とかは曖昧ですが、あまり気にしないでください。

話を続けていく上で多少の修正が起きると思いますが、基本ゲーム内での話なので問題は無いかと。


もう時期、玲音達も夏休みに入る頃です。その頃には夏休みが終わってる頃でしょうか?

読者の皆様、夏休みは如何お過ごしですか?


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