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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
108/112

105話 宣言と建国そして欲張り

世界各国の団結を強める為、帝国という敵に対する秘密兵器、プレイヤーの実力向上の為のコンテンツ


操作パネルを開き、クランとギルド画面を表示。

マスター権限を副マスターのミオに移行。自身は脱退する。


すぐさま通知が入ったのだろう。ミオ達が混乱しているのが送られてくるチャットで分かる。


そのまま別の画面を開き、「建国」を選択する。


そして、国の名を決める。


「魔国ドロア」


国の建国が世界に告知されるのを聞きながら、レオンはもう一つの選択肢を決める。


ワールドアナウンス

この世界に魔王が誕生しました。

魔王レオン、魔国ドロアの国主であり魔王。

太古の五龍や三天狼、龍王達との交流を持つ異界人。


魔国ドロアに魔国ダンジョンが生成されました。



「セレス、全世界に向けた放送の用意を」

「できてるわ。すぐに?」

「あぁ。玉座に回せ」


セレスが何かを弄っているのを横目に、レオンは城へと入っていく。



ミオ達先導者、解放者に所属するプレイヤー達は、突然のことに慌てていた。なんの連絡もなく行われたリーダー権の移行、レオンの脱退。そこへ追い討ちのように魔王、魔国のアナウンス。

レオンからの返信もなく、戸惑いばかりが募る。そんな時、空にどこかの景色が映る。


「城?」


ファンタジーの世界で見るような、黒く暗い印象の城。恐らく魔王城。徐々に近付いていき、景色が切り替わる。

そこは玉座の間、謁見の間と呼ばれるような場所だろうか。

玉座に腰掛ける一人の男。レオンだ。

普段から見慣れている装備では無い。

金縁の紅い外套。ライトアーマーの部類だろうか、肩から手の甲までを黒の鎧。手には濃紺のグローブがはめられている。

胴に鎧は無く、腰には帯刀する為のベルトが2本交差するように巻かれている。

脚には膝から下を腕と同じ黒の鎧。鎧は赤の差し色が入っている。


各地に映し出されたその映像は、プレイヤー、住人問わず、混乱を齎した。


「我が名はレオン・ブラッド・ロア。この世界の新たな魔王にして、魔国ドロアの国家元首である」


「我が国は、世界の平和維持を目的として建国され、太古の神龍、三天狼、転国、神国、海国、天照王国、ドワーフ都市、魔法都市、獣人国からの要請、承諾を得ている」


立ち上がり、刀を抜き、自身を映すカメラに鋒を向ける。


「さぁこの世界に生きる全ての生命よ。どうするのか、俺に見せてくれ」


そう告げ、刀を納める。


「さて、堅苦しいのは今ので終わりだ。ここから先は楽にいくぞ。まず、この世界の住人達に向けて。我が国は技術者の移住者を歓迎する。技術者以外も大歓迎だ。この国は多国籍国家。森人、土人、獣人、吸血鬼、精霊、小人、龍族。なんだっている。興味があるなら観光に来たっていい。ただし、悪意をもって入国する者は覚悟しろ」


「そして次は異界人とこの世界の冒険者達に向けてだ。この国には居住区と別にダンジョン区画もある。階層を突破し、我が城へと辿り着き、更に玉座の間へと辿り着いた者には豪華報酬を与えよう」


ボス階層への挑戦権、最上位精霊との契約、スキル書、ゲーム内マネー1億、人工神器がその報酬となっている。


「以上をもって魔国ドロアからの放送を終わる。皆の動き、楽しみにしているぞ」


ワールドアナウンス

世界に魔王が誕生しました。

魔国ドロアの位置情報がプレイヤー、住人達、全ての種族に共有されます。


EXダンジョンに魔国ドロアが追加されました。




「なんで今日ここに集められたのか、よーくわかった」

「なるほど。レオンの行動に巫女姫様も噛んでたのね」

「それで、今回集められたのは今の放送に関することだけじゃないでしょう?」


レオンの放送を天照王国の王城にて、巫女姫と共に見ていた解放者の面々。


「もちろんです。彼に関して黙っていたことは謝ります。そして、その謝罪として魔国行きの最速船を提供しましょう」

「それは、私達『解放者』専用と考えていいの?」

「ええ。我が国の守護四傑の方々が所属する国家認定クランですからね」


天照王国の国家認定クラン。この肩書きは『解放者』だけがもつ特別なもの。

そして、守護四傑も特別な称号なのだが


「レオンはどうするの?」

「どうとは?」

「守護四傑」

「それに関しては、彼から次期候補の一覧を貰ってますので。今後の活躍で任命する予定ですよ」


この場に集められた面々。集められた理由には、船の話と一覧に名が載っている異界人を確認する為。


『なるほど。レオンの選定は流石ですね。これは、選ぶのが大変かもしれません』


候補者

・カイドウ…攻撃という行動において、ミオ、カクラ両名に次ぐ実力者。同様の理由でシェンも候補に悩んだが、人当たりの良さや国民への対応を考えるに、カイドウを候補者に


・シェン…カイドウと同様の理由。候補に残すが、国民への対応力を考えると優先順位は下がるか


・ベルリン…防御力だけなら異界人最強の可能性大。マイが居るので防御は間に合う可能性があるが、ベルリンが入るならマイも攻撃に参加可能


・アミュー…守護四傑に欠けている回復担当。後方から俯瞰した視点での作戦立案や戦場指揮は苦手とするが、広い視野を持ち必要な場所に必要な回復を最適に送る。サポートの面では最優


・クヌギ…解放者の全メンバー内で、一番成長の余地がある男。俺の持つ技術の飲み込みが早く、そして技量も申し分無い。視野も広く、頭の回転が早い為、戦闘指揮も可能。期待値を込めるなら、最有力候補


・凛…戦闘力への期待は低いが、戦闘が弱い訳では無い。注目すべきはその諜報能力と指揮能力。風音の指揮を見ていた影響か、最適かつ迅速な指揮が可能。後方ではなく、最前戦での戦闘中に指揮が可能な為、軍を率いた場合を想定するなら凛一択。


『リックやジル、風音なんかはレオンに取られちゃったみたいだし…レオンって人を見るのが上手いのね』


凛とクヌギは、レオンに言われなければこうして注目することも無かっただろう。

凛は風音に、クヌギはレオンやミオ達に隠れて、その実力を知ることが出来なかっただろう。


『守護四傑に拘る必要無いから、守護九…切り悪いか。十か八とかありかな?それか』


「いっその事、解放者を国の軍に組み込む?」

「姫様、どのような繋がりでその思考になったのか、凡そ想像が着きますが、少し問題があるかと」

「聞かせて?」

「彼ら異界人は一定の場所に留まらない可能性があり、常時この世界にいる訳ではありません。そして、如何に実力があるとしても、国民や軍内部からの反発は起こり得る。メリットとデメリット、どちらも無視できないものですね」

「言いたい事はわかったわ。そういうの抜きにした場合、貴方はどう思う?」

「……解放者の面々であれば、そのような心配は無いと言い切れる程に、この国での印象は良く受け入れられている。現状、国家公認とはいえ彼等は別の場所に移り住む事も可能。せっかくの安心材料を自ら手放したいと思う者は居らぬでしょうな」

「まぁ実際、彼等は国民達とかなり友好的に接してくれている。カイドウやシェン、クヌギなんかは騎士団に混じって訓練したり、レオンから学んだ技を伝授しようとしてる。おやっさん達万事屋も国民からの依頼を受けてくれる。……上げればキリがない程、彼等はこの国に尽くしてくれている」


実際、国民にアンケートを取れば、八割九割の確率で賛成になるだろう。反対派の意見も、異界人であるが故の心配。宰相が最初に言ったような不安によるものだろう。


巫女姫が厄災に攫われた事や他国との戦争、反乱を起こした貴族の鎮圧等、彼等のおかげで解決した事例はいくつもある。

異界人達が高圧的で、恩着せがましい存在であったなら上手くいかないだろう。しかし、彼等は外の存在であること、この世界の住人にとって異物であることを理解し、求められない限り深くまで踏み込まない姿勢を貫いていた。


「異界人が来てからというもの、激動過ぎて大変ですね」


自身の責務からの解放、繋がることのなかった国との国交、三天狼、太古の五龍、龍王、そして


「正しい歴史の記録」


巫女姫が代々受け継いで来た記録も、改変された跡が見つかり、太古の隠龍や鮮血の覇王セレス、天狼や古代種の生き残り達によって修正された。


「異界人との付き合い方を更に考えるべきですね。宰相、各領主や国民にアンケートを取りなさい。これは最優先事項よ」

「承知しました」

「私は彼女達と話をするわ」


そうして行われたアンケートと話し合いの結果


ワールドアナウンス

天照王国に新たな騎士団が設立されました

これに伴い守護四傑が廃止されました


天照王国に新設された騎士団の団員の募集が始まりました

第一騎士団から第十騎士団が存在し、各騎士団事に特徴が存在します

騎士団に入団すると、国より給金が支払われ、ゲーム内1ヶ月で30万獲得できます

また、騎士団内部の役職によっては、その給金が上昇します

また、騎士団に所属する場合以下のデメリットが生じる可能性がございます

有事の際に緊急招集がかかると、如何なる場合でも国へ送還されます(クエストやボス戦等に挑戦中の場合、途中退出として扱われ、リアル1週間以内なら再開が可能です)

カルマ値という隠しパラメータが実装され、その数値によっては強制的に騎士団から除名、下手をすれば国家追放処分となります


以下は任命された各騎士団長です

第一騎士団長ミオ、第二騎士団長カクラ、第三騎士団長マイ、第四騎士団長カイドウ、同騎士団副長シェン、第五騎士団長ベルリン、第六騎士団長アミュー、第七騎士団長クヌギ、第八騎士団長凛、第九騎士団長フィーゴ、第十騎士団長白鷲


各騎士団の特徴は以下の通りです

第一騎士団「遠距離攻撃を主体とする最重要部隊」

第二騎士団「近接戦闘をベースに中距離戦もこなす遊撃部隊」

第三騎士団「バフデバフを主体とする後方支援」

第四騎士団「正面からの近接戦闘を担う重要部隊」

第五騎士団「防御や受け流しに防衛の核を担う」

第六騎士団「回復を主体に補助も担う国の生命線」

第七騎士団「戦場の状況に応じて臨機応変に対応する即応機動隊」

第八騎士団「各騎士団を繋ぐ連絡要因兼情報収集や撹乱を担う」

第九騎士団「騎士団全体の武具や補助具の整備製造を担う」

第十騎士団「諜報暗殺潜入等の闇を担う影の立役者」




「欲張ったなぁ」

「相当迷ったでしょうね」

「凛やフィーゴにクヌギは驚いてるだろうなぁ」

「クラマス権限も移ってるからね」

「んじゃま、俺達も動くか」


ワールドアナウンス

魔国ドロワに魔国英傑が誕生しました

以下は英傑メンバーです

第一席セレス

第二席ジル

第三席リック

第四席風音

第五席おやっさん

第六席イータ

第七席シータ

第八席アルフ

第九席トニー

第十席シド


魔国ダンジョンにてレアエネミーの出現を確認

テイム不可、無限復活、Lv???、エネミー複数

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