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異世界戦争、界渡り〜渡る世界は馬鹿ばかり?〜  作者: 鯉狐
2章 異世界・代理戦争編(仮)
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第97話 合流と前日

レオンはコンビニから帰ってきた位のテンションで帰ってきた。ミオ達文句言いたい組が拍子抜けして脱力するくらいだ。まぁ、リアルの方ではこってり絞られたようだが…


そんなこんなで、レオンが合流してからの準備が終わり、最後の作戦会議が行われていた。


「結局、向こうに付いたプレイヤーの数は?」

「はっきりした数は分かりません」

「そらそうか。でも、ある程度は目処着いてるんだろ?」

「恐らく」


風音はシェンに聞かれたことに答えていく。

自分達のクランが調べて得た情報とリックから共有された情報。


「以前からあった不満ではあるんですが、どうも3陣の後半組以降がその不満をぶつけるために向こうへ」


3陣とは、暴虐天童と破天大蛇との戦闘以降に参入してきたプレイヤーの総称。

その後半と言うのは、土人国の魔門事件前後に参入してきたプレイヤーのことを指す。


その不満と言うのが、レアモンスターやレアイベントの遭遇率やその討伐ペース。


1陣はレオンの恩恵を有難く受けているし、2陣も1陣のおかげで大きなイベントに参加出来ているため、不満はほとんどない。


実は、運営の計らいでもう一つの鯖が用意されており、そちらに行けばレオン達1陣と同じイベントを行うことは出来るのだが


「称号や経験値、装備やらに差があって不公平だと?」

「どうやらそのようで。後、一部のプレイヤーがレオンが最強なのは対モンスターであって、プレイヤー最強は自分達だと言い張る勢力もあるようで」

「それはまたなんでだ?」

「レオンがPVPをしたのが最初の頃の寄生虫事件だけでしたし、最近の竜人事件も目撃者は当事者だけじゃないですか。そのせいで、レオンの対人能力が知られてないみたいで」

「そうか」

「他にも、別の対人ゲームから来たプレイヤーの中には、レベルや装備が同じなら余裕とか、装備に頼ってるだけで別に大したことないとか」


その報告に、シェンを始めとして、その場で会議に参加している全員が呆れたように息を吐く。


「身内の三人からして、レオンはどうなんだ?」


カイドウがレオンの身内である三人の方へ目線を向ける。


「このゲームの中でのレオンは、能力で押し切るスタイルになっていると思います。ある程度雑にやっても何とかなるからでしょう。でも、本来の彼は技術を多用し、利用出来るものはなんでも利用するタイプです」


レオンから聞いた颯さんの護衛時代の戦闘。


「このゲームの中で、本来のレオンの戦い方をしなければいけない程の敵は今のところ、暴虐天童だけだったんです」


その暴虐天童ですら、レオンの全てを引き出せたとは思っていないけど。


「で、レオンはどうするん?」


欠伸を噛み殺しながら話を聞いていたレオンに次の矛先が向かう。


「そろそろヘイト溜まってるはずなんだよね」

「誰に?」

「敵国全員のヘイトが俺に」

「なんで?」

「今日までの準備期間に、向こうが奇襲を考えなかったと思うか?」


レオンの言ったことを即座に理解できない。


「森人国は、転移魔法かなんかで奇襲・強襲するつもりだったんだよ。それを、リック、ジル、セレスが察知して、俺が邪魔し続けた」


準備期間中、レオンの姿を見たプレイヤーがいないという情報。

そして、レオンが独自に動かしていた諜報部隊による敵の強襲作戦の妨害。

更に、何度か流れたワールドアナウンス。

開放された黒狼と神狼。


「レオン?この一ヶ月何してたの?」


迷宮イベント前にもこんなことを聞いた気がする。そう思いながら、ミオはレオンを詰めていく。


「予想はついてんだろ?竜人事件の後、直ぐに黒狼の解放。その数日後に神狼の解放。あとはとにかくレベル上げ。龍王や古龍への挑戦だな」

「結果は?」


いや、結果はわかってる。アナウンスがあったから。プレイヤー名はなかったけど、一陣と二陣のプレイヤーはわかっている。


「龍王は神龍、王龍を除く全ての龍に勝った。神と王は……あー、挑戦条件が厳しかったからまだ。古龍の方は、まぁなんとか」


レオンに発生した特殊クエスト・太古への挑戦。その内容は、太古の五龍との戦闘。1対1ではなく1対5。


どうゆうステータスにしたら格上複数に単騎で勝てるというのか。


「今のレベルは?確か、竜人事件のときで248になったんだよね?」

「今?そろそろ600かな」

「おかしいよ」


もう呆れるしかない。笑うしかない。


なんて追い掛けるのが大変な背中だろうか。

でも、私達が追い掛けないと、彼は一人ぼっちになってしまう。


「まぁただ、差がありすぎると面白くないんで、ステータスは迷宮イベントから変わってない」


約350Lv分のステータスポイント。ポイント1につき50ステータスが上がる。つまり、総合17500ステータスが上がる。


前回確認したときで合計2万くらいのステータスだった。

それが倍近くなると…


「俺がやることは簡単だよ。敵を正面から食い破る。この世界において誰が真の強者か、何に手を出そうとしたのか。俺が知らしめる」


そうしてレオンから提示された作戦内容は、あまりにも馬鹿げており、相手の神経を逆撫でするようなものだった。





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