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Heart on Fire ハートに火を着けて♡  作者: 三久
バシレーア公国編
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第36話 荷物に紛れて、 コスタンティニエを脱出



2人の子供は、ラシードの所で、一晩預かってもらうことになった。

アイーシャは、「まぁまぁ、可愛いお客様だこと。」と喜んでくれた。


オレはマオに、

「メル姉さんの親族の家だから、大人しくしてろ。姉さん、怒るとコワいぞ。」

と脅しておいた。

大人しくしてるだろう。


マドレーヌは大人しいんだけど、・・なんて言うか、無表情な子だ。



今までの予定では4日後に全員で飛行船の予定だったが、

オレは子供を引率するから、パス。


残りの4人でアンタルヤに直行と思ったのだが、メルが心配して、

「私もケンと行く!」と言い出す。

心配の内容が『もっと話がこじれるとイヤだから』。

・・・否定できない自分が恥ずかしい。


荷物は翌朝、先行してアンタルヤへ陸路で送るので、

オレと子供たちは、それに紛れて一緒に行く予定である。

メルが加わって4人の旅である。


イヴとマリーがまだ着いていないので、ラシードの店でスーが待機。

到着次第、飛行船でアンタルヤへ。

こんな感じで慌ただしく計画が決まる。


ホテルに戻った我々は、翌日の準備を行った。




朝、早くにチェックアウトした我々は、朝もやの中、ラシード商会へ向かう。

大市場は朝から活況で、ラシード商会前も、キャラバンが多数待機していた。


子供達は、キャラバン隊の従僕という恰好で、商隊に参加している。

オレもメルも、キャラバン隊と同じく、砂漠の商隊然とした恰好に換えた。



「じゃ、出発します。」オレは夫妻に挨拶しながら言った。


ラシードもアイーシャも、メルを抱きしめて涙ぐんでいる。

メルのこと、離したくないんだろぉなぁ。


メルが、いい加減ウザがって、

「もぅ、行くよぉ。」

メルさん、ちょっと冷たいってw


メルを離した夫妻は、オレを見て、

「気をつけて。」「メルのこと、よろしくお願いします。」

とお辞儀する。


もちろん承知しましたよ。

横で「面倒見るのは、コッチだっての#」と、ブツブツ言ってる人がいるけど。


「スー。もうしばらくラシードさんの所で御厄介になって待機。

マリーとイヴの到着を待って、飛行船でアンタルヤに来てくれ。」

「了解。」


「では、キャラバンのみなさん。よろしくお願いします。」

オレはキャラバン隊に、深く一礼した。


朝もやの中、キャラバン隊は、コスタンティニエからアンタルヤへ出発した。





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