第1話 コミュ症は冒険する
暇つぶし程度に書いてます
「よかった。召喚は成功したみたいね。」
ある日、気がつくと知らない場所にいた。
「こんにちは、 私はコルセード王国の王女メルフィ・フォールコルセードと申します。」
こ、ここここは何処?!
知らない人がいる…王女って言ってたよね?!
どど、どうしよう…!なんて言えば…
いや!喋れば無礼を働いてしまうかもしれない…!とりあえず挨拶だけでもしなければ…
「あの…その…お、おはようございます!!」
※真っ昼間
「?おはようございます?」
間違えた…緊張で…
えっと…何言えば…あれ何言おうと…
やばい、頭が真っ白になって何も言えない…
「突然すみません。驚かれましたよね。」
「い、いえ!いえ!そん…王女様が、あの、謝ることではありませんので…」
「ありがとうございます。
早速なのですがお名前をお伺いしてもよろしいですか?」
「ロコです!名前、は。」
「ロコ様ですね。
それでは、こちらについてきてください。」
「は、はい!」
ここはどこ?なんで私はお城に?それに私の知ってる王女様はメルフィ・フォール・コルセードと言う名前ではないはず。
聞きたい!でも…余計な事話したら…
でも、逆に話さなかったら、話さなかったらで…
「お、恐れながら王女様。
その…ここはどこですか?」
大丈夫かな?大丈夫かな?間違えてないかな?!
「ここはですね。ロコ様から言うに異世界と呼ばれる場所です。」
異世界?何のことだろう…学校で勉強してたのかな?うぅ…私が無知なせいで王女様に迷惑を…
「まさか、ロコ様いわゆる異世界転生モノを読まれたりしないのですか?」
「あ、あの、ごごめんなさい!読んでおりません!」
「いえ、別に謝ることではありませんので安心してください。」
王女様がとても優しい方で助かった…
もし、普通の方だったら…
「ただ、異世界転生モノを読んでいる方だと説明が早いので。
それなら少々こちらの世界の説明をいたしますね。」
「は、はい!」
王女様が説明してくださったこの世界は魔王と言う悪い奴がこの世界を乗っ取ろうとしてるらしい…
そして、私は魔王を倒す為に呼び出された勇者?みたいです。
………私にそんな怖そうな人倒すなんて絶対無理!でも王女様の命令なら仕方がないし…
「大丈夫ですよ。強制ではありませんので…」
「そうなんですか?」
それなら、断ってもいいのかな?
最後までお読みくださりありがとうございます