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10年後に討伐される魔王   作者: うずまき
第1部 魔王就任編
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第6章 王女フィディオ

マリー「早速やられてしまいましたね…貴方の寿命は犠牲になりました…」


カズマサ「魔力があれば再生出来るだろうが回収出来なかったからな…仕方あるまい…気を取り直して次いくぞ…!」



雪男爵の戦死を知り悲しむ魔王城の面々…


雪男爵のおかげで召喚魔術のコツを掴んだカズマサは、その後もモンスターを創り続けていた。


砂の魔人ロックゲイルとゴーレム軍団


死霊王ロードリッチーとアンデッド軍団


毒蛇王ゾーリャと爬虫類軍団



僅か1週間で大量のモンスターを召喚及び召集した事で流石の魔王もかなり消耗しており


特に具体的な指示を出す前に眠りについてしまった。



そして…



カズマサ「あれ…3人衆は?」


トモスケ「俺の指示で各国の侵略に向かったぞ!」


マリー「ごめんなさい…私がキーボードを押したらモニターから出撃命令が出ちゃいました…」


カズマサ「馬鹿野郎!まだ調整中だったんだぞ!国が滅亡したらどうすんだ!?」



カズマサが目を覚ますと既に3軍団はそれぞれ進軍を始めており


モニターに残されたデータから死霊王の進軍先を突き止めた彼は急いで後を追いかけた。


水の国タイダル…


この世界の四大国の1つであるタイダルは永世中立国であり


表向きは平和主義を装っていたが

その実態は少数精鋭の冒険者を隠し持つ軍事国家だった。



タイダル兵A「ダークナイトが来るぞ!迎え撃て!!」


タイダル兵B「おーっ!!」



ジャックが手も足も出ずに逃げ出したダークナイトとも互角に渡り合うタイダルの兵士達


拮抗した戦力を確認したカズマサは少し離れたところで高みの見物をする事に決め


数分後


そんな彼を微弱な水魔法が襲った。



カズマサ「ん…おもちゃの水鉄砲か…?」


フィディオ「そこは私の特等席…取らないで欲しいのです…」



悲しげな表情で魔王を見つめる緑髪ロングの美少女


彼女はタイダル王国の王女フィディオであり


ある特殊な性癖を持つ彼女は、特等席から兵士と魔物の戦闘を観戦しようとしていた。



カズマサ「特等席…戦闘が見たかったのか…?」


兵士「ぎゃあああっ!!助けてくれぇぇ!!」


カズマサ「うわ…これは君みたいな女の子が見るようなものじゃ…」


フィディオ「ふふ…あの兵士さん…良い声ですわね…」


カズマサ「え…?」



ダークナイトの攻撃を受けて悶絶する兵士を笑顔で眺めるフィディオ


彼女は10歳にして人が苦しんだり痛みつけられてる姿に性的興奮を感じる危険な人物であり


軽度ではあるもののそれは魔王であるカズマサにも通じるものがあった。



その後も2人は闘いの行方をバルコニーから観戦していたが


1体のダークナイトがバルコニーへと侵入


どうやら幹部の死霊王以外は魔王の顔を認知していないらしく

ダークナイトは幼い王女に襲いかかった。



ダークナイト「いたぞ!フィディオ王女だ!!」


フィディオ「きゃあああっ!」



ダークナイトに襲われ右脚を捻るフィディオ…


突進自体は避けたものの


直撃していれば間違いなく即死であり


Uターンしてきたダークナイトは魔王の火炎魔法によって焼却された。



フィディオ「痛たた…」


カズマサ「無事か…?今回復魔法を…」


フィディオ「お気になさらず…私…自分が痛みつけられるのも好きですから…」


カズマサ「え…?」



フィディオの未成熟な右脚は痛々しく腫れていたが


彼女は回復魔法を拒否


どうやら自然治癒するまで痛みを感じていたいらしく


カズマサはフィディオを部屋まで抱えていった。



ロードリッチー「ま…魔王様!?何を!?」


カズマサ「死霊王!この国への攻撃命令はモニターの操作ミスだ!1度撤退してくれ!」


ロードリッチー「はぁ…了解しました…」



フィディオの安全を確保した魔王は無事に死霊王に撤退命令を発令


このやり取りで彼女は自分の目の前の人物が魔王である事を知り


明らかに嬉しそうな様子で


カズマサを誘惑してきた。



フィディオ「ふふ…魔王がお部屋に来るなんて…私に乱暴するおつもりですの…?」


カズマサ「こ…これは合意の上なんだ…そ…それに魔王である俺に人間の法律は関係ない…」



誘惑に負けて差し出された右脚を触るカズマサ


彼の手が傷ついた部位に触れると

フィディオの甘い声が部屋に響き渡り


理性が吹き飛んだ魔王は未成熟な柔らかい脚を堪能した。



フィディオ「あんっ!痛~いっ!!」


幼女に手を出すその姿はもはや魔王ではなく魔獣であり


その手が水色のドレスにかかると


次の瞬間


彼の両手は鎖によって縛られる事となった。



カズマサ「ふふふ…どこの誰だか知らないが魔王であるこの俺を逮捕出来ると…」


マリー「はい…逮捕出来ますよ…この鎖は魔王としての力を一時的に封印しますので…」


カズマサ「ま…ま…マリー…どうして…」


マリー「死霊王さんから報告を受けたので瞬間移動魔法を発動しました…言い訳は城で聞きますので帰りますよ…」



その場にワープしたマリーはゴミを見るような目でカズマサを拘束


その様子をフィディオは羨ましそうに見ており


それを見たマリーは彼女に黒い宝石の指輪を手渡していた


ブラックキューブと呼ばれるこの魔石は、マリーが移動魔法のゴール地点にするものであり


それは魔王の魔剣バルフォースにも埋め込まれていた。



マリー「その指輪は魔力による通信アイテムです…もし魔王軍に興味を持ったのであればその指輪で私を呼んでください…貴女を迎えにきますよ…」


フィディオ「そ…そんな大切な物を私に…?」


マリー「はい…フィディオさん…貴女はもう…立派な魔王軍の関係者ですから!」



フィディオに別れを告げると

罪人を連れて城へと戻るマリー


フィディオにとってこの出会いは自身の運命を大きく変える事となるのだが


この時はまだ


ただのお友達としか思っていなかった。



カズマサ「痛い痛い痛い!!俺が悪かったです!許してください!!」


マリー「全く…私が他の2名を止めてる間に幼女と遊んでいるとは…」



カズマサがフィディオと遊んでいる間、マリーは1人で砂の魔人と毒蛇王を連れ戻しに動いており


その夜…

カズマサは怒り狂ったマリーから凄まじい拷問を受けた。



3軍団には翌日改めて作戦指示が出される事となり


初期設定を完了した魔王軍は

いよいよ本格的な侵略を開始する事となった。




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