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10年後に討伐される魔王   作者: うずまき
第1部 魔王就任編
3/103

第2章 魔王カズマサ

カズマサ「ここが魔王城か…」


ゼロ「気に入って貰えたようだな…」


カズマサ「お…おおっ!如何にも悪そうな黒マント!貴方が先代の魔王様ですね!」



魔王城にて先代の魔王ゼロと対面するカズマサ


魔王に対して目を光らせるカズマサに魔王は若干引いていたが


その場にマミも加わって

魔王の引き継ぎを行う事となった。



マミ「まずはスキルポイントの説明ですね…この世界の魔法やスキルはスキルポイントを冒険者カードに振り分ける事で習得出来るわ!貴方の手元にもあるでしょう?」


カズマサ「カード…これか!」


ゼロ「ふむふむ…そこそこの剣技にそこそこの魔法…そこそこの体術…魔法も火属性によっている…若い頃の余にそっくりだな…」


カズマサ「これが俺のステータス…中々強そうじゃないか!」


マミ「サ◯ルトリアの王子って感じですね…器用貧乏で強いイメージは無いけど居ないと困る的なポジションです…」


カズマサ「それ褒めてるんですか…?」



最初に自らの初期ステータスを確認するカズマサ


戦士よりやや劣るが実用圏内な剣技

火属性に限り本職に負けない攻撃魔法

気休め程度の回復魔法


マミからは馬鹿にされていたが

冒険者サイドで参戦していればギルドの人気者になっていたのは間違いなく


彼自身は自分の初期ステータスにご満悦だった。



ゼロ「それでは早速魔王としての引き継ぎを行う…この魔法陣の中に入るのだ!」


カズマサ「おおっ!邪悪な六芒星!!」


ゼロ「暗黒の魔方陣よ…新たなる魔王へ力を与えよ!!少年よ!!魔王として名乗るのだ!!」


カズマサ「我が名はカズマサ!!新たな魔王としてこの世界に君臨する者なり!!」



ノリノリで自らの名前を名乗るカズマサ


暗黒の魔法陣は魔王の力を先代魔王から新米魔王へと移動させた。



カズマサ「おおっ!何と言うパワー!ステータスが振り切っているではないか!」


マミ「魔王補正です…魔王たるもの簡単に死なれては困りますので…」


カズマサ「なるほど…せっかくだから魔王っぽくイメチェンするか!黒いマントに…髪は逆立った赤…!」


ゼロ「ふっ…本当に余の若い頃にそっくりだな…」


マミ「さて…私は次の仕事に行きますね!」


カズマサ「次の仕事…?」


マミ「世界を維持する為には魔王だけでは無く勇者も必要…魔王である貴方をスカウトしたように…勇者となりうる人物をスカウトする必要があるのてす!」



魔王の力を得た事で全てのステータスが3倍以上に跳ね上がるカズマサ…


魔王の引き継ぎを見届けたマミは1度天界に戻って勇者のスカウトに向かうつもりだったが


勇者のスカウトがまだな事を知ったカズマサは自らの希望を彼女に伝えた


彼にとっての勇者とは最終的に自分を討伐する存在であり


ただの敵対人物ではなかった。



カズマサ「宮野伊織…彼女は俺の幼馴染みなんだが正義感が強くて勇者に適任だと思うんだ…」


マミ「伊織ちゃんの事なら私も知っています…しかし…両想いの勇者と魔王が殺し合うなんて…女神としてそんな残酷な世界は創れません!」


カズマサ「なら俺に関する記憶をあいつから消してくれ…そうすればあいつから見た俺は他人だろう?」


マミ「私は構いませんが…本人が納得してくれるでしょうか…?」


カズマサ「そこを何とかするのが女神ではないのか…?」


マミ「カズマサさん…魔王になってから遠慮が無くなりましたね…」



カズマサの強い要望でマミは勇者として伊織をスカウトする事となり


彼女は天界へと戻っていった


憧れのアイドルが去った事でテンションが駄々下がりする新米魔王だったが


そんな彼の前に


魔王の側近となる天使が姿を現した。



マリー「麻美は帰ったみたいですね…ここからは側近の私が新米魔王君のお世話をさせて頂きます!」


カズマサ「ん…誰…?」


マリ「私は松江真理…じゃなかった…魔王様の側近マリー…3対6枚の翼を持つ堕天使です!」



堕天使マリー


彼女は人間時代の麻美の親友であり

麻美が女神となる際に転生させられ

魔王の見張り役として側近になっていた


彼女の6枚の翼は右が黒…左が白であり


その見た目の通り光と闇の魔法を極めていた。



カズマサ「新たに魔王となったカズマサだ…よろしく…」


マリー「早速ですが魔王のお仕事について説明しますね!」


カズマサ「うむ…」



この世界の魔王の仕事は10年の任期の中で魔物を動かして人間達を適度に攻撃し


世界全体の経済を回す事であり


決して世界征服をする事は許されず

討伐される場合もその前に後任を見つける必要があった


マミがカズマサを魔王に選んだ理由は


彼が悪役の美学を持っているからであり


カズマサからしてみれば


今さら説明など聞く必要すらなかった。



カズマサ「無論わかってはいるが難しいな…やり過ぎると征服してしまうが人間達になめられるとギルドや武器屋の回転率が悪くなってしまうのか…」


ゼロ「カズマサよ…最後にアドバイスを伝えておこう…」


カズマサ「ゼロさん…」


ゼロ「何事も第1印象が大事だ…まぁ…お前なら大丈夫だろうがな…」



魔王として後任のカズマサに全てを伝えたゼロは光となって消滅…


カズマサの魔王としての10年間はこうして始まりを迎える事となった。



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