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02 生まれ出る事のない子供達へ
―-生まれ出づる事のない子供達へ
―-私は歌を歌う
(せめてその魂に安らぎを)
(少しばかりの幸福を)
少年と少女は 翼を広げて
空へ飛び立ち 母なる大地に別れを告げる
次に生まれ変わる事があるなら
そこは楽園であってほしい
優しいゆりかごに 優しいまま達
そして 微笑みを忘れない人達
温かい夢の中で どうか幸せに
「ストーリー」
カルデルは、鉱石病にかかった人達を見つけた。
鉱石病は、世界中の人を石に変えていく病だった。
爆発的に流行して、無人の町だけを残した病。
佇む石像の中にはお腹が膨らんだ女性がいた。
カルデルは生まれる事のなかった子供に思いをはせた。