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01 荒廃シティ
無限の闇をまとった 町は
とても静かで
誰もいない 無人の終着点のよう
…世界がまるで 今にも終わってしまいそうだ
遠くの空 憂鬱に笑う
ほらみた事かと 陰鬱にあざけった
僕達にふさわしい場所
出られないから ただここで朽ちていくだけ
この灰色にかぶれた景色
色がついていたなんて 昔の人は言っていたけど
かんじられない わからない
鮮やかな世界 それって楽しいの?
モノクロの世界が 耳元でささやく
生きていて辛いかい?
そうだねって 笑い返したら
微笑む死体の幻影見えた
あいで おいでよ こっちにきな
楽しい光景は一つも見えないのに
ああ なんでそんなものばかり 目に映るのだろう
「ストーリー」
壊れた世界に佇んでいた少女カルデル。
彼女は、生存者を探して街をあるきまわる。
だが、どんなに探しても人影一つ見つからなかった。
カルデルはやがて、世界が正常だった頃を忘れていく。