第五話 入学
「お前の名は…なんだ。」
「俺の名はレイン・バーネットだ!お前は誰だ?」
「フハハハッ!俺はお前だ、お前の魔力の具象化だ。まぁそう驚くな。だが、後にお前の体を乗っ取るからなぁ!覚悟しておけ。」
「なんだとッ!待て!」
「じゃあな〜‼︎」
そして俺は、急に目が覚めてベットから飛び降りた。さっきのはなんだったんだ…。分からん。とりあえず学院に行こう。
ー学院に到着ー
「やぁ、君を待っていたよ。」
学院長直々に登場か、凄いな…。未だに信じられん。第一魔法学院は俺が思っていたよりも大きく、他の学院とは比べ物にはならないくらい発展していた。
「君のクラスは1年A組だ。担任はこの私だ。学院生活を楽しんでくれたまえ。」
俺は学院長の後をつけるように1年Aクラスに向かった。
「皆の衆、今日は転入生を紹介しよう!ほらっ!」
「あぁ〜、えっーと、俺はレイン・バーネットって言います。皆さんこれから色々とよろしくお願いします。」
「実はこいつ【イクシード】なんだ。」
学院長がそう言い放った瞬間クラスがざわつき始めた。そんな中クラスのある生徒が立ち上がった。
「あなたレインって言ったわよね!私の名はアリア。アリア・ドーラよ。わたしくしが直々に勝負してあげますわ!」
「一年生学院最強の力を見せつけてやれー!」
「キャーーァ‼︎アリア様ー頑張ってー」
どうやらこのアリアという女と俺は勝負するらしい。無理だ。絶対無理だ。だって今最強って言ったよね?普通に考えて無理でしょ。魔法もランク1魔法しか知らないし、ヤバい、ヤバい、ヤバい…。
「いいじゃないか!グッドアイデアじゃないか!」
「よくないよ!!」
「まぁいいじゃないか、そんなに怒らないでおくれよー。」
「では、ルールは殺しなしの相手を気絶させるか、相手に降参と合わせたら勝ちとする。では今から決闘場に移動する。この戦いを見たいものは観客席に移動してくれたまえ。」
嘘でしょー。もうダメだ終わった。詰んだ。俺の学院生活最大のピンチが入学初日はないだろ〜。でも、逃げたくはない。精一杯頑張るとするか…。
ー決闘場にてー
「では、今からレインとアリアの一対一の戦いを行う。ルールはさっきの通りだ。では始めっ!」
さて、アリアはどう動くかな?ってえっ?
「紅蓮の炎で侵略せよ! 第六魔法 レーヴァテイン!!」
始めから6ランク魔法っ!嘘だろ、やばい避けきれない。
「これで終わりね、少しは楽しめると思ったのだけれどさようなら。」
こうなったら魔法を魔法で相殺する!できるか俺?いや、やるんだ‼︎
「水の神よ我に力を 第一魔法 ウォーターボールッ!」
「ふっ、たかがウォーターボールで私のレーヴァテインを止められるとでも、笑わせないで!って…えっ?」
気づけば俺のウォーターボールはアリアのレーヴァテインを相殺していた…。
アリアが驚いて、立ち止まっている。ここがチャンスと思った俺は連続で魔法を使った。
「灼熱の炎よ焼き尽くせッ! 第一魔法 フレアボール!!」
アリアが炎に飲まれようとしたとき笛の音が鳴った。試合終了の合図だ。
「条件には満たしていないが私の判断でこの戦いはレイン・バーネットの勝利!」
勝ったのか、俺はやったのか、よかったぁー死ななくて、
「良かったよ、レイン。やはり君には力がある。これからこの学院で日々精進したまえ。では皆の衆今日はこれにて解散とする。」
「レイン今回は負けたけど、次こそは勝つわ!レインも私が勝つ前に誰かに負けたらどうなるのか分かってるでしょうね?」
「分かったよ。俺も次戦うときにはもっと強くなってる予定だから覚悟しとけよ!アリア。」
そして、忙しい1日が終わった。これからどんな日々が待ち受けているのだろうか。とても楽しみだ。
うっっ!なんだこの感覚。段々何かに飲まれていく。まさか、今朝の…あい…つ…か…。
皆さん本当にすんませんしたぁー!いや、ねこれからはね3日に一回更新して行けたらなと思います。(いきなり弱気)できれば感想皆様書いてほs((((殴 これからもヲかしをよろしくお願いします!