第四話 驚き
俺は今起こった出来事に困惑している。なぜ使えたのか俺にはわからない。俺は魔力量がゼロ。そして無能。のはずだった…。でも、どうしてこうして今魔法が使えたのか。考えた結果とりあえず家に帰ることにした。
「ただいま戻りました。」
俺はさっきあった出来事を二人に話し、俺の身体に魔力があるのか調べてみたいと頼んだ。すると…
「良いわよ!もしかしたらイクシードかもしれないしね。もし本当にそうならばあなた凄いわよ!驚きだわ!」
彼女はとても興奮していた。
ー2回目の魔力測定の出来る15歳になった頃ー
測定をするために王国へと足を運んだ。物凄い距離だったが馬がいたので助かった。
「ここね!あったわ!」
俺たちは店の中へ入り、早速測定をしてもらった。
結果は…。
「測定の結果あなたは… 【イクシード】でした。今現在の魔力量は450pです…」
えっ?今【イクシード】って言った?嘘でしょ?聞き間違いだよな?
「凄いじゃないあなたイクシードよ!!しかも魔力量450pって大体平均100〜200pということは2倍以上じゃない!」
周りにいた人たちもイクシードと聞いただけでたくさんの人たちが集まってきた。
それしても俺が本当にイクシードだったとは…驚きだ。あれだけ無能と言われた俺が魔法を使える!
そこに突然…。
「私は第一魔法学院学校長のアノス・レイスティアと言います。良ければ私の学院に来られませんか?」
えぇ〜?第一魔法学院!?凄い凄すぎて気を失いそうだ…。説明するとこの王国には5つの学院がある。5つの学院は実力によって入る完全実力主義。そしてこの第一魔法学院はその中でも一番優秀な人たちが集まるエリート学院ということ。
「良かったじゃない!行ってきなさいよ!!」
「ありがとうございます。俺はこの第一魔法学院に入学します!」
「ところでで名をなんと言いますか?」
あぁそういえばまだ俺は自分の名を名乗っていなかったな。しかもこの新婦二人にも話していなかったな…。
「そういえば私も知らないわ!なんていうの?」
「俺の名はレイン・バーネットと言います…。」
「では後日、第一魔法学院に来れてもらえれば幸いです。それでは…。」
男は静かに立ち去っていった。
「私たちはついていくことができないから…。また遊びに来てよ?色んな話し聞かせてね!
「今までありがとうございました。少ない時間でしたが楽しかったです。またグラチェンシチュー食べさせてください!」
俺は新婦との別れを告げ、新たな一歩を踏み出した。
やっと魔法学院に入学です。これからどうなるのか次話に乞うご期待!