理想の嫁がブラコンな妹だった件
とにかく、作者の妄想と欲望を詰め込んだ作品です。それ以上でも、それ以下でもありませんw
【企画テーマ】
ブラコンな妹とイチャラブ 童顔ロリ巨乳 コスプレ ラッキースケベ
高2の夏休み、それは突然やってきた。
「お兄ちゃん、ちょっといい?」
「ああ、いいぞ~」
昼間、冷房をガンガンにきかせた自室で僕がだらけていると、やや控えめなノックに続き、1学年下の妹の優花が声をかけてきた。もちろん、断る理由なんかなかったので、すぐに入れてやる。
「はい?」
でも、部屋に入ってきた妹の姿を見た僕は、思わず間抜けな声を出して固まってしまう。だって、妹はメイド服+犬耳カチューシャなんて恰好をしてたんだから。
「どう、かな? 似合う?」
なのに妹は頬を赤らめてモジモジしながらも、そんなことを聞いてくる。身内びいきだと言われるかもしれないが、あどけなさの残る幼い顔立ちと身長が150cmに満たない小柄な妹は頻繁に甘えてくることもあり、小動物みたいでとても可愛い。
そのわりには胸の発育だけが極端によく、1年生ながら学内一とも噂されるロリ巨乳だ。だから、似合ってるか似合ってないかで言えば、とてもよく似合っている。それは断言できた。
「いや、まあ似合ってるけど……」
とりあえず、そう答えると妹はパッと笑顔になり、その場で嬉しそうに小さく飛び跳ねた。すると、それにつられてツーサイドアップにした少し茶色がかった髪も跳ねる。だが、それ以上に僕の目を引きつけるものが妹にはあった。
まず、妹の着ているメイド服はコスプレ用の衣装らしく、ついさっきまで白いニーソックスとミニスカートの間で絶対領域を形成していたものが崩れ、一瞬だけど捲れ上がった裾から白とミントグリーンの縞パンらしきものが見えた。
さらに、胸元が大胆に露出している上にコルセット(?)のようなものでウエスト部分が絞られたデザインのせいか、まるでメロンかスイカみたいに強調された胸がたゆんたゆんと揺れている。
この暴力的なまでにオタク心をくすぐる攻撃には抗いがたく、自他ともに認めるリアル女子に興味のない2次元美少女オタクの僕でさえ目が離せなかった。
「じゃあ、いまから優花がお兄ちゃんにご奉仕するね」
「あ、ああ……」
すっかり機嫌の良くなった妹はメイドさんらしく『ご奉仕する』と言い出し、あまりの衝撃に呆気にとられていた僕は思わず許してしまう。すると、妹は軽やかな足取りで部屋を出ていった。
「ちゃんとシッポも付いてたんだな」
ちなみに、部屋を出ていこうとする妹の後ろ姿が見えた時、メイド服の腰の部分に犬のシッポを模したアクセサリーがあるのに気づき、ほとんど無意識につぶやいていた。もしかすると、他に言うことがあったのかもしれないが、これしか思い浮かばなかったのだ。
「お待たせしました。ご主人さま」
そう言って5分とたたない内に妹がジュースとスナック菓子を持って戻ってくる。もっとも、グラス2個とペットボトル(500ml)1本、お徳用サイズのスナック菓子の袋をトレーにのせて持ってきただけなので、拍子抜けすると同時にちょっと安心もした。
いきなり犬耳メイドとして現れた時には驚かされたが、僕のよく知ってる妹なんだと再確認できたからだ。そもそも、本物のメイドなら自分のぶんのグラスなんて持ってこないだろう。
「ご主人さま。はい、あ~ん」
前言撤回。そうやって油断してた1分前の自分をぶん殴りたい。なぜか妹はスナック菓子をつまむと僕の顔の前へと差し出し、恋人同士がするみたいに食べさせようとしてきたのである。どう考えても、うちの妹はこんなことをしません。
おまけに照れながらも笑顔を浮かべているので、よけいに恋人同士のような錯覚を受ける。そして、実際にされてみて分かったのだが、不意討ちだと嬉しさよりも照れが勝つ。
「い、いや……、自分で食べるから……」
「お兄ちゃんは、優花にご奉仕されるの嫌なの?」
途端に妹は素に戻り、瞳を潤ませて悲しそうな顔をする。別に悪いことはしてないはずなのに、猛烈な勢いで沸き上がってきた罪悪感に耐えられなくなった僕は、あっさりと降参した。
「そ、そんなことはないぞ……」
「やっぱり、お兄ちゃんは優しいね」
すっかり、いつもの呼び方に戻っているのだが、あえて指摘はしないでおこう。とりあえず、今は妹に付き合ってやるのが最善だと判断し、妹が満足するまで差し出されるがままにスナック菓子を妹の手から食べ続けた。
やがて妹は満足したのか、スナック菓子を差し出してこなくなった。なので、僕は気持ちを落ち着かせるためにもジュースを飲んでいたのだが、またしても妹の口からとんでもない一言が飛び出し、あやうく吹き出しそうになる。
「お兄ちゃ……、じゃない、ご主人さま。がんばったメイドに、ご褒美をいただけますか?」
「ぶふっ……!」
僕が恐る恐るといった感じで妹のほうを見ると、上目遣いで僕の様子をうかがう妹の顔があった。はっきり言って、めちゃくちゃ可愛い。
「じゃ、じゃあ……、これでいいか?」
「ん……」
そこで僕は、昔にやっていたように妹の頭を優しくなでてみた。子供扱いすると怒るので、いつからかしなくなっていたのだが、目を細めてうっとりしているところを見ると、まんざらでもないのかもしれない。
「じゃあ次は、ご主人さまが食べさせてくれる?」
「え……?」
ひとしきり頭をなで終えた僕が手を放すと、さらなる爆弾発言が妹の口から飛び出した。しかも、こちらが返事をする前に妹は目をつむって可愛らしく口をあけ、エサをねだる雛鳥のような態勢になっている。
この時になって初めて気づいたのだが、妹の首元にあるチョーカーだと思っていた物は首輪だったのだ。それを目にした瞬間、僕の中でなにかが弾けた。いや、ふっきれたと言ったほうが正しいのかもしれない。とにかく、心の声が命じるままに動き始めた。
「そうだな。お利口な犬のメイドさんには、ご褒美をあげないとな」
そう言うと僕は、さっき妹がしてくれたみたいにスナック菓子を指でつまみ、それを妹の口の中へ入れて食べさせてあげる。
すると、1つめを食べ終えた妹がまた口をあけておねだりをしてきたので、すっかり気をよくした僕も調子を合わせて食べさせてあげた。それを何度か繰り返した時、またしても妹は想定外の行動で翻弄してきた。
「なっ……!?」
「はむっ……、ん……、ちゅ……」
なんと、つまんだスナック菓子ごと僕の指を口に含み、妙に艶っぽい吐息をもらしながら舌を使って器用に舐め回してきたのだ。自分以外の誰か(それも美少女)に指先を舐め回されるという初めての感覚は、これまでの人生の中で最も衝撃的だった。
しかも、犬耳メイドのコスプレをした妹という要素が加わったことで背徳感も募り、なんだかエロいことをしてる気分になってきてしまう。
「ご主人さま、ありがとうございます」
そんな感じで僕が心の中で悶えている間に舐め終わったのか、あっさりと妹は僕の指を解放するとウェットティッシュで拭いてくれた。まあ、それはそれで少し惜しい気もするが、とりあえず無事にすんだようなのでホッとする。
と言うか、ウェットティッシュがあるなら最初から普通に拭いてくれれば良かったのではと思うが、抵抗せずに受け入れた時点で言い訳にしか聞こえないので止めた。
その後、今度こそ僕のよく知ってる妹に戻った優花が片付けをしながら穏やかな笑顔で話しかけてくる。もっとも、今になって恥ずかしさが込み上げてきてるらしく、顔がいつもより赤かった。
「お兄ちゃん、今日はありがとうね」
「まあ、優花の頼みだからな。それに、嬉しかったのは事実だし……」
「そうなの? じゃあ、これからもがんばるね!」
ちょっと、待て。いま、サラッと聞き捨てならないことを言わなかったか? これから“も”頑張る!?
その事について問いただそうとしたのだが、僕が言葉の意味を理解するのに手間取ってる間に妹はドアノブに手をかけており、こちらが声をかける直前に部屋から出ていってしまった。そして、この日を境に妹は時々、コスプレをして僕の部屋をたずねるようになったのである。
ちなみに、後日、その理由について聞いたところ、『お兄ちゃんは、こういうのが大好きなんでしょ? だって、そういう本やゲームが部屋にたくさんあったし』と言われました。ああ、納得。
◆
今日も妹が僕の部屋に来ています。ただし、今度はチアガールの恰好で。
「えへへ~、この衣装にして正解だったかも。結構、かわいいし」
そう言いながら妹はクルクルと回り、嬉しそうにはしゃいでる。初めて見る衣装だったけど本当によく似合っていて可愛かったので、そのことを素直に伝えてからずっとこの調子だった。
実際、ノースリーブでお腹が丸見えなのに身体のラインを強調するように張り付いた上着、動きにあわせてヒラヒラと舞うミニスカート、どちらも爽やかなブルー系でまとまっていて妹の可愛らしさを引き立てていた。
また、それにあわせてなのか髪型もブルー系のリボンでまとめたポニーテールにしており、可愛いだけじゃなく元気で活動的な印象も与えてくれる。
しかし、この衣装は露出度も高くて妹のすべすべした肌を見ていると、二の腕・お腹周り・ふとももなどは引き締まってるんだけど絶妙な感じでプニプニしてて柔らかそうとか思ってしまった。ついでに、その年不相応に発育した巨乳もいつも以上に揺れていた。
はっきり言って、かなりエロい。もし、妹が本当にチアガールをやっていたら、下心にまみれた男共が群がってきて大変なことになっていたハズだ。だから、この恰好は僕の前でだけするよう後で言っておこう。
「きゃっ……!」
そんな風に妹の未来を案じている時だった。いきなり可愛らしい悲鳴が聞こえ、同時にドンッという感じのにぶい音がした。
「!?」
音のした方へ反射的に視線を向けた僕は、そこにあった光景に思わず絶句する。なぜなら、いわゆるM字開脚という姿勢で尻餅をついた妹が僕に向かって大胆に足を開き、スカートの奥にあった淡いピンクのパンツを見せつけてきていたからだ。
え~と、僕の記憶に間違いがなければ、こういう衣装の時って見られてもいいのをパンツの上からはくんじゃなかったっけ?
さらに、上着もブラジャーごと捲れ上がって年不相応に大きな胸が惜しげもなくさらされ、いろいろと危ない状況になっている。しかし、なにをどうしたら、こうなるんだ?
「いたた……。あれ? お兄ちゃん、どうしたの?」
「優花、お前、すごい恰好になってるぞ」
「え?」
そう僕が指摘してやると、妹は『言ってる意味がわからない』といった感じの顔をしながらも視線を下に向け、自身の恰好を確認した。次の瞬間、ボンッと音がしそうなほどの勢いで妹の顔が耳まで真っ赤になって大声を上げる。
「きゃあああああっ!」
そして、大慌てで乱れた衣装を元に戻して床に座り直すと、半泣きの拗ねたような表情で僕のことを睨みながらつぶやくのだった。
「お兄ちゃんのエッチ……」
「悪い。でも、あんな音がしたら普通は振り向くだろう?」
「なんか、目つきがいやらしかったもん。しかも、ずっと見てるし……」
「目つきって、お前……。まあ、いろんな意味で衝撃的な恰好だったから、思わずガン見しちゃったのは認めるが……」
「む~」
正直に白状したら妹は、ふてくされたのか可愛らしく頬を膨らませた。なので、僕は軽く謝りつつ近くまで行って手を差し出して声をかける。
「ごめんごめん。ほら、立てるか?」
「うん、ありがと」
すると、妹は素直に僕が差し出した手を取ってきたので、優しく引っ張って立たせてあげた。一応、その際にケガとかしてないか確認したところ、大丈夫との答えが返ってきたので安心する。そうなると今度は、“あの事”が気になってきたので思い切って聞いてみた。
「なあ、なんでパンツの上になにもはいてなかったんだ? そういう恰好をする時って、普通は見られてもいいのをはくんじゃないのか?」
「もう、ストレートに聞きすぎ……」
今度はジト目になった妹に呆れられました。
「でも、お兄ちゃんだから特別に教えてあげるね。本来ならアンダースコートをはくんだけど、家の中で衣装をお兄ちゃんに見せるだけだから、わざわざはかなくてもいいかな~って思ったの」
「ああ、そういうことか」
そのわりには、あっさりと教えてくれました。こういう素直なところは昔から変わっておらず、僕のほうも自然と笑みがこぼれてしまう。ただ、それとは別にチアガール姿の妹を見られるのは僕だけってことも分かり、可愛い妹を独り占めしてるみたいで急に嬉しさが込み上げてくる。
「やっぱり、大きくなってるよね……」
「え、なにが?」
「優花の胸。だって、春に買ったブラがもうきつくなってるもん」
本人は独り言のつもりだったのかもしれないが、ばっちり聞こえていた僕が尋ねると、またしても衝撃的な答えが返ってきた。こうまで無防備だと兄としていろいろと心配になるが、それでも僕の視線は隣に立つ妹の胸へと吸い寄せられていた。
実は、たまたま母と妹が話してるのを聞いてしまったのが今年の春で、その時に『ギリギリFにおさまってる』とか言ってたから、もしかすると今はGカップはあるんじゃないだろうか。そんなことを想像してしまうと、どうしてもさっき見た光景が脳内によみがえってくる。
その大きさもさることながら、若さゆえの張りと瑞々しさにあふれているのが遠目にも分かるぐらいきれいな形をしていた。それを僕のすぐ隣に立つ妹が持っているのかと思うと、快感を含むゾクゾクとしたものが背筋を駆け抜けていく。
「お兄ちゃん?」
ふいに妹がきょとんとした表情で見上げてくる。ヤバい、見てるのを気づかれた?
「あ、え~と……」
「――っ!?」
突然のことに動揺した僕が慌てて言い訳を考えていると、絶妙なタイミングで部屋のすみに積んであったマンガや雑誌の山が大きな音を立てて崩れ、それに驚いた妹がビクッと反応して右腕にしがみついてきた。
当然ながら、そうなると僕の腕にとても柔らかいものが押し付けられることになる。まさか、こんなラブコメ主人公のような体験をするとは思わなかったが、推定Gカップの胸を押し付けられた感覚はなんとも言えない幸福感に満ちあふれていた。
さすがに、これ以上のトラブルに見舞われることはなく僕たちは一緒にゲームをして遊び、僕は改めて妹とすごす時間の素晴らしさを実感するのだった。
◆
僕は今、とても信じられないものを目にしている。
「なっ!? 優花、お前……!」
必死になにか言おうとするが、頭がうまく働かないせいで適切な言葉が出てこない。だって、僕の部屋に来た妹は裸エプロンだったんだから。しかも、髪型を子供っぽさが強調されるツインテールにしてるせいで背徳感もハンパない。
「お兄ちゃん、優花を見て……」
「え、いや、その……」
ところが、妹は僕の動揺なんてお構いなしに1mほどの距離にまで近づいてくると、頬を染めて恥ずかしそうにしながらもエプロンの肩紐に手をかけ、まるで見せつけるかのようにゆっくりとした動きで脱ぎ始める。
それにあわせて露になるシミ1つないきれいな肌、腕の動きによって自由自在に形を変える豊かな双乳によって形作られる深い谷間、理性では見てはいけないと分かっていても目が離せない。むしろ、いっそう感覚が研ぎ澄まされていくような気さえする。
いきなり始まった妹のストリップショーから目を離せなくなった僕が思わずゴクリと唾を飲み込んだ瞬間、はだけたエプロンの下から真っ赤な布地に包まれた巨乳が姿を現した。もちろん、大切な部分はちゃんと隠れている。
「へ?」
「あははははっ!」
なんとも間抜けな声を出して固まってしまった僕とは対照的に、うっすらと涙すら浮かべて爆笑する妹の声が部屋に響いた。そして、ようやく妹にからかわれていたんだと理解する。なにせ、エプロンの下にパッと見は分からないような水着を着ていたんだから。
「まさか、本当に裸だと思ったの? お兄ちゃんのエッチ~」
「くっ……」
妹は勝ち誇ったような笑みを浮かべて言ってきたが、悲しいことに図星なのでなにも言い返せなかった。そんな僕の心境を知ってか知らずに妹はエプロンを勢いよく脱ぎ去ると、その場でポーズをきめて真っ赤なビキニタイプの水着に包まれた身体を見せつけてくる。
だが、エプロンで隠せるようなデザインの水着だけあって布面積は少なく、こうして見ているだけでもかなりエロい。
上は肩紐のないタイプなのだが、左右のカップをつなぐ部分がプラスチック製のリングになっているから胸の谷間は全部見えているも同然だし、その胸も上下の1/3ずつは丸見えで腕を組むだけでも全裸だと錯覚させられそうなほどだった。
しかも、年不相応に大きな胸を無理やり押し込んだような感じがあって今にも水着が弾け飛びそうである。というか、これ絶対に激しく動いたり泳いだりしたら脱げるよね?
こうなると当然、下のほうもきわどいデザインなわけで美少女もののアニメやゲーム、エロさが売りのマンガやラノベなどでしか見たことのない極端に布面積の少ないローレグで最早、どうして隠せているのか謎なほどである。
ぶっちゃけ、海やプールじゃなく僕の部屋で妹が水着を着ているという非日常感もあり、どうしてもエロい方向へと妄想がふくらんでしまう。僕でさえそうなるのだから、この水着は外で着るのは禁止だな。他の男どものエロい妄想から大切な妹を守らないと。
「なあ、優花。僕の話をよく聞いてくれ。いろいろと言いたいこともあるだろうが、その水着は世の男どもにとって刺激的すぎるから、もう外で着ちゃダメだ」
「お兄ちゃん、なに言ってるの? 優花は初めから外で着るつもりなんてないよ」
「え?」
僕は覚悟を決めて妹を諭そうとしたのだが、あっさりと出鼻をくじかれた。そして、僕の覚悟を一刀両断にした妹は、きょとんとした顔で僕のことを見上げている。初めから着るつもりがないって、どういうこと?
予想外の答えに僕が困惑していると、それに気づいた妹が少しバツの悪そうな顔をしつつ理由を教えてくれた。
「さすがに、これを外で着るのは恥ずかしいもん」
「え、じゃあ、なんのために?」
だが、まだ謎があった。だから、僕も当然のように聞き返す。すると妹は数秒間、どう答えるべきか迷うような仕草をみせたものの小さくうなづいてから顔を上げると、どこか熱っぽい視線で僕のことを見つめながら答えてくれた。
「それは、お兄ちゃんが特別だからだよ。お兄ちゃんには、優花の全部を見てほしいから」
「優花、それって……」
おそらく、これは愛の告白だ。自他ともに認めるオタクである僕の記憶が正しければ、こういう感じの告白シーンはラブコメ作品の中にあった。まさか、僕が当事者になるとは思わなかったが……。
で、僕の気持ちだが、妹のことは可愛いと思ってるし好きだ。それは、間違いない。問題は、そこにある好きが家族としてのものなのか、それ以上のものなのかということだ。そもそも僕はリアルの女性に興味がなく、好きになるのは決まって2次元の美少女キャラで……。
そこまで考えた時、僕は“ある事”に気づいた。僕が今まで“嫁”と称するほど好きになってきた美少女キャラは、みな優花に似た雰囲気の年下キャラ(最近はツインテール&ロリ巨乳)だと。つまり、無意識のうちに妹の姿をかさねていたんだ。
「そうだよ。優花はお兄ちゃんが大好き。家族として以上に……。ねえ、お兄ちゃんは?」
「僕も優花のことが大好きだ。だから、誰にも渡したくない。優花は僕の嫁だ」
「お兄ちゃん!」
まさに感極まったという様子で妹が僕に抱き着いてくる。せっかくの感動的な場面で言うのもなんだが、ロリ巨乳な妹が露出度の高い水着で抱き着いてくるということは、その豊かな胸が僕に押し付けられると同時に体温をじかに感じ取れるということで、別の意味で興奮してドキドキしてしまう。
ある意味、男としては正しい僕の反応を腕の中の妹がどう受け止めたのかは分からないが、頬をそめた妹は上目遣いで僕を見たのち静かに目を閉じた。いわゆる、キス顔というやつである。
「優花……」
「ん……、ちゅ……」
そして、僕は妹と唇をかさねた。お互いに初めて(妹もそうだったとは後で聞かされた。もちろん、みじんも疑ってなかったけどね)だったから、つたないものになったのは仕方ないが、それでも今までの人生の中で最も満たされた瞬間だったと断言できる。
これは余談だが、妹がちょっとエロい感じのコスプレをしてた本当の理由は、僕の好きな美少女キャラに対抗するためだったらしい。さらに、これからもコスプレは続けてくれるとのこと。ああ、なんて健気で可愛い妹なんだ。ならば、僕も宣言しよう。理想の嫁はブラコンな妹だ!
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
作者の好みを暴露する企画だったので、18禁にならない範囲でイチャラブ&エロを詰め込んでみましたw
当然、ヒロインこと妹の見た目や性格は自分の理想の塊です。だって、童顔ロリ巨乳なブラコン妹って最高じゃないですか!
もちろん、後悔など微塵もありません( ー`дー´)キリッ