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帽子屋

拙い拙い文ですがお暇にどうそ。


拝啓

今世の私へ ちょっと私には刺激が強すぎます!!!


「おやおや、久しぶりにいらっしゃったようだね。赤の女王さま…二度と来ないかと思ったんだが…」


学園に復帰して自分の席に着くと嫌みったらしく言ってくるのは帽子屋の生まれかわりのナギだ。

黒髪に青い瞳…ちなみに声が好き声優さんです。ありがとうございます。でも嫌われているのは知っているからいつも通り答える。


『あら…ご心配おかけしまして?申し訳ないわ…貴方がそんなに親切だったなんて雪が降るのかしら?』


「麗しの女王さまがいらっしゃらないからね張り合いが無かったよ。ふふっ何やら猫を懐柔したって話だけどそのお綺麗な顔と身体でも使われたのかな?」


『…………あら、ご自分はそうやって愛を手に入れてますの?わたくしはきちんと……す…好きって伝えましたわ?』


ムカつきはしたがチェシャ猫のことを言われると顔が火照る。


「………………キミ本当に女王さまかい?…」


『私意外にこの美貌の持ち主が居るのなら連れていらっしゃいな。』


「あぁ、女王さまだね………」


『無駄話は結構よ。ご心配ありがとう、貴方には関係ないわ』


「………チェシャ猫の彼と一緒にすんでるんだって?」


『っ………そ、それこそ関係ないわ!…』


「へぇ…」



ガタンっと手を捕まれてぐらりと景色が変わる。

そこはシックな部屋だった黒を基調にしており本がたくさん敷き詰められている。



『なにをするの!!!戻しなさい!ここはどこよ』


扉を開けようとするのに開かない。

魔法の類いだろうか炎で燃やそうとするが結界がはってるのか思うように力が使えない。


「キミがムカつくからね。」


『…………なんですって?…』


長い前髪から覗く青い瞳がこちらを見つめる。


「君の愛は分かりにくすぎてチェシャ猫には届かないはずだったのに急にそんなに解りやすくなるなんてズルいだろう?」


「弱って弱って弱って弱って自棄になったときに奪ってしまおうと思ってたのに何上手くいってるんだい?酷いなぁ」


『なに…言ってるの…』


じわじわと迫りくる帽子屋が怖い。


「君の力は強いけどこの部屋は君を閉じこめるための部屋だから出られないよ?女王さま」


『閉じこめる?…あら殺されるほど嫌われたんて思いませんでしたわ!』


「………殺さないよ。君は死にたくなるかもだけどね…」


壁に押さえつけらて顔が近づく。


『学園で殺人は認められていませんわ』


「………はぁ、だから殺さないって言ってるのに君は強情だ」


目が合う青い瞳に息がとまる


『…………嘘よね?冗談よね?貴方がそんな目するわけないじゃ「何が嘘なのかな?僕は君のこと最初から手に入れるつもりだったよ」…なっ』


嘘よ!と叫ぼうとすると口を唇でふさがれる。


『っ、やだ、…ルキ「呼ばないでくれるかな?他の男の名前…ムカつき過ぎて止まらなくなりそうだ」…っや』


掴む手は痛いぐらい離してくれないくせに目が唇が好きだと感情を流し込んでくる。


「………猫はまだ手を出せて無いんだね…」


『…最低……』


「知ってるよ」


「女王さま君からキスしてくれたらここから出してあげる。そして猫にも言わないであげる。」


『そんなことっ!』


「なら、ここで僕は君を貰うよ」


服に手が伸びて脱がし始める抵抗しようにもいつの間にか縛られた手は使えない足で蹴ろうにも押さえられて動けない。


『……っ、や、…やめて!するから!…やめて!』


「………おや…残念。」


屈んでくる帽子屋に唇を寄せる……


ちゅっと唇にキスをすると帽子屋は笑う意地悪に嗤う。


「これで共犯だ…」


ニヤリと笑った帽子屋に涙をためると不思議そうな顔をする。


「…………本当にキミらしくない…でもその君の方が落としやすそうだ……。」


「僕は諦めが悪くてね?覚悟したまえよ女王さま…」



またぐらりと意識が暗転する気づいたら自宅のベットで寝ていた。


「ねぇ~ルビィ女王さま~大丈夫~?倒れて心配したんだせ?」


私は倒れて帽子屋に運んで貰ったことになっているらしい。


『……っ大丈夫よ。ありがとう、ルキ…』


「……うん…何かあったらすぐ言ってね女王さま!」


「何かするやついたら俺殺しちゃうよ…?」

ぼそっと呟く声はルビィには届かずルキの頭を撫でる。


胸元の赤い後にチェシャ猫は気づきながらにぃっと笑うのだった。



ありがとうございました。

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