資金循環統計と中央銀行財務諸表2022年版
この国の2022年版の資金循環統計が9月に出ました。
中央銀行の財務諸表の2022年版が5月に出ました。
それによると、
民間預貯金残高:328兆円。
政府債務残高:329兆円。
政府の資産と負債の繰越金:197兆円。
ドル円相場:126~130円(毎ドル)
中央銀行の総資産残高:735兆円。
中央銀行の国債引受残高:581兆円。
中央銀行の貨幣発行高:121兆円。
中央銀行の銀行券発行費:549億円。
計算の仕方が変わったんでしょうかね。今までとは数値が変わっています。
この国は政府の国債を中央銀行に引き受けてもらっていますけど、その残高は2021年で581兆円になりました。
政府の債務残高は329兆円であり、197兆円は資金が余って来年度への繰越金に計上されています。
まあ、一年で30兆円ほどしか国債を発行しないので、まだ6年間はこの国は財政破綻はしないです。その先についてはまたその時になって調べなければならないでしょう。
まあ、これだけ繰越金が余るなら、まだ財政破綻はしないだろうとブログ主は考えます。
しかし、今回は面白いことがわかりました。これは政府や中央銀行が公開している統計なので書いてかまわないと思うので書きますが、次のようになります。
この国は、紙幣を549億円の費用で製造しているが、その紙幣は2204倍の121兆円の価値を持って流通しています。
なぜ紙幣が2204倍の価値で交換されるのかといえば、貨幣の価値は分業の需要と分業の供給から決定されるので、この国の現代社会はそれだけ分業に対する需要が高いということです。たくさんの専門家を育成して、手助けし合いながら社会経済を構築するという生き方に需要が高いということです。




