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マクロ経済学の教科書を読んで

 マンキューの「マンキュー マクロ経済学1 入門篇(第4版)」を読んでみた。

 私は大学生の時に、マンキューの「経済学(第2版)」を読んでいる。私のいた大学の経済学部のマクロ経済学の教科書だった。それから二十年以上の時がたち、この国のマクロ経済学の教科書として一般的だというこの本がどう変わったのか確認してみた。また、経済学の基礎を復習するつもりもあった。

 IS―LM曲線の経済分析のどこがおかしいのか、今ならその根拠を否定できるのではないかという狙いもあった。経済学の不確かさを指摘できるかもしれないという思いがあった。


 読むのに二日かかった。経済学部の学部生が半年かけて学ぶマクロ経済学を二日で読んだことになる。かなり難しくはあった。

 「復習問題」や「応用問題」の設問は、正解だと思う答えが思いつかないことはたくさんあった。それを正解にたどりつくことができるなら、経済についての理解は深まるだろうと思った。


 「マンキュー マクロ経済学1 入門篇(第4版)」でいちばん気になったのは、名目賃金を使わずに、実質賃金で経済学を説明しようとするところである。これは私の経済思想とは異なる。

 なぜ、実質賃金ではなく、名目賃金で経済を考えるべきなのかは、経済を考えている人たちに各自考えてもらいたい。ここでは触れない。


 IS―LM曲線の経済分析についてだが、これは利子率と所得、利子率と投資額の関係を分析するものである。IS―LM曲線の分析で思うのは、我々が利子率の決定に関わることがどれだけあるというのだろうということだ。政治家や銀行員にならなければ関わらないだろう。ニュースで報道されるゼロ金利政策やマイナス金利政策を理解することには役に立つだろう。


 まあ、でも、難しかったね、「マンキュー マクロ経済学1 入門篇」。気合いを入れて読んでみたのはよかったと思っている。



追記。

 「マンキュー マクロ経済学2 応用篇」を読み終わった。とても難しかった。経済学の難しさは凄まじいと思った。


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