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ブログ主の読んだ本のジャンル別冊数

 いやあ、おれは本ばかり読んでいます。おれの読んだ本の数は2022年7月31日時点で2399冊になりました(この記事を書いている8月25日までにはそれよりも多く読んでいますが、集計の都合上、7月31日時点での冊数の話をします)。

 おれは2399冊の読んだ本すべてに面白かった順位を付けてランキングしています。

 2399冊の読書録があるので、いったいどんな本を読んできたのか、どんな本を高く評価しているのか、いろいろ分析することも可能です。出版社別の評価や、文学賞別の評価などを分析したら何か見えてくるかもしれないですけど、出版社や文学賞関係者に迷惑かもしれないので、今はノーベル文学賞以外のそれらの分析は後まわしにします。

 ノーベル文学賞作家の本を47冊読んでいます。メーテルリンク、タゴール、ロマン・ロラン、アナトール・フランス、ベルクソン、トーマス・マン、ヘッセ、フォークナー、バートランド・ラッセル、ヘミングウェイ、カミュ、スタインベック、川端康成、サミュエル・ベケット、ソルジェニーツィン、ガルシア=マルケス、ウィリアム・ゴールディング、トニ・モリスン、大江健三郎、バルガス・リョサ、アレクシエーヴィチ、カズオ・イシグロ、ルイーズ・グリュック、の23人を読んでいます。日本のノーベル文学賞作家の川端康成と大江健三郎は代表的なものは読みました。評価として、ノーベル文学賞の本の面白さは、全体の真ん中あたりに分布して、ノーベル文学賞だけを取り出しても、特に面白い本に当たるわけではないという結果が出ました。

 他の文学賞の分析はしていないので、他の文学賞についてはどういう結果が出るのかわかりません。

 この読書録は、1996年頃から不完全ながらも付け始めました。読書メーターに登録するようになったのは2013年からです。最初は小説だけを記録していたのですが、途中から哲学書や思想書を記録するようになり、いつからか読んだ本をすべて記録するようになりました。

 もともとは紙の本を読んでいたのですが、2015年から電子書籍で活字本を読むことを始めました。

 2015年から2022年7月31日時点までの間に、579冊の活字本を電子書籍で購入して読みました。

 そして、読んだ本のジャンル別の冊数をいくつか集計したので、それを書いておきたいと思います。おれが2399冊読んで、どんな読者だったのかがそこからわかってくると思います。

 以下がその統計です。


おれの読んだ2399冊のジャンル別の内訳。2022年7月31日時点で。


【SF小説】(空想科学小説。SF系ラノベ含む)

日本語のもの:315冊。

翻訳もの:365冊。

合計:680冊。


【ミステリ小説】

日本語もの:131冊。

翻訳もの:38冊。

合計:169冊。


【主流文学】(純文学と一般文芸と翻訳主流文学と古典文学を含む)

日本もの:275冊。

翻訳もの:358冊。

合計:633冊。


【科学書】

日本語もの:19冊。

翻訳もの:23冊。

合計:42冊。


【哲学書】(哲学書と宗教書と思想書を含む)

日本語のもの:152冊。

翻訳もの:259冊。

合計:411冊。


【経済学書】

日本語のもの:18冊。

翻訳もの:33冊。

合計:51冊。


【その他】

合計:413冊。


【総計】

合計:2399冊。


以上。

 これを見てもわかるように、おれが好んで読んだのは、SF小説と主流文学と哲学書です。

 おれは大学生の頃からSF小説の愛好家で、SF小説を探しては、むさぼり読んでいました。SF小説が最もたくさん読んだジャンルになります。

 ミステリも好きだったのですが、ミステリには最強のジャンルという印象があり、ひねくれもののおれは、ミステリは他の読書家に期待し、自分はSF小説の方を優先して読んでいました。


 問題なのは主流文学です。主流文学を定義することはかなり難しいのですが、今回は、純文学、一般文芸、古典文学、戯曲、現代幻想文学、伝記、で数えました。エッセイ、官能小説、ネット小説、ラノベ、歴史小説、短編小説単体、詩集、現代幻想文学でないファンタジー小説、は数えませんでした。どう統計を採るかによって、主流文学の冊数は大きく異なってきますが、今回は恋愛や人生を描いた小説を中心に数えたつもりです。主流文学を定義するのはかなり難しく、ブログ主の個人的な定義によって集計しましたが、統計を取るにはこうするしかなかったことを許してください。翻訳小説のある本が外国で純文学なのか、一般文芸なのかなんて、わかるわけがないでしょう。

 また、古典文学と幻想文学を区別するのはかなり難しいです。「オイディプス王」にはスフィンクスが出てくるし、「竹取物語」は幻想文学ですし、「ガリバー旅行記」も幻想文学です。「ハムレット」にも幻想要素がある。「不思議な国のアリス」は幻想文学なのか、古典文学なのかわかりません。そういうわけで、古典文学に幻想文学を含めることにしました。そして、現代文学においても、日本の純文学作家が書いた幻想文学はたくさんあるんですよ。すると、現代幻想文学も主流文学に分類すべきだと考えました。

 そして、現代文学と古典文学に分けようとしても、いつの時代から古典文学になるのか判断するのは極めて難しいです。日本で近代文学が始まったのは、明治時代からだと聞いています。十九世紀のディケンズは古典文学だろうとおれは考えます。この辺りに現代文学と古典文学の境界線がありそうですが、プルーストの「失われた時を求めて」が現代文学になるのか、古典文学になるのか、それもわかりません。この時点で、二十世紀以降の文学が現代文学で、十九世紀までの文学が古典文学になるという分類を選択することはできませんでした。1945年に出版された本でも古典文学になりそうな国もあるとおれは考えるため、現代文学と古典文学の区別を付けることができませんでした。だから、現代文学と古典文学を、主流文学というひとつの区切りで集計したことを書いておきます。

 同じように、古典文学が主流文学なのか、傍流文学なのかも、判断するのは極めて難しいです。そのため、古典文学は基本的にはほとんど主流文学として数えました。

 主流文学の数は、このように、かなりおれの個人的分類方針によって集計しました。

 また、日本の古典文学は、現代語訳で読んだものは翻訳ものの方に分類してあります。


 科学書は、たぶん、この記録よりもっとたくさん読んでいるのですが、この読書録は最初は小説の読書録だったため、むかし読んだ科学書は特に面白かった科学書を除き、読書記録に登録されていません。科学書の読書記録には抜け落ちがかなりたくさんあるはずです。大学時代に地元の図書館で、一般開架されていた科学書の読みたいものはたくさん読んだのですが、特に面白かった科学書を除き、それらの記録はありません。それ以後も、特に面白い科学書を除き、科学書の読書記録はかなり長いこと正確には付けていませんでした。

 そして、哲学書が411冊とかなり大きな冊数となっています。いつから哲学書を読み始めたのかはっきりするものではないですが、2014年7月19日にプラトン「ソクラテスの弁明・クリトン」を読んでおり、この頃から積極的に哲学書を読み始めたとしてよいと思います。哲学は、西洋哲学だけでなく、東洋思想も読むように心がけました。わずかながら、イスラム哲学も読んでいます。

 経済学書は、おれが経済学部出身であることもあり、これから優先的に経済学書を読んでいこうかと思っているので、集計してみました。大学時代に60冊の経済学の本を読んでいるはずですが、その記録はありません。だから、大学時代に読んだ経済学書の数は集計されていません。おれの読書記録にある経済学書は、大学を卒業した後に読んだ51冊の方です。

 他にも、ラノベ、ファンタジー小説、一般書など、たくさんのジャンルがあるでしょうが、ラノベというジャンルは出版形態によって決まるジャンルであり、物語の分類にするべきではないと考えて、今回は集計しませんでした。ラノベとファンタジー小説と幻想文学の区別を付けるのはものすごい難しいと、おれは感じています。

 最近、読書の記事が増えてしまっていますが、せっかく、大きな読書記録を付けることに成功したので、ここでこの集計記録を記しておこうと思います。


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