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自働車はそんなに簡単に電気自動車に入れ替わるか
日本に自動車は、2020年には、8100万台ある。
日本では、毎年、自動車の新車が500万台売れている。
500万台の新車販売がすべて電気自動車にすることが実現した場合、日本の自動車をすべて電気自動車に入れ替えるのに、16年はかかる。新車販売がすぐにすべて電気自動車になるはずがないのだが、仮に、500万台すべての新車をすべて電気自動車にしたとしても、これくらいの長い時間がかかる。
つまり、そこまで順調にいったとしても、2036年まで、日本のすべての自動車を電気自動車にすることはできない。
自動車の改革で、西暦何年までにこんな自動車業界の改革を実現しますというのを時々、聞くが、それは概算しても、ここまで、すぐには実現しないものである。
同じように、自動運転車も、新車販売をすべて自動運転車にしても、どんなに早くても、2036年まで、日本のすべての自動車を自動運転車にすることはできないだろう。
自動車開発は、自動運転車や電気自動車への改革が計画されているが、それはこれくらいに、そんなすぐには実現しないことだとおれは考えている。




