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積極財政と緊縮財政

 経済政策の二対立はいろいろとあります。いちばん有名なのは、右翼と左翼でしょうね。他にも、保守とリベラル、自由主義と新自由主義、大きな政府と小さな政府、などたくさんの分類の仕方があります。それぞれの呼び方で意味はちがってくるのでしょうけど、いちばんしっくりくる名前は、「積極財政派と緊縮財政派」ですね。


 リフレ派とデフレ派の二項対立で分類していた時もありました。リフレ派というのは、利潤を技術開発につぎ込み、拡大再生産をする経済政策の人たちのことだと思います。おれはデフレ派を名乗ってましたけど、それは、生産性の向上で商品価格を抑制すべきだと考えていたからです。

 むかしは、経済について詳しくなかったので(今でもたいして詳しくはないですけど)、うまく説明できませんでした。今になってようやくこれだけ説明できます。


 しっくりくる名前を探していたのですけど、「積極財政派と緊縮財政派」という呼び方が直接的で非常に意味が明確なので、いちばんしっくりきます。

 積極財政派とは、税金をたくさん使う政策を支持する人たちのこと。

 緊縮財政派は税金を少なく使う政策を支持する人たちのことですね。


 世の中のどんなことも、二元論で二つに分類して、その二つの中間にある適正値を調整していくべきでしょう。だから、人が調整すべき二元論の対立は終わることがないでしょうね。

 選挙で積極財政派を抑制しないと、税金の徴収は暴走するとおれは思うので、選挙で積極財政派と緊縮財政派の対立はいつまでもつづくと思います。


 資本主義と共産主義についても、むかしはその意味をぜんぜん理解していなかったのですが、少しは知った今は、資本主義は最初から資産をたくさん持っている資本家が楽して儲けるための謀略であり、共産主義は、十九世紀から始まった人類の工業化における工場労働者の酷使改善です。

 資本主義と共産主義の分類では、選挙の政策提案がわかりにくいので、選挙では「積極財政か、緊縮財政か」を候補者に述べてもらうと、どの候補者に投票したらよいのかわかりやすくていいと思います。

 政治家や官僚は、適正値を探しているのでしょうからね。


 リフレ派かデフレ派か、では、経済政策の内容がいまいちわからなかったところもあるんですよ。積極財政派と緊縮財政派ならわかりやすい。

 おれは、てっきり、リフレ派は価格の虚構を拡大させる経済集団かと思っていましたよ。

 今でもおれは、商品の機能や種類をただ拡大させていこうという経済思想には、抑制が必要だと考えていますけどね。


 そして、これはツイッターで見た安倍晋三の演説の動画が根拠なんですが、なんでも、日本政府と日銀は、コロナウィルスの対策費のために、160兆円を支出するようですね。

 リフレ派の望みどおり、日本政府が160兆円を使い、日銀が日本円を刷って、日本政府の支出の160兆円を支払うようです。

 そこまで、この政策に人気があるなら、経済実験にもなるし、一度、やってみるかみたいな感じなんでしょうね。日本だけでなく、アメリカ合衆国政府も、コロナウィルスの対策費に200兆円規模の予算を出したのは報道を見ていましたが、とうとうこれを実行してしまうことになったのですね。どうなるのか。推移を見ていきたいと思います。


日本政府は、コロナウィルス対策費160兆円を2020年5月27日に概算閣議決定をして、6月8日に国会提出、6月12日に国会で議決しています。


令和二年度補正予算(第一号及び第二号)の概算について

https://www.mof.go.jp/public_relations/finance/202007/202007d.pdf


これで経済はどうなるのでしょうかね。


コロナウィルス対策費という理解の難しい予算のため、頭の中でまとまらずに、記事にするのに一年以上たってしまいましたよ。



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