表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
40/110

日本の出版市場2020年

2020年紙+電子出版市場は1兆6168億円で2年連続プラス成長 ~ 出版科学研究所調べ

https://hon.jp/news/1.0/0/30504


日本の出版市場の統計が出ました。

2020年の紙+電子書籍の出版市場の売上は、1兆6168億円でした。

これは、2016年の紙+電子書籍の出版市場の売上が、1兆5000億円だったのに比べると、売上をのばしています。

長いこと出版不況といわれていましたが、どうやら、出版業界は好景気といえる状態になったようです。

それは、日本の電子書籍への移行がうまくいったことが大きいと思います。


2017年の漫画の単行本の電子書籍の売上が1711億円だったのに対して、

2020年の漫画の単行本の電子書籍の売上は3420億円に増えました。


2017年の活字本の電子書籍の売上が290億円だったのに対して、

2020年の活字本の電子書籍の売上が401億円と増えています。


2020年の紙の書籍は、漫画と活字本を合わせると、6661億円。


これを見ればわかるように、出版業界の好景気は漫画の電子書籍が主な原因と考えてよいでしょう。


出版社の編集者の年収が、大手出版社なら900万円から1000万円を超えることも常識として認知されるようになってきたようです。

編集者というのはそれだけ重要な仕事なのです。


心配なのは、雑誌です。

雑誌というのは、日本に400種類以上あるのですが、雑誌業界がうまくいってないのではないかと、おれは心配しています。


個人的には、ネットの雑誌読み放題サーヴィス「Dマガジン」の文字がもっと大きく鮮明になり、ネットで雑誌を読む環境がもっと快適になることを期待します。

雑誌文化というものは、非常に大きな影響力をもっている日本の大事な文化であり、週刊誌などの雑誌の運営をいまの時代に賢く行うことは、よく考えるべき重要な課題だと思います。

しかし、画像中心の雑誌を電子書籍に移行する方法は難しく、うまいやり方が生み出されればいいのになあとおれは考えます。


雑誌の売上は、2020年に5576億円あり、

書籍の売上と同じくらいあります。

雑誌というものは、漫画や活字本などの書籍と同じくらいに文化的価値の高い商品なのです。

賢い雑誌出版のやり方が構築できれば、日本の出版業界はうまくいくだろうなあと考えます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ