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コンビニ印刷をした利用報告

 西暦2020年になって、ようやく、コンビニ印刷をしてみた。

 西暦2000年前後の頃は、家庭用印刷機が多く出まわり、非常に便利だと好評だった。個人個人の手書きの書類が印刷紙に代わり、読みやすくきれいでまちがいも少ないと好評だった。

 しかし、家庭用印刷機は、50枚も印刷すると紙のズレが発生して、期待しているように百枚相当の紙を印刷するのに、五回くらい印刷しなおさなければならないという問題があった。そして、家庭用印刷機は印字が弱く、五年もたつと、印刷した紙の文字が消えてしまうという問題もあった。インクリボンの購入が非常に機種が多すぎて面倒くさかった。また、インクリボンが家庭用印刷機より値段が高くなってしまうことも問題だった。

 その結果、いつからか、家庭用印刷機は構造上、満足いく印刷はできないという結論が出た。書類というものは極めて重要なものであるため、その印刷がうまくいくかは経済圏にとっても大問題だった。そして、家庭用印刷機は生産が縮小され、日本は全国に配置されたコンビニ店での印刷をするように大方針を変えた。コンビニ印刷に方針を変えた年は2017年頃だと、今、インターネットを検索したところではでてくる。これは、三年遅れでコンビニ印刷を試したおれの利用報告である。

 うまくいかなかったところはたくさんある。改善してほしい。家庭で円滑な印刷ができないと、効率のよい近代社会の建設は実現できない。

 業務用コピー機のタッチパネルの読み取りが非常に悪く、タップしても動かないので、一分くらい何十回もタップした。すべてを印刷するまでに百回以上タップした。

 業務用コピー機のお札の受け入れ口の機能が悪く、千円札が入らないので、店員に500円玉に両替してもらって行わなければならなかった。大量の印刷になった場合、おそらく非常に不便だろう。

 コンビニの業務用コピー機がUSBメモリの印刷に対応していない。USBメモリの差し込み口はあるが、ソフトウェアが対応しておらず、USBメモリの印刷に対応していない。

 ネットワーク印刷をしてみた。全部で91枚を印刷したのだが、業務用コピー機が91枚のデータ容量に対応しておらず、10枚ずつ分割して印刷をしなければならなかった。合計11回印刷した。この辺りに改良の余地があると思う。

 業務用コピー機の操作画面が上下にスクロールしないので、十一回に分けた印刷が7個くらいまでしか画面に出ない。「新しい順にする」「古い順にする」を使うことで十一回分は印刷することができたが、何百枚と印刷する場合は、やり方がわからない。何度も自宅のネットワーク印刷を入力しにコンビニに行き来しなければならないのだろうか。

 印刷する前に心配していた印刷用紙の枚数切れはならずにすんだ。91枚はぎりぎりだと思う。

 店員さんの対応は親切だった。

 家庭でどのように満足いく印刷環境を構築するのかということは大問題なので、コンビニ印刷がもっと便利になってくれるとうれしい。


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