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第7話 若いんだから

いつも、読んでいただきありがとうございます。

ブックマークも増えており、一定のPVもいただき、感謝の極みです。

本当に励みになります。


誤字や、助詞の間違い等ありましたら、ドシドシお待ち申し上げております。

修正する事で、文が良くなるのです。私にとっては、一字千金の価値があります。

よろしくお願いします。

「お兄さーん!!どうしたんですか?」


 戦闘終了後、かなりの時間、ボーッとしていたようで、4人が心配していた。


「ごめん、ごめん。レベルが上がって、職種を色々弄ってたんだ。」

「え?レベル上がったんですか?私たちも見てみます。」


んー

職種を後で変えるとか出来れば良いのに


《マスター、可能です》


マヂでか


《はい、「後で変更しますか?」と出てなかったですか?》


出てなかった


『あ、すまん。修正しとく』


あんたか!!


 今度からは、ゆっくりした時に出来ると分かったので、よしとしよう。


《ちなみに、それが出来るのは、マスターとスキル「転職」を持った人だけです。マスターの場合は、不肖、私めがスキル水晶を複製したからです。あの水晶にはスキルの選択だけでなく、職種選択も出来るらしいです。》


マヂか?!

お前のおかげか

いつもありがとう


《いや〜 ・:*:・(*/////∇/////*)・:*:・》


珍しく照れていやがる


 さて、4人組はというと、ステータスの見せ合いっこをしているようだ。気になる点があるらしいが、ミナコとカナミがやや凹んでいる。ちなみに、レベルが上がってはいないが、俺の固有スキル「王の器」や装備品の影響で、現ステータスは、こんな感じ。


※( )は謙譲ゆずるの固有スキル「王の器」による加算。

※[ ]は上記数値加味した上で、スキルで強化した際の加算分。

-------------------ー-------------------ー

ユリエ・サイゴウ

Lv.1

HP 129/129

MP 373/373

SP 935


体力   12(+117)

攻撃力  10(+156)

器用さ  15(+227)

知力   22(+227)[+124]

敏捷性  10(+78)

生命力  13(+117)

精神力  25(+195)[+110]

回避   10(+65)

防御力  11(+136)

魔法防御 25(+195)

運    18(+1558)


【職種】治癒師Lv.1

【スキル】法術Lv.1

【魔法属性】光属性Lv.3、闇属性Lv.1、聖属性Lv.5、無属性Lv.4、生活属性Lv.5

【固有スキル】異世界言語Lv.3、無詠唱、詠唱破棄(0/100)、知力強化Lv.1、精神力強化Lv.1、MP自動回復Lv.1

【固有魔法】治癒魔法

【称号】異世界からの召喚者、ユズルの奴隷

【加護】転移神の加護

-------------------ー-------------------ー

サツキ・ニシオカ

Lv.1

HP 128/128

MP 376/376

SP 935


体力   11(+117)

攻撃力  12(+156)

器用さ  20(+227)

知力   24(+227)[+125]

敏捷性  10(+78)

生命力  15(+117)

精神力  25(+195)[+110]

回避   10(+65)

防御力  10(+136)

魔法防御 25(+195)

運    17(+1558)


【職種】魔法師Lv.1

【スキル】杖術Lv.1

【魔法属性】土属性Lv.3、水属性Lv.4、火属性Lv.5、風属性Lv.3、氷属性Lv.1、雷属性Lv.1、無属性Lv.3、生活属性Lv.5

【固有スキル】異世界言語Lv.3、MP自動回復Lv.3、無詠唱(0/100)、精神力強化Lv.1、知力強化Lv.1

【固有魔法】広域魔法

【称号】異世界からの召喚者、ユズルの奴隷

【加護】転移神の加護

-------------------ー-------------------ー

ミナコ・タキザワ

Lv.1

HP 141/141

MP 237/237

SP 925


体力   24(+117)

攻撃力  18(+156)

器用さ  22(+227)

知力   19(+227)

敏捷性  23(+78)[+50]

生命力  19(+117)

精神力  16(+187)

回避   20(+65)

防御力  14(+136)

魔法防御 12(+195)

運    9(+1558)


【職種】弓師Lv.1

【スキル】弓術Lv.1

【魔法属性】水属性Lv.3、風属性Lv.3、無属性Lv.4、土属性Lv.3、火属性Lv.3、雷属性Lv.3、氷属性Lv.3、生活属性Lv.5

【固有スキル】異世界言語Lv.3、必中Lv.3、属性射Lv.1、状態異常射Lv.1、敏捷性強化Lv.1

【固有魔法】なし

【称号】異世界からの召喚者、ユズルの奴隷

【加護】転移神の加護

-------------------ー-------------------ー

カナミ・スズキ

Lv.1

HP 145/145

MP 238/238

SP 935


体力   28(+117)

攻撃力  27(+156)

器用さ  26(+227)

知力   20(+227)

敏捷性  30(+78)

生命力  16(+117)

精神力  19(+187)

回避   25(+65)

防御力  15(+136)

魔法防御 10(+195)

運    15(+1558)


【職種】忍者Lv.1

【スキル】短剣術Lv.1、忍術Lv.1、双短剣術Lv.3、斬撃無効Lv.3、打撃無効Lv.3

【魔法属性】土属性Lv.3、火属性Lv.3、無属性Lv.4、生活属性Lv.5

【固有スキル】異世界言語Lv.3、属性遁Lv.3

【固有魔法】なし

【称号】異世界からの召喚者、ユズルの奴隷

【加護】転移神の加護

-------------------ー-------------------ー


 考えてみれば、女子高生を奴隷にするって、かなりやばいな。とか、思いながら、彼女らのステータスを見ていた。するとサツキが、何か質問したげに、近づいてくる。


「お兄様?少し聞いてもよろしいでしょうか?」

「何かな?」

「この世界に来た時のステータスとあまりにも違う点が2つあるのです。」

「うん、SPが835ずつ増えた点と、各能力値が大幅に増えたことかな?」

「あ、はい。お兄様には、全てお見通しなのですね。ますます、好ましく思ってしまいます。」


 4人に能力値の上昇については、宿で具体的に説明すると言った上で、謙譲ゆずるの固有スキルの影響を受けている事を伝えた。4人は感心した様に、トロンとしたような目で見つめてきた。


 SP値についても、今は具体的には説明できないが、帰還したクラスメイトからのプレゼントとと言うと、ユリエとミナコは、よく分からない顔をした上で、納得できないが頷くという態度をとった。しかし、サツキとカナミは2人で、「あーでもないこーでもない」という風に話し合いながら、一応、頷いてくれた。


 能力談義はこのままにして、もう少し、隣街に向けて進むことにした。出来るだけ皇都おうとから離れておきたい。


 初めての戦闘をした場所から、2時間ほど過ぎた頃になると、日が遠くの山にかかり始めた。その辺りで、野営をする事にする。皇城おうじょうの宝物庫には、冒険者からの献上品があったのだろうか?それとも、過去に召喚した者たちからのせしめた物だろうか、レアリティの高い、野営具があった。具体的には、所謂いわゆるテントだ。しかし、ただのテントではなかった。まず設置だが、「組立て」と言うだけで、設置された。「解体」と言うだけで、組立て前に戻った。そして、テントの中はもっとすごかった。皇城おうじょうの中でも一番広い部屋、おそらくパーティルームだろう、ほどの広さがあり、ベッドが10数個もあった。空間魔法を込めた野営具なのだと、推察される。しかも、見た目も小さいので、結界魔法の魔力量も高が知れている状態だ。大変エコでよろしい。


 さて、少し触れたが、野営具に結界魔法を施さなければならない。謙譲ゆずる自身がやってもいいのだが、この野営具、その機能も搭載していた。具体的には、中に入り、入り口付近にある水晶に魔力を込めると、空調の調節、室内温度の調整、料理魔道具のONOFF、お風呂の設定、外部の結界、結界越しの外部確認などが出来るのだ。これになれると、宿が取れなくなると憂いが生まれた。


 ここまでの野営具とは、思っていなかったので、パンと干し肉と果物しかなく、干し肉を少し炙って、パンに挟んで、軽く食事をとった。そして、就寝なのだが、ベッドは十全にあるにも関わらず、一番大きな天蓋付きのベッドに5人で寝たいと4人からの強い要望が出た。


 謙譲ゆずるも本来は、いい大人である。勿論、それに関しては、問題ないのだが、つい日本での常識が頭をもたげる。「インコー」と。「いやいや、17歳だから、同じ年なんだよ」と頭の中からの言葉には、「不純異性交友」と反論してしまう。そんなこんなで、悩んでいると、左右で寝る権利を勝ち取ったサツキとカナミが左右の腕を体を使ってホールドしてきた。


やばい、理性が飛ぶ!!


 2人は胸と股で両腕を挟み、身動きが取りづらい。勿論、ステータス的にはどうとでもなるのだが、そんな事するわけもなく、動かせるのは指先くらいのものだが、動かすと両耳に入るのは、2人の嬌声と色艶のある吐息だ。


お2人さん?

お手手でどこを触ってるんですか?

そんなに優しくされたら・・・

ほら、ね?


あ、残りの2人も参加しない!


やば、理性が・・・


 翌朝、5人は寝坊した。楽しい夜だったとだけ、記しておこう。


--------------------------------------------------------------------------------------


 ここは、サルーン帝国、皇都おうとにある、皇城おうじょうの一室。サルーン帝国は、世界で2番目に大きな国。古代王朝サルサリアの血脈を保っていると公言しているが、実際は、古代王朝サルサリアに仕えた神官の血脈である。それを認識しているのは、皇帝と皇太子だけだが。今日は、待ち望んだ異世界召喚の日だった。それも、もう終わった話。1ヶ月後には、軍備が整い、憎きパウロム王国に帝国の強さを知らしめ、世界一の国になるのだ。


 父である皇帝もお年を召した。庶子の男子は多くとも、嫡流の男は私1人。そうなれば、次期皇帝である私。父も嫡流とは言え、末っ子の私に何かあっては困ると、戦力であり、規格外の力を有することになる召喚奴隷たちの主人を私にしたのだ。1ヶ月後には、誰も逆らえなくなる。数ヶ月後には皇帝になるのだから。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


 この想いは、夕食どきに、呆気なく崩されてしまった。皇族たちが、優雅に食事をしている最中に、その凶報がもたらされた。召喚奴隷たちが、2人しか残っていないと。皇太子は、最初に確認したっきり、政務にかまけて、奴隷契約の人数が減っていることに気づかなかった。


 勿論、奴隷自身で契約破棄などできないので、確認する必要などなかったからでもある。「逃亡不可」の召喚奴隷たちがいなくなるなぞ、あり得ない。残った2人の召喚奴隷も、他の38人とは仲良くなかったらしく、全く知らなかった。勿論、主人として、「命令」して聞いたにも関わらず、全く情報が手に入らない。残りの38人がどうなったかを確認するためにも、あり得ないことだが、ステータスの【奴隷契約(主)】の項目を確認した。


 なんとそこには、残った2人の名前しかない。契約が破棄された?!主人の立会いなしにそんな事は、この世界ではあり得ない。つまり、誰かが間に入ったことになる。つまり、契約変更だ。まだ、城内に残っている可能性も考え、城内を探らせると共に、秘密裏に影の部隊を使い、皇都おうと内を探させた。


 皇族たちは、イライラしながら、待つ事、一時間。城内の状況が分かった。なんと、金銀財宝が殆ど残っていなかった。売り払うことがほぼ不可能な絵画や一部芸術品のみが残っていること。それと、禁書や裏帳簿の類は勿論、固有スキルなどを封じたスキル書や固有魔法を一度だけ覚えられる魔法書グリモアなどの書物が全く残っていなかった。スキル書や魔法書グリモアは、高価な分、損失はデカイがまだ諦めはつく。だが、禁書や裏帳簿はまずい。帝国が崩壊する。国外への出征どころではない。残りの38人をどうしても捜しださねばならない。


 皇帝と皇太子以外の皇族たちは、私兵を使って、国中を探す為、慌てて出て行った。なお、皇帝は、心労の為か、倒れてしまった。皇太子は思う。仲介した第三者が、書物を持っていたら、38人を見つけたところで、どうにもならないと。


 さらに、数刻後、新たな情報が手に入った。黒目黒髪の3人組が、冒険者ギルドに登録をし、皇都おうとの西門から出て行ったと。それらを捕まえる為、影の部隊を分けて西へと向かわせた。ここに至って、ようやく、38人が固まっていないということが分かった。


 残り35人はどうなったのか?他のギルドにも問い合わせたが、登録証を手に入れたのは、西門から出た者たちだけだ。身分証がない事も分かっているので、他の街へは移動できない。移動しようと門に行けば、衛兵に捕まり、各省庁に連絡がいく。また、固有魔法「転移魔法」を持つ者もいない。皇都おうと内を隈なく探せば、見つかるだろう。


ーー数日後、西門から出た3人組が捕まったが、情報は増えなかった。彼らは、再度奴隷になったらしい。


ーーさらに10日後、皇都内に残りの35人はいなかった。可能性は外にしかないが、限りなく見つかる可能性は低かった。


ーー召喚から1ヶ月後、出征は起こらなかった。出て行った35人はまだ見つかっていない。召喚奴隷は使えない人材だった。1人は夜襲にしか使えず、1人は満月の夜にしか夜襲が出来ない。他の3人は、そもそも戦闘向きの固有スキルがなかった。


ーー3ヶ月後、皇帝が崩御し、内乱が勃発。皇太子派と幾つかの派閥が争い。国は乱れにみだれた。


ーー半年後、皇太子派が崩壊した時、召喚奴隷たちは、死んだらしい。残りの35人も見つからず、探す者もいなくなった。


ーー1年後、国内で民衆が立ち上がり、内乱が拡大。残った皇族たちを死に絶え、有力諸侯が独立し、元帝国は世界で2番目に大きな国ではなくなった。

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