表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
市場を散策
86/613

2話 ---穀物市場---

「ふーん、これがド麦でこっちがデ麦か」


粉になっていない状態は初めて見る。

小麦に似ているが、デ麦は若干丸い。

デ麦はどこでも育つが、ド麦は土地が肥えていないと育たないと言うことだ。


ダ麦、ラ麦というのもあるが、これは北の方でよく栽培されているらしい。


ここでも意外なものを発見した。店のおじちゃんに聞いてみよう。

「おじちゃん、これはナニ?」

「これはコ麦っていうんだよ、坊ちゃん。粉にしてもパンには出来ないんだが、これを餌に混ぜると、豚がよく育つんだ。」


この姿、形。ってまんま米じゃん。

赤、黒、白が混ざってはいるが、ジャポニカ種だ。

精米が必要だが、コメの飯が食えそうだ。


「おじちゃん、これ3テリガルム分お願い。」

1000=1テリ

テリは『俺』の世界の(キロ)に相当する。


また平民(騎士兄さん)が運んでくれた。


「御爺様、彼(騎士兄さん)力持ちですね。」

「何の、あれくらい屁でもないわ。そんな軟な鍛え方しては居らぬ。行軍訓練時には10テリの荷物で丸1日移動も当たり前じゃからのう」


…?

あれ? 騎士団だよね? 傭兵部隊じゃないよね?


「なにを惚けておる? フルプレートじゃと5テリもある。 『馬乗り騎士。地上に降りたらただの木偶』じゃ困るじゃろう?」


騎士姉さん達は「うんうん」とうなずいている。


…剣術指南のお願いは、早まったのかもしれない…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ