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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
お茶会顛末記
75/613

6話 ---侯爵夫人---

あんな小さな貴公子に給仕していただくなど、なんだかホッコリしますね。

しかしあれを真似することは無理ですわね。

3歳児をあれほど礼儀正しく躾ける等、不可能に近いです。

でも、

我が儘放題だったファルシオン様がひと月ほどで貴公子らしく振舞われる様になるなど、誰が信じられますでしょうか?

そういえば、フィロルウェイン様は出会った当初から貴公子然とされてましたね。

あの年で「美しき皆様」等と言うセリフ。自然に言えるものではありえませぬ。

あと

お茶会のお菓子を持ち帰りできるよう別に用意する等という発想。今までなかったものです。


こどもの躾けに、新しいお菓子、新しい発想。

どこかの賢者様を召し抱えられたのでしょうか?

『影』からの報告にはそういたものは見当たりませんでしたが…




お茶会に、幼児は無理でも、成人前後の侍従に給仕させるというのはどうでしょう。

ちょっと想像してみましょう。

なんだかドキドキしてきましたわ。

でも、もう一押し


執事服を着せてみる。

ちょっと違うわね。

騎士正装

うん。萌えるわぁ

ちょっとマナー違反だけど「お嬢さま」等と呼ばせてみると…

キャー!ドキドキ萌え萌えヨー!


うん。騎士団の中の若いのから選抜して給仕教育しましょう。

教育出来次第、お茶会を開きましょう。

これで公爵夫人の鼻を明かせるわ。

オーホホホホッ!




「コホン。茶会の算段するのは別段構わんよ、だが…」


「独り言は、儂の居ない時にやってくれると助かるのだが…」

となりに旦那様がいるの、忘れてた。



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