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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
お茶会顛末記
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1話 ---準備段階---

え~い、忌々しい。

せっかくフィロルウェインが作ってくれたべっこう飴をすべて出してしまうとは。

妾が1日1個と楽しみにとっておいたものを…


見た目が綺麗なため、「舶来から取り寄せた珍しい菓子ですゎ」と嘘をつき自慢げに見せたはいいのですが

バッヘン侯爵夫人ったら

「さすがは公爵夫人。そんな珍しい菓子を振舞ってくれるなど、私たちはなんと幸期な時にお茶会に招かれたことでしょう」

等と…


そんなことを言われると、[ただ見せびらかしたかっただけ]と言えぬではないですか。

さらには

「このような珍しいものを入手できるなんて。さすがは公爵夫人。次にはもっとたくさん、手に入れられている事でしょうね」


「…当たり前の事を聞かないでくださいまし。おほほほほ」と笑顔を貼り付けるしかありませんでした…


明日はフィロルウェインの部屋へファルシオンと赴く日。

なんとしてでも飴の製法を聞き出さねば。



聞き出せはしませんでしたが、飴は用意するとの言質は取れたので一安心といったところですか。

『シフォンケーキ』なるもののレシピも手に入ったことですし、これで次回のお茶会も自慢ができますわねぇ。おほほほほ。





なななんと。『シフォンケーキ』が出来ぬと?。

フィロルウェインが言っていたのはこのことかや。

たまに『上手に焼けましたぁ~~』はあるようですが、安定して焼けぬとは…

料理人には引き続き、試作を続けさせるとして、明日のお茶会には間に合いそうにないですねぇ。

新作自慢は、諦めるしかないですか。


フィロルウェインに頼めば作ってくれるかもしせれませんが……飴がまだ来ません。

「当日、お茶会場へ直接お持ちします。何分、量が多いので…。ですが必ずおもちしますよ。」

等と言われれば、ほかの事、頼めないではないですか。


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