3話 ---甘藍樹菓---
次に土台だが昨年、芯材として使ったワッフルコーン生地を使う
「鉄板に生地を広げて下さい。それでは『ヒート』」
焼けたころ合いに
「切り込みを入れてこの型に巻き付けてください。」
用意したのは、底面直径30cm、辺を45cmとした木の円錐だ。
「固まりましたら木型は抜いて台に固定して下さい。」
高さは40cmくらいの円錐土台だ。、
「先ほどのシュークリームを樹蜜で土台に並べてつけていってください。一度上まで付いたらもう1回、シュークリームをつけていきます。」
どんどん土台へ積みあがるシュークリーム。
「次に、このドライフルーツを飾り付けていきます。」
ドライフルーツといっているが、一部生のフルーツもある。
これらも樹蜜でくっつけてゆく。
「最後に仕上げです。粉糖を用意して」
これは砂糖を乳鉢で磨り潰したものだ。
「ドコデ、モドア、無風結界を張ってください。行きますよ。『フールド』」
粉糖を風の球に閉じ込め積みあがったシュークリームの上に移動させて
「『フールド解除』」
積み上げたシュークリームの降り注ぐ粉糖は雪のような感じになった。
ドコデ、モドアに結界を張ってもらってなければ周りに散らばってしまうところだ。
「皆さんありがとう。では、余ったシュークリームで お茶にしましょうか。」
「「「「「「「「「「はい、ヒロ様」」」」」」」」」」




