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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
王家主催新春お見合いお茶会
596/613

2話 ---人気令嬢---

「ヒロ。」

「ベル兄。どうしたんです。」


噂もしていないのにベル兄が現れた。いや、さっき心の中で比べたからか?


「このお姉さまは誰なんだい。紹介してくれ。」


ベル兄、いきなり過ぎだ。とはいえ紹介しないわけにはいかないな。


「こちらはドゥーブル子爵家のイスカレル嬢とヨルーク殿です。お姉さま、ヨルーク殿。こちらはローレント侯爵家のローベルト殿です。」

「初めまして、ローベルト殿。イスカレル=ドゥーブルと申します。」

「はじめまして、ローベルト殿。ヨルーク=ドゥーブルともうします。」

「ローベルトです。よろしく。」


ベル兄…もう少し社交を勉強しようね。




「こちらでドゥーブル家の御名が聞こええたのだが。失礼。拙者、ボークヨウ=シェイパーと申す。して、其方がイスカレル嬢かな?」


僕らの話を聞いて一人、割り込んできた。


「こらーボーク。抜け駆けするなよ。失礼。私、デカール=ブルドと申します。イスカレル嬢。」


新たな割り込み者だ。


「「これからは隣領地同士。仲良くしていただけると幸いです。」」



結婚相手は、親が決めた許嫁、貴族院で見初められて(見初めて)、成人後の社交界で、というパターンに分けられるが、大体において恋愛結婚というわけにはならない。

恋愛結婚ともいえる貴族院での出会いにおいても学年が異なると早々交流は持てない。


つまりはこれを機会にお近づきになろうという魂胆だ。


「なんと、このたび陞爵なされたドゥーブル子爵の御息女であらせまするか。」

「なんと可愛らしい。」

「ぜひともお近づきに…」


わらわら男どもが集まってきた。

どうしよう。

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