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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
ルーシフェル殿下捕物帖
579/613

6話 ---御忍英雄---

うむ、ヒロに聞いていた『鼓』なるものの準備は出来ておるな。

変わった構造の太鼓だが軽快な音を奏でよるので趣があってよい。


なに? もうじきアクダイが到着するとな。

よし皆の者、配置につけ。

「なぜだ。先に運ぶように言っておいた財が無いではないか。」


馬車塚に到着したアクダイの怒声が響く。


<ポポポポ、ポン>


そこに鼓の音が奏でられ、同時に塚中央に向けてスポットライトがあてられる。


「なんだっ!」


そこに映し出されるのは、薄衣を纏ったオーガの面の男。


「ひとぉつ。人の世の生き血をすすり。ふたぁつ。ふらちな…」

「怪しいやつ。あ奴が何か知っているかもしれん。ひっとらえろ!」




せっかくヒロから教えてもらったかっこいい登場をしたのにの。

セリフを遮られては台無しであるな。

仕方がないプランBに変更である。


「アクダイ候。我の顔見忘れたか。」


面を取って見栄を切るが、


「お前のような奴など知らぬ!いいからひっとらえろ!」


我の顔は成人式の際に見られているはずではあるが。

こうなると最終プランを実行するしか無くなるな。

仕方がない。


「スケさんや。カクさんや。懲らしめてやんなさい。」

「「「「「「「「「「ハハッ!」」」」」」」」」」


我の声に、各公爵家騎士団は一斉に蜂起した。

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