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3話 ---殿下指揮---
「ネプトより伝令、家人の身代わりが睡眠薬により眠らされました。」
「ウラヌより伝令、家人の身代わりが睡眠薬により眠らされました。」
「ハイデより伝令、家人の身代わりが睡眠薬により眠らされました。」
「アティより伝令、家人の身代わりが睡眠薬により眠らされました。」
「よし、各部隊に伝令。各家B部隊は放火の阻止および身代わりの保護に努めよ。各家A部隊は東街道沿い第一馬車塚へ急行。そこにある物資を接収の後、塚脇に待機」
「「「「「ハハッ!」」」」」
「助かったぞダーグレン卿。まさかアクダイが亡命を企てていたとは。」
「いえ、間近になるまで報告を上げず申し訳ありません。」
「よい。確証がなかなか採れなかったのであろう。それよりも無敗将軍の代役、よろしく頼むぞ。」
「ハハッ!」
「では、我らも参ろうか。」
「はい!」




