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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
新年を迎えて
561/613

1話 ---制度改革---

1月の安息日。

貴族の登城参賀だが、今回は趣が違う。


昨年度までは、謁見の間に全貴族が膝まづき首を垂れた形式で始まったのだが、今年は皆、椅子に座っている。


「これより参賀式を始めます。一同!起立!…一同!礼! ゼフサージュ=ゼ―フィン陛下。おな~り」


進行役の声とともに貴族たちは起立し、陛下を迎える。

陛下が壇上に現れ、玉座に座られる。


「皆の者。新年、おめでとう」

「「「「「「「「「「ゼフサージュ=ゼ―フィン陛下。新年おめでとうございます。」」」」」」」」」」


「御直りください。一同!着席!」


進行役の声とともに式が進んでゆく。

さながら、学校の全校集会だ。


その後は、



「オルマイガ男爵」

「はい」


名前を呼ばれた者は、陛下の御前に出て膝まづく。


「ヌシの所では嫡男が生まれたそうだの。めでたきことだ。」

「私には、勿体なきお言葉にございます。陛下」



喜事のあった家が呼ばれて陛下より御声を賜る。

成人の日に御声を賜ってない家に限られるが。


そのおかげで、式は早く終わり、


「ゼフサージュ=ゼ―フィン陛下がご退場なさります。一同!起立!…一同!礼!」


陛下がご退場なさった後は、


「御直りください。これで参賀式は終了となります。皆さま。式へのご出席ありがとうございました。」

「ヒロ君から聞いていた『ゼンコウシュウカイ』だがの、あれを真似たら楽であったぞ。」

「あれ、やっちゃったんですか。不満とか出てませんよね。」

「その後のサロンでの噂話を集約してもらったが、好感触だったと報告を受けておる。」

「それならいいですけど。」

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