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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
もうすぐ年が変わります。
560/613

9話 ---除夜鐘鳴---

<ギンゴーン>


大鐘楼の鐘が鳴ります。




今年はハルも起きています。

(多少、船をこいでいますが。)


皆、手に手にグラスを持っている。


ハルの手には、グラスの中がこぼれないよう、侍女が手を添えてくれています。



「ここに居る皆の者と年の終わりを迎えられることを嬉しく思う。」


父の口上が始まる。




<ギンゴーン>


「今年は領内で久方ぶりに真珠が採れた。」




<ギンゴーン>


「それで陛下よりお褒めの言葉がいただけた。」




<ギンゴーン>


「他の公爵家との関係も密になったと思う。」




<ギンゴーン>


「フィロルウェインとファルシオンはローザント老より馬を贈っていただけた。これは非常に喜ばしい事である。」




<ギンゴーン>


「来年も様々な事が起きる…いや、我が子たちは起こすであろう。」


いや、ちょっと父上。それはひどくないですか。




<ギンゴーン>


「それが我が子の成長の証ならそれは喜ぶことである。」


そうまとめますか。



<ギンゴーン>


「それとともに歩むのが家族の絆であり、皆との絆であろう。」




<ギンゴーン>


「古き年よさようなら。」




<ギンゴーン>


「そして、新年おめでとう。」


「「「「「「「「「カンパーイ」」」」」」」」」」





…駄目だ…ハル、寝ちゃってる。

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