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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
ローレント侯爵領へ《冬》
540/613

7話 ---閣下部屋---

<トントン>

「はい。…御屋形様!」

「ライヤーン閣下はおられるかな。」

「少々お待ちください。」




夕食にお誘いしたのだが、


「儂は他の騎士どもと気楽に飯を食う方がよい。そうさせてくれ。」


と断られたのであった。

しかし部屋は、曾孫たちの提案に従って下さったのだ。

一人、侍女をつけさせ休んでいただいている。




食事も終わり、一段落ついたところで、閣下の部屋を訪ねたのだった。


「どうぞ、中へお入り下さい。」


「ライヤーン閣下。改めて、お久しぶりでございます。」

「ローザントよ、久しいのう。」

「まさか閣下においでいただくとは思いもよりませんでした。」

「なに、弟子たちの鍛錬ついでに付いて来ただけじゃ。そうじゃの。座って少し酒に付き合わんか。」


と、テーブルに出された酒は『アイスワイン』?


「済まぬがグラスを2つ持ってきてくれぬか。」

「畏まりました。」


侍女はグラスを持ってきて酒を注いでくれる。


「後は爺同士の語らいの場じゃ。お前さんは休んでいいぞ。」

「いえそういうわけには参りません。」


それはそうじゃ。侍女というもの部屋の主より先に休むなど…


「控室にある『ガボンプリン』を片付けてもらおうと思ったんじゃが…」

「はい!わかりました!失礼いたします!」

「フィロルウェインに言わすと『甘味は正義』だそうじゃ。」

「…なるほど…言い得て妙ですな。」

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