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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
姫百合騎士団団長
519/613

9話 ---小手調べ---

まずは小手調べとばかり、団の子らはそれぞれに切りかかってゆくが…固い。

防御強化はかなりのものだ。


<キン!ガッ!>「あっ!」


ファルシオン殿は強引に剣を弾き飛ばし、胴を切ってゆく。

『ほんとに幼子か?』と思わせるパワーだ。


フィロルウェイン殿は……緑魔力?


「きゃっ!」「いやん!」「あん!」


速度強化術で団の子らの間を駆け抜け私に迫ってくる。

それもすれ違いざまに彼女らの尻を触ってだ。

私はとっさに剣で防御した。


<ガキンッ!>


彼は私の防御に合わせ、剣を持つ方の手で切りかかってきたのだ。

ナント素早い反応だ!


「フィロルウェイン殿。少々おいたが過ぎるのでは?」


可愛い顔をしていながら尻を触るなど、とんだエロ餓鬼だ


「いえいえ。これが当騎士団の流儀ですので、了承していただきたいのですが。」


何を言うかと思えば『流儀』等と…ふざけている。


「「「団長!私たちの仇を取ってください。」」」


<キン!キン!ザッ!ガキン!キーン!>


しかし…

腕は確かなものだ。

私の剣戟についてきている。


「フィロルウェイン殿もライヤーン将軍から剣の手ほどきを受けているのでしょう、ならば私の弟弟子ですね。」

「そうですか。道理で剣筋が師匠に似ているはずですね。お名前をうかがっても?」

「姫百合騎士団団長イルミナス=ラウトという。」

「そうですか。それでしたら『ルミ姉さん』とでもお呼びすればいいですか?」


という会話を剣戟の最中にするぐらい余裕のようだ。

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