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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
姫百合騎士団団長
517/613

7話 ---新入団員---

当騎士団に新入団員が入りました。


「バッヘン家より参りましたエドルーゼ=バッヘンです。成人直後の若輩者ですので、ご指導よろしくお願いします。」


王妃様の推挙での入団だが、話ではルーシフェル殿下といい仲らしい。

妃殿下目的の箔付けならお帰り願いたいところだ。


「私は団長のイルミナスだ。まずは腕が見たい。そうだな、セルフィン。相手を頼む。」

「はい団長。」


私もそうだが彼女も風属性だ。纏ってる気で判る。

それならばと同じ風属性の騎士を当ててみたのだが…



「…まいりました。」


圧倒的…とまでは言わないが、相当な実力を持っている。

それに所々、『無敗将軍』(おじいさん)の色が見えた。

これは私直々に確かめねば。



「連続で悪いが、私とも手合わせ願えないか?」

「はい、お願いします。」



うむ、速い!

これでは団員の誰も勝てないであろう。

基本の型は、騎士のそれに準ずるが、やはり将軍おじいさんの色が見える。


「其方の剣。誰に習ったものかな?」

「幼き頃、今は亡き実父に習ったものにございます。」

「しかしそこまでの腕に昇華するには、どこかで修練を積まねばたどり着けまい。」

「はい。先日までルーフィン公爵家騎士団に場を借りて修練しておりました。」


『ルーフィン家騎士団』…やはりライヤーン将軍の元であったか。


なんとも羨ま…もとい。この腕も納得いく。

私は距離を置き剣を収めた。


「試すような真似をしてすまなかった。エドルーゼ。我が姫百合騎士団は其方の入団を歓迎する。」

「…といった次第です。ミレニアム王妃様」


私は、エドルーゼと団員との腕の差を、王妃様に報告した。


「それは由々しき事態ですね。やはり団内のみの鍛錬では成長に限界があるようですわね。」

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