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3話 ---剣型稽古---
「おじいさん。自然に剣が降れるようになったよ。」
最初は意識してだったけど、今では、常に自然体で剣が振れるようになった。
「ほほう、上達が早いのぅ。さすればこういったのはどうじゃ。一の型」
おじいさんは今度は型を教えてくれた。
「こうかな?」
「いいや、こうじゃ。」
「う~ん難しいな。」
「まぁ、地道にやっていくことじゃの。」
数日して、
「おじいさん、一の型。出来るようになったよ。」
「そうか、では次は二の型じゃ」
それからは数日ごとに。型をひとつづつ教えてくれるようになった。




