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オプティカルマジック  作者: 愉魅夢
ルーフィン家騎士団への来訪者
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1話 ---王族来訪---

兵役は、貴族としての義務である。

成人貴族男子は一定期間、軍か王家騎士団に身を置く必要があるのだ。

一応、王族にも兵役があるとのことだ。



ルル兄は成人して将校見習いとして次兄の元で修行中らしい。

王族だから、下にはおけないし、新人だから上にも置けない。

まあ無難な配置ではないだろうか。


ルゼ姉は、王家の姫百合騎士団へ入団した。女性王族護衛専門の騎士団で女性ばかりで構成されている。こちらも新人として修業中だそうだ。



女性の場合、兵役は課せられないが、兄弟の代わりに出ることはたまにある。

ルゼ姉はどちらかというと剣の腕を見込まれてスカウトされたというところか。



「で? その修行中のルル兄とルゼ姉が何でここにいるんですか?」

「ん、我はちゃんと兄上に許可をとったぞ。『無敗将軍の鍛錬を受けてくる』と」


兵法だ、指揮系統だ、まだまだ学ぶことがあるだろうに…王権乱用か?


「わ、私は、王妃様の護衛兼ルーフィン家騎士団の視察引率です。」

「ヒロちゃん。お邪魔してるわよ。」


ミレニーちゃんも一緒だ。

ほんとにルル兄も王妃様(ミレニーちゃん)も自由すぎる。


それと…


「まあ、この子がフィロルウェイン様?」

「この模擬剣、大人用よ」

「こっちの子がファルシオン様?かわいい♡」


姫百合騎士団の騎士さんたちも一緒だ。


「はいはい。皆さん。ヒロちゃんとハルちゃんが可愛いのは解りますけど、今日は視察に来たんですよ。…でもそうよねぇ。ヒロちゃんとハルちゃんを模擬戦で負かしたら二人をプニプニすることを認めましょう。いいですか?ヒロちゃん、ハルちゃん?」


毎度いつもの爆弾発言だが…僕らに拒否権はないんだろうなぁ…


[師匠~(涙)]


[ヒロよあきらめよ。それより、あ奴らの目を覚まさせるために一つ揉んでやれ。]


えっ!揉んでいいの。

それなら僕、頑張っちゃう。

「ヒロ様。どこを御揉みになるのですか?」


ギクッ!

ラーヤが怖い。


「ヒロ様が揉んでいいのは私の肩と腰です。」


ラーヤの願望があふれ出た。

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